中国のポータルサイト・百度に15日、「日本企業の福利厚生はどれほど優れているのか」とし、多種多様な福利厚生制度について紹介する記事が掲載された。

 記事は、従業員の忠誠心や業務上のモチベーション向上を目的として、日本企業が各種保険、残業手当、ボーナスといった基本的な福利厚生に加えて、様々な名目の補助や手当を出しているとし、その一例を紹介。
まず、大手企業を中心に社員食堂やカフェテリアが設けられており、従業員の食事負担を軽減していると伝えた。

 また、テレワークの導入により近ごろでは見直しが進んでいるものの、多くの企業では通勤手当が支給されており、一部企業では住宅手当も存在するとした。また、遠く離れた場所に赴任する際には引っ越し代金や赴任先住居の家具調達費用の大部分を会社が補助するケースも少なくないと紹介している。

 さらに、日本の会社は従業員の健康管理も重視しており、定期的に検診の機会を設けているほか、オフィスにフィットネスルームやマッサージサービスなどを導入している企業もあると説明。結婚や出産時には祝い金が支給されたり、扶養家族がいる社員に「家族手当」が支払われたりする会社もあると伝えた。

 記事はこのほか、日本の企業で導入されているユニークな福利厚生制度として、メイクにかかる費用を補助してくれる「美容手当」、1日6時間の睡眠を週5時間取ることでポイントが獲得できる「睡眠手当」、業務上で同僚を支援することでポイントを貯め、景品と交換できる制度、さらには自社で開発した2次元アイドルキャラクターとの婚姻届が提出できる制度などを紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
造船大国で知られる日本に今、空母を造る能力はあるのか?
中国人観光客が感嘆「日本はこんなに多くの物事を、古代中国から学んでいたのか」 
日本人の一日三食を見て、中国人が率直に思ったこと=中国メディア
日本をここまで発展させたのは、やはり「学び」の強さだと思う
エネルギー革命、大国の中で真っ先に脱落する国はこの国だ!
編集部おすすめ