猛暑の年となった2018年。異常ともいうべき酷暑は日々容赦がない。
■ちょっとしたコツで涼しい風がシャツの中を駆け巡って、極楽なウェラブル扇風機!
バッテリー駆動の小型携帯扇風機が大ブーム。100円均一ショップや家電量販店でも売り切れ続出だ。炎天下の中、それで顔や首筋に風を当ててしのいでいる女子の姿も珍しくないのが、今年の酷暑ぶりを物語る。しかし携帯ファンは片手がどうしても塞がってしまう。しかも服の中に風を送り込むには風量が弱いことも多い。
ならば服の中から風を巻き起こしてみては? という逆転の発想を持った製品がサンコー株式会社(東京都千代田区)の『持たないUSB充電式扇風機 腰ベルトファン』(希望小売価格 税込1,980円・2018年7月9日発売)だ。
見た目はクルマ用ドリンクホルダーのようなコロッとした形状で、これが本当にベルトに装着して安定するのか不安を抱く。
見た目ほどには重くないが厚みがあるのはやはり風力を生むためにファンのサイズを大きくしたためだろう。充電はMicroUSB経由。フル充電には約4時間かかるが、一度充電してしまうと粘り強く動く。
基本の装着方法はベルト。風を上に向けて出してシャツの中に風を送り込むのが基本だが、ズボンの内側に装着して風を下に向けるように装着するとズボンの蒸れが解消されるという。
でも結構な膨らみになってしまうので、実用にはかなり抵抗がある。
風量は3段階切り替え。炎天下などでは最強にしたいものだが、キーンという駆動音は結構派手。弱にしていればそれほどうるさくないが、強にすると屋外でも結構聞こえるレベルの騒音。電車やバスの中ではかなり目立ってしまうこと確実だ。まあ熱中症寸前なのだとしたら、世間の目など気にしている場合ではないと思うが。
今回試用して一番助かったのは、バス出発前、省エネでエンジンとともにエアコンが止められ、なかなか発車しなくて乗客もまばらで車内温度急上昇という局面。まさに助かった、というくらいの風で涼ませてくれた。
ただこの『持たないUSB充電式扇風機 腰ベルトファン』、本当の実力を実感するためにはベルトにつけるクリップ以外に、シャツなどを挟むミニクリップを活用するのが鉄則。
シャツと肌の間に風のとおる空間を作るためにベルト用クリップの反対にあるミニクリップでシャツの布地を挟む。これで隙間ができて、風が通りやすくなる。それでもオーバーサイズ気味のシャツや姿勢によっては送風口を塞いでしまうので注意。そんな時にはシャツ内部を広げるように空間を作り、反対側に風の出口を作るようにシャツの首元などを広げると風が通り抜け、非常に涼しくなる。これはもう炎天下では極楽だ。
公式サイトでは二台同時に駆動して、首の後ろに装着してなどアグレッシブな使い方が掲載されているが、落下の危険を感じるので柔らかい布地の服では気をつけたほうがいい。記者は単純に座席に座った時に外れて落ちそうになる局面があった。
記者はすっかりメタボ気味なので、一番使いでがあったのは、目的地への到着時のクールダウンタイミング。移動中も自分だけ風を浴びているというのはうれしいのだが、それよりも到着時が重要。社内などは最近、エアコン設定温度が高めのところも多いので、到着した際に、それまで動いていたせいで、汗が噴き出すことがある。そんな時に使うと、エアコンが効いている室内なので、ものすごく涼しい風を感じることができる。
入手は公式サイトや東京・秋葉原にある「サンコーレアモノショップ」実店舗で可能だ。
【スペック】
風量:弱・中・強の3段階の切り替え
電源:容量1,200mAh/18650リチウムイオンバッテリー/MicroUSB充電
充電時間:約4時間(充電中使用も可)
連続駆動時間:弱・約4時間 中・約3.5時間 強・約3時間
サイズ:W78×D63×H80mm
重量:127g
付属品:MicroUSB充電ケーブル(長さ約130cm)、日本語取扱説明書
製品保証:6ヶ月間











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