子どもから大人まで好きな人が多い「プリン」。どのコンビニにも必ず置いてあり、種類も豊富。
今回、大手コンビニ、セブン、ファミマ、ローソンをまわり、どのコンビニにも大体置いてある人気商品3種と、PB商品2種の計5つを比較・検証する。最後に記者が一番オススメするプリンも発表するので、ぜひ確認してみて。 
■コンビニに置いてあるには理由がある!プリン界のレジェンドたちが勢ぞろい!

【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
会社の近くのローソンにはPB商品のプリンは置いていなかった為、PB商品はセブン、ファミマの2つのみ
そもそもプリンとは、牛乳と砂糖を混ぜた卵液をプリン型に流したものを加熱して、カスタードを凝固させたものを呼ぶ(カスタードプリン)。しかし、市販のプリンを確認すると、ゼラチンや寒天などの凝固剤を使用して固めているものが多く存在する(ケミカルプリン)。今回選んだプリンにも、凝固剤が入っているものが多かった。
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】


今回、比較・検証する商品はこちら。
  • 『プッチンプリン』(江崎グリコ)
  • 『森永の焼プリン』(森永乳業)
  • 『メイトーのなめらかプリン』(協同乳業)
  • 『ファミリーマート限定 喫茶店のレトロプリン』
  • 『セブン窯焼きとろ生カスタードぷりん』

PB商品以外の3つの商品に共通するのは、どれもロングセラー商品だということ。調べてみると、なんと、『プッチンプリン』は1972年発売で約50年、『森永の焼プリン』は1994年発売で25年超え、『メイトーのなめらかプリン』は1999年発売で約20年というラインナップ。コンビニには、プリン界のレジェンドたちが鎮座している。

■比較・検証結果を発表! あなたはどれにする?
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】

 【価格(8%)】、【内容量】、【美味しい度】、【お買い得度】の観点で各商品を比較し、記者の主観で順位付けたものを発表する。
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
各プリンの特徴と、オススメする人などはこちら。 『Bigプッチンプリン』(江崎グリコ)バターと練乳の甘味が効いた、かなり甘めのプリン。
大きくて甘いプルンとしたプリンが食べたい方 『森永の焼プリン』(森永乳業)サッパリしていて、食べやすい焼きプリン。焼き目と生地で二度美味しい。焼きプリンが好きな方 『メイトーのなめらかプリン』(協同乳業)ミルクプリンのようにクリーミー。とろけるようななめらかなプリンを食べたい方 『ファミリーマート限定 喫茶店のレトロプリン』昔ながらの固めでカラメルの苦みもしっかり味わいたいプリンを食べたい方 『セブン窯焼きとろ生カスタードぷりん』なめらかなタイプが好きで、カスタードの味が好きな方 ■ギネスの世界記録にも認定された『Bigプッチンプリン』
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
1972年発売のロングセラー商品。1個160gあり、これ一つでお腹一杯になりそう。
 2013年時点でシリーズ累計販売個数が51億個を突破し、「世界一売れているプリン」としてギネスの世界記録にも認定された、江崎グリコ(大阪府)『Bigプッチンプリン』(160g・希望小売価格 税込151円(8%)・発売中)。商品の大きな特徴は、お皿の上に”プッチン”して食べることができること。容器の底にあるつまみ折ると「プルル~ン」とプリンが出てくる。底にあるカラメルまでもがプルルンの形状だ。 一口食べると、他にはない、独特な甘さで、これは正直、好みが分かれると思う。原材料名には、バターと練乳の記載が。確かにこれは、バターのコクと練乳の甘さだ。
プルンとした独特な生地は、ゼリーにも近いような印象だが、原材料名に「寒天」の記載があり納得。 ■味、量、コスパのトータルバランスの総合得点が高い『森永の焼プリン』
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
こちらも1994年発売のロングセラー商品
  森永乳業(東京都)『森永の焼プリン』(140g・実勢価格 税込130円(8%)・発売中)は、香ばしい焼き目が特徴で、焼き目の部分と、なめらかな生地の2つの食感が楽しめる。表面に焼き目があるだけで、焼いてないプリンとは、だいぶ印象が変わると感じた。記者はこの焼き目部分が好きだが、プリンのなめらかさのみを楽しみたい人にとっては、この焼き目は要らないと感じるかも? 生地は甘過ぎず、サッパリしている。カラメルソースは甘く、ほんの少し苦みがある。過剰な甘味などはないので、甘いのが苦手な人でもこれなら食べやすいと思う。大きさも140g有り、しっかり食べたいときには嬉しいサイズ。大きいのに、値段も130円(税込8%)と良心的だ。サッパリしていて食べ応えがあるので、朝食の代わりに食べるのも有りだと思う。 ■とろんとろんで、とにかくなめらか!『メイトーのなめらかプリン』
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
1999年発売で、約20年の人気を誇っている

協同乳業(東京都)『メイトーのなめらかプリン』(105g・希望小売価格 税込111円(8%)・発売中)は、105gと小さい方だが、食べるとインパクト大。かなり「クリーミー」で、 生地の見た目も黄色ではなく、もはや「白」。ミルクの味が全面にでている印象。
プリンと書いてあるが、これは「ミルクプリン」というのが正しい気がする…! 

スプーンですくうと、かなり「なめらか」なのが伝わってくる。とても柔らかく、 噛まなくても飲めてしまうくらい。なめらか系のプリンが好きな人には、ぜひオススメしたい。クリーム系の味なので口にいれた瞬間は、ミルキーで甘めに感じるが、後引く甘さがくどくなく、むしろサッパリしている。カラメルは入っていないので、食べながら「味変」することはできないタイプ。

■甘すぎないのが良い! 『ファミリーマート限定 喫茶店のレトロプリン』
 
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
 ファミリーマート(東京都)『ファミリーマート限定 喫茶店のレトロプリン』(105g・希望小売価格 税込162円(8%)・発売中)。「レトロな看板」「レトロなプリン」のイラストが記載され、昔ながらの雰囲気満載の黄色い容器のパッケージはとても可愛く、女性から人気のありそうな雰囲気。 生地は昔ながらの固めのタイプで、味は全体的に濃く、ズッシリした生地で食べ応えがある。こちらの商品の特徴は、下にあるカラメルが”しっかり苦い”こと! 甘いだけではなく、焦がした感じの苦みが効いていて良い感じ。生地は卵のコクがあるが、甘さは抑えているので、甘すぎるプリンが苦手な人にもオススメできる。 ■カスタード好きな人におススメ! 『セブン-イレブン 窯焼きとろ生カスタードぷりん』

【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】


最後は、「THE SEVEN SWEETS」シリーズから出ている、セブン‐イレブン・ジャパン(東京都)『窯焼きとろ生カスタードプリン』(内容量の記載なし・希望小売価格 税込192円(8%)・発売中)。焼き目こそ無いものの、表面はやや固くしてあり、中のなめらか系の生地との違いを楽しいタイプ。
味はまさに「カスタード」で、シュークリームなどに入っているカスタードが少し固くなった感じ。

良い意味で癖がなく、食べやすい。今回食べたプリンの中で、生地が一番黄色かった。底にはカラメルがあり、味はやや苦みも感じる。大きいので食べ応えがあるが、他のプリンに比べると、 192円(税込8%)とやや高いのが気になるところ。デイリーの「デザート」や「おやつ」としていただくよりは、「ご褒美スイーツ」の部類に入るかも?

■記者が一番オススメするプリンはこれ!
【比較・検証】コンビニで購入できるプリンはどれが美味しいの? 【2021年版】
固めの生地が食べ応えがあり、美味しい!
 記者はあまり甘いものは得意ではなく、甘い物よりはつまみ派の人間だが、今回、食べ比べたプリンの中で一番気に入ったのは『ファミリーマート限定喫茶店のレトロプリン』だった。コクはあるが、甘すぎない生地、しっかり苦みの効いたカラメルソースもとても良く、コンビニプリンで、このレベルが食べられるのは凄いと思った。ぜひ一度、ためしてみてほしい! 
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