記事はまず、日本人は「仕事に対してまじめだ」と紹介。「仕事人間」という形容は、伝統的な日本の考え方では誉め言葉になるほどだと伝えた。最近の考え方は変わってきているが、戦後の「劇的な経済復興の奇跡」が、日本人の「まじめな仕事ぶり」にあったのは事実だろう。中国では、おおらかな国民性のためか勤務態度も緩く、日本人がまじめに感じるのかもしれない。
なぜ日本人はそれほど仕事に打ち込むのだろう。記事は、「仕事に対する考え方」が中国人と違うと紹介。日本では伝統的に終身雇用の制度があったことにより、転職をする習慣がなかったため、「組織に忠誠を尽くす」という考えがあると伝えている。上司の命令は絶対で、仕事が終わっても付き合いで同僚と酒を飲んだり、無報酬で残業や休日出勤したりすることもよくあるとした。
また、「同僚の目を気にする」心理も働いていると紹介。自分だけ休暇を取るのは気が引けるので取りにくく、仕事が終わっていても誰も帰らないので帰れない、などの無駄が目立つと指摘する一方で、こうした組織に忠誠を尽くす伝統や集団を優先する心理があるからこそ、日本人は一生懸命働くのではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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