記事はまず、当時の清国内では太平天国の乱の後、洋務運動が始まって西洋の武器を学び、工業の近代化に着手したと紹介。日本ではこれに少し遅れて明治維新が始まったと伝えた。ところが、30年後の日清戦争で先に改革をスタートさせていたはずの清が日本に負けたと悔しそうに述べている。
また、日清戦争時の清軍は西洋式の軍服を身にまとい、西洋式の銃を持ち、ガトリング砲などの連射火器も装備していたと紹介。ドイツ軍から顧問を招聘してドイツの戦術も学んでおり、どこからどう見てもアジア最強の軍隊だったはずだが、「それは表面的なものに過ぎなかった」と指摘した。
具体的には、清の精鋭軍はその内部が「腐敗と無知で満ちていた」と分析。士官は基本的に軍事教育を受けていない人ばかりで、士官選抜の基準は「弓矢に秀でて勇猛」という昔ながらの基準だったという。これは北洋艦隊も同様で、最新の装備を持っていたものの、相応する戦術と思考が足りなかったと指摘。「盲目的に表面を真似た」だけで、西洋の「制度」を採用せず、「既得権益を手放せなかった」ことが敗戦の大きな要因だったと論じた。
こうしてみると、日本が清に勝利したことは必然の結果だったとも言えそうだ。
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