中国のポータルサイト・百度に8日、日本で長い間生活しているとすっかり変わってしまう中国人の生活習慣について紹介する記事が掲載された。

 記事は、留学や仕事によって日本での生活が長くなると、知らず知らずのうちにそれまでの生活習慣が日本の環境に合わせて変わっていき、いつしか日本の生活習慣が「当たり前」になるという経験を、多くの在日中国人がしてきたと伝えた上で、その典型的な例を4つ紹介している。


 まず1つめは、果物を買う時に「斤」単位で考えなくなるというもの。「斤」とは中国で500グラムのことを指し、市場で野菜や果物、肉、魚などを購入する際、ほとんどの場合この「斤」という単位を使って量り売りされる。一方、日本では果物をそもそも重さで買うことは少なく、多くの場合は「個」単位で購入することになるため、「斤」の概念がいつしか薄れていくとのことだ。

 2つめには、多機能で清潔なトイレを挙げている。便座の温度が調節でき、消臭機能がある多機能便座による快適な空間に最初は何となく落ち着かないものの、ある程度時間が経つとむしろこちらの方に慣れ、逆に、中国国内のトイレ環境が落ち着かなくなるというケースもあるようだ。

 3つめは、水道水を直接飲むようになること。中国にいた時には水道水を煮沸して湯冷ましを飲むことが当たり前だったにもかかわらず、日本にやってきて「日本の水道水は直接飲める」という事実を知ると、途端に煮沸することが面倒になり、コップに直接水道水を注いで飲むようになるとした。

 そして、4つめは、自動車の運転席の位置だ。運転席が右側にあり、自動車は道路の左側を走り、左折は楽だが右折をする際には対向車に注意する必要がある、というのは全て中国とは逆であるため、最初は自分で自動車を運転しなくとも乗っているだけで非常に緊張するが、時間が経つにつれて完全に日本の交通習慣が自身の中で「当たり前」になっていくと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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