国家間の移動があいかわらず難しい状況であるが、中国人の留学熱は収まらない。特に、日本への留学を希望する学生は引き続き多く、今もたくさんの学生が入国状況を固唾をのんで見守っている。
そんな中、中国メディアのテンセントに「日本は今でも本当に留学する価値のある国なのか」という記事が掲載された。記事は二つの理由から、日本の大学には今も留学する価値があると論じている。

 1つ目の理由はコスパ。日本の学費、生活費などをすべて合わせても月13万程度。この金額は「中国の一般家庭にとって手の届かないお金ではなく、がんばればなんとか留学させられる額」と述べている。しかも、ヨーロッパやアメリカへの留学に比べればこの金額は安いため、費用の負担も少ない。

 さらに、もう1つの理由は「大学のレベルが高く、就職に有利だから」というもの。筆者自身が日本への留学経験のある人物のようで「最初はアニメやオタク文化への関心から日本に行きたいと考えた。しかし、文化への関心だけでは、日本での留学生活のモチベーションにはならない。卒業後の将来を見据えて、日本でしっかりと学ぶ姿勢のある学生にとって日本の大学は学べることが多い」と述べている。

 結論として「私自身、日本に住めば住むほど日本が好きになってきている。実際に日本に留学で来てみて、本当に良かったと感じている」と述べている。
長い歴史を通じて育まれてきた日本の高等教育。その魅力は、今も留学生を惹きつけてやまない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


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