「チャパグリ」という韓国料理をご存じだろうか。大ヒット韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に登場して話題となった、2つのインスタント麺を組み合わせて作るアレンジ料理だ。
■ひと言でいうと、少し焦げた香りと味わいが特徴のジャージャー麺か
第92回アカデミー賞最多4部門受賞した大ヒット韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に登場し、食べてみたい! と作る人が続出した「チャパグリ」。映画に登場する家政婦が爆速で作ったことでも印象的な韓国定番のB級グルメだ。
使用するのは「辛ラーメン」で有名な農心ジャパンの販売するインスタント袋麺「チャパゲティ 袋麺」(オリーブオイルを使ったジャージャー麺)と「ノグリラーメン 袋麺」(太麺と海鮮スープを使った辛いラーメン。日本人の感覚ではうどんに近い)の2種類。この2つを合体させて、お好みでお肉や野菜をトッピングするだけ。少し焦げたようなクセのある味わいが特徴だ。
これを調理ゼロで食べられるようにカップ麺で再現したのが『ANGRY(アングリー)チャパグリカップ』(114gうち麺91g・実勢価格 税込258円・6月上旬、都内ファミリーマートにて購入)。ちなみに辛さは好みに合わせて食べられるよう2種類用意されており、激辛の『ANGRY(アングリー)チャパグリカップ』とオリジナルの「チャパグリ」が販売されている。今回食べるのは激辛の方。
パッケージには、目が炎となった「ノグリラーメン 袋麺」のキャラクターをセンターにしたデザイン。
作り方は日本のカップ麺と同じ。ベースはジャージャー麺なので、湯切りを行うスタイルだ。小袋は後入れなので間違えないように。
粉末スープと調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。
見た目はこげ茶色。海鮮やソースの香りというより、少々焦げたような香りが目立っている。うーん、味の予想が付かない。
そんな不安を抱きながら、いざ実食。
見た目に反して、味はイマイチつかみどころのない印象。ソースの味はするし濃いのだが、なんというか旨味成分がほとんどない。口の中で空気を含ませるとようやく実感するのだが、ガツンとした味わいがないのだ。
それに反して、辛さはかなり強め。ヒリヒリっとした唐辛子系の辛さが舌や喉を刺激する。耐性のない人にはかなりつらいだろう。食道も熱を持っている気がする。お口直しは必須。(食後3時間たっても胃が熱い)
具材は調理大豆蛋白、かまぼこ、昆布、にんじん、わかめと豪華ラインナップ。とくにわかめは量が多く、食感のアクセントにもぴったり。かまぼこはノグリのキャラクターがプリントされた癒し的存在だ。味もしっかりついていて美味しく食べられた。
「パラサイト 半地下の家族」で話題となった「チャパグリ」。少し旨味が控えめだったのが残念だが、映画のように牛肉と一緒に作ったり、マヨネーズをいれると美味しく食べられそう。色んなアレンジが出来そうなカップ麺だ。
ファミリーマートほかで発売中。











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