タピオカミルクティーブームの核心は、やはりタピオカでんぷんによるもちもち食感。その流れを受け、急増している『もちもちコンビニスイーツ』を集めて、食べ比べをしてみたい。
■もちもち加減はその原料でほぼ決まる! あなたの好きなモチ感はどれ?
古くはアイスクリームをもち生地で包んだ「雪見だいふく」(ロッテ・1981年~/求肥使用)、20年以上の愛され続けている「雪苺娘(ゆきいちご)」(山崎製パン・1998年~/求肥使用)など、もち食感で人気のスイーツは今日に始まったものではない。
ただ近年のタピオカミルクティーブームで、タピオカでんぷん由来のもちもち感に改めて目覚めた民衆が、さらなるもちもち感を求めているのも事実だろう。そしてその主な主戦場といえばコンビニスイーツシーン。そこで種類別にもちもち感を食べ比べてみた。
■伸びの良さが魅力です! 【求肥(ぎゅうひ)部門】
■『モチクルン -おもちでくるんプリンケーキ-』
まずはローソンの話題作『モチクルン -おもちでくるんプリンケーキ-』(希望小売価格 税込255円・2020年1月14日発売)。ほろ苦いカラメルがアクセントのプリン・生クリーム・スポンジを組み合わせた和洋折衷スイーツで、もちもち感は求肥(ぎゅうひ)由来の伸びの良いもっちり。プリンのぷるんとした食感との合わせ技でもちもちぷるんという不思議な食感が味わえる。
求肥というのは、粉状のもち米に水と砂糖を足して火にかけて練ることで粘りを出す和菓子によく使われる食材。「羽二重餅」「ゆべし」「ボンタンアメ」が求肥使用の有名菓子だ。
求肥を使ったもちコーティングでのび~る、のび~る。マシュマロのような感覚だ。
■『モチクルン -おもちでくるん苺レアチーズ-』
「モチクルン」シリーズからもう一つ。ローソン『モチクルン -おもちでくるん苺レアチーズ-』(希望小売価格 税込255円・2020年1月14日発売)。こちらも求肥由来というもち感の理由は同じ。
こちらはふわふわのチーズクリームと甘酸っぱい苺のソース・スポンジを組み合わせているのが違いだ。もちもちの求肥にレアチーズクリームのふんわりでもっちりふんわりな食べ心地。
乾燥いちご、ストロベリー濃縮果汁などを使用して、甘すぎず、さっぱりしたおいしさを実現している。
■お餅そのもの!【もち粉部門】
■『マシュマロ食感!生チョコクリーム大福』
セブン-イレブンの『マシュマロ食感!生チョコクリーム大福』(希望小売価格 税込138円・2020年1月14日発売)は、マシュマロのようなふわふわとした食感の大福生地に、なめらかな生チョコクリームを包んだ洋風和菓子構成が特徴だ。「SixTONES×SnowManコラボキャンペーン」タイアップ商品としてもおなじみ。
もちもち感の理由はもち粉そのものを使っているので、当然優れている。老舗和菓子店の大福風のもちもち感が素晴らしい。
■ヘルシー感はあるけれど… 【こんにゃく粉部門】
■『ウチカフェ タピオカいちごミルク果肉入り』
ローソンのドリンク製品から『ウチカフェ タピオカいちごミルク果肉入り』(240g・希望小売価格 248円・2020年1月14日発売)。いちご・ラズベリー・カシスの3種のベリー果汁を使用し、甘酸っぱく仕上げており、いちご果肉とブラックタピオカのダブル食感を合せて楽しめるとの売り。
もち感の由来は黒いこんにゃく粉。ブラックタピオカ感を演出しているが、タピオカでんぷんは使用していない。原材料名はこんにゃくブラックタピオカ(こんにゃく粉)となっていた。
爽やかで甘酸っぱくてやさしいいちごミルク味だが、タピオカのもちもち度は、本物のタピオカと比べると弾力がかなり弱い。さっぱりしてヘルシーなこんにゃく感なので、もちもちフリークには物足りないかも。
ただこんにゃくブラックタピオカの合間に時々苺果肉がサクッと入ってくるのは新しい。面白食感としては新機軸だ。
入手は各コンビニエンスストアで可能だ。











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