ハチ食品から発売中の『蜂カレー』を食べたことはあるだろうか。日本初の国産カレー粉を開発した薬種問屋「大和屋」を前身に持つ同社が、現代風にアレンジしてリニューアル発売した商品だ。
■すべて国内工場で生産。伝統のカレーを手軽にご家庭で!
ハチ食品株式会社(大阪市)から発売されている『蜂カレー(カレー粉)』(40g・希望小売価格 税抜350円・発売中)は、1845年(弘化2年)に創業し、同社の前身である薬種問屋「大和屋」の二代目・今村弥兵衛が開発した日本初の国産カレー粉の調合を元にリニューアルされた商品。
この「蜂カレー」は1905(明治38)年、当時の大和屋二代目・今村弥兵衛が日本で初めて国産カレー粉を開発した調合を伝承。さらに現代人の嗜好を踏まえ、22種類のスパイスを調合して新たに開発されたリニューアル商品となっている。
パッケージには発売当時から変わらず「蜂のマーク」がデザインされている。ということは、この「蜂カレー」にはハチが入っているの?
いや、実は「蜂カレー」に蜂やはちみつは入っていない。ネーミングの由来は、前出の大和屋二代目・今村弥兵衛が薄暗い蔵の中でカレー粉の試作に取り組んでいるとき、ふと顔を上げると窓に1匹の蜂が止まっていて、その蜂に朝日が注がれ、黄金とも飴色とも言えるような輝きを放ち、なんとも素晴らしい光景に見えたため、このカレー粉に「蜂カレー」という名前をつけたそうだ。
ちなみに、この蜂は何の種類なのだろうか。記者が予想するに、フォルムや縞模様はミツバチではなく、スズメバチではないかと思う。スズメバチもミツバチに並ぶ社会性昆虫の一種で、非常に勤勉。ハチ食品株式会社も、そんな勤勉な人たちに支えられた会社なのだろう。
「蜂カレー」の生産は、すべて国内工場で行われているため安心。
カレー粉自体は、非常に深みのあるカレーらしい芳醇な香り。今村弥兵衛が漢方薬のしまってある蔵に入った際、海外から輸入されていたカレーの匂いがウコン、唐辛子といった香辛料に似ていることを発見。それ以来、カレー粉製造に勤しんだという経緯がある。つまり、この心地よい香りは漢方薬が由来なのだそうだ。
それでは、実際にカレーを作って味をチェックしてみたいと思う。
■通販限定のギフトセットは贈り物に最適!
発売元のハチ食品株式会社が大阪の会社なので、カレーを作るときは牛肉を使うように味がチューニングされているのではないかと考えた。ただ、関東ではカレーといえば豚肉が多く使われる。ここは、あえてポークカレーを作ってみた。
心配は杞憂に終わった。
「蜂カレー」はどんな肉でもよく合う、コクがあって非常にまろやかな舌触り。スパイス感もしっかりとあるので、これぞ“本格派カレー”といった奥深さを感じる美味しさだ。
「蜂カレー」には、上の写真のようにカレー粉(中央)のほか、カレー粉を使用した「カレールー」(左・200g・希望小売価格 税抜500円)、さらにそのカレールーを使用したレトルトタイプの「本格ビーフカレー(中辛)」(右・180g・希望小売価格 税抜380円)をラインナップ。
「本格カレールー」も、フレーク状のルウなので量の調節がしやすく、チャック付きの袋を使用しているので残ったルウの保存が可能だ。
また、同社の通販サイト限定で「蜂カレー ギフトセット 化粧箱入」(セット特価 税別1,500円)も発売中。贈り物用として、お早めに!
なお、「蜂カレー」の購入は全国のスーパーや雑貨店、および同社オンラインサイトへ。











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