記事はまず、「墓を大切にする」習慣があるのは日本人も中国人も同じだが、「亡くなった人は自分たちを守ってくれる存在になる」という考えは日本特有のものだと紹介している。これは神道の考え方で、多くの中国人が信じている仏教の「極楽浄土」とは一線を画していると説明した。
そのため、葬儀にも違いがでてくるようだ。仏教の場合、葬儀は「極楽浄土に送る」ために行われるが、神道では「故人を家に留めて守護神にする」ための儀式となっていると違いを伝えた。「先祖がずっと子孫のそばにいる」という考え方は、中国人にはなじみがないようだ。
では、日本と中国の「墓」にはどのような違いがあるのだろうか。記事は中国では「個人墓か夫婦墓」が一般的なのに対し、日本の墓は大抵家族が一緒の墓に入る「家墓」だと紹介した。日本でも、家墓が習慣になったのは火葬が広まった明治以降のことだ。記事では紹介していないが、中国では墓地が不足しており、将来的には日本のような「家墓」の習慣が取り入れられるかもしれない。
記事が指摘する日本と中国の死生観の違いは、主に仏教と神道の違いと言えそうだ。日本の仏教はインドから中国経由で伝わったとされているが、日本の仏教は独特な発展を遂げたため、中国の仏教とは思想を始め、様々な点で違いがみられるのが現状だ。
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