記事はまず、日本人がいかに愛国を話題にしないかを紹介。親や故郷、母校は愛するものの、「愛国を口にするのには抵抗があるようだ」と伝えている。愛国という言葉が学校の教科書に盛んに出てきて、街中にスローガンとして掲げられている中国人にとって、愛国を語ることはごく自然なことなのだろう。記事の中国人筆者は、「愛国が身近にあるのは中国だけでなく米国も同様であり、日本は例外的な国」だと強調している。
ではなぜ日本人は愛国をあまり口にしないのだろうか。記事は「知識人が愛国に抵抗感を持っているため」と分析している。戦時中、学者などの知識層が戦争に反対したが政府はそれに取り合わず、むしろ非国民扱いしたことに彼らは不満を抱いていると説明。それら知識人は社会に強い影響力を持っているため、若者を中心に今の日本人は愛国に興味を失っているのではないかと伝えた。
さらに、「戦争の歴史への否定的な感情」もあるという。戦後の日本人は、日本が戦時中に行ったことを知り、「戦争の歴史は恥」という感情を持っていると分析。また、同じ敗戦国でもしばらく徴兵制度のあったドイツと違い徴兵制度を廃止したこと、戦後米国に占領されたことも、愛国の概念を弱める結果になったと伝えている。
日常的に愛国が強調され、愛国者たることを求められている中国人にとっては、日本は極めて特異な国と感じるのだろう。
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