スタバことスターバックスといえばフレイバーやクリームなどを合わせた変わり種エスプレッソのイメージが強いが、普通のコーヒーが意外に美味しいことでも定評がある。中でも人気メニューの「パイクプレイス® ロースト」はブラックで飲みたい本格派の味わい。
アメリカはシアトルのパイクプレイスマーケット内に1971年にオープンさせたのがスターバックス コーヒーの発祥。今回はその名を冠した人気コーヒーメニューの登場だ。スタバで余計な飾りなしにコーヒーを味わう人ならお馴染みの味のそれは、コーヒー豆として購入している人も多いのではないだろうか。
もちろん今までもスタバのコーヒーをチルド式だが、コンビニで味わうことが出来た。ただ要冷蔵であったため手軽さに欠けていた。そこに缶入りのスタバの登場である。それもスクリューキャップで再キャップ可能なボトルタイプのアルミ缶! 移動しながら、ちびちびキャップを戻しながら飲むという現代のドリンク事情にぴったり合った形での登場は、待ちかねていた人も多いのでは?
ちなみにアルミ缶はかつての缶コーヒーの主流だったスチール缶に比べて軽量で風味が良く、近年続々と切り替えられている。殺菌処理に不安があるとされていた時代もあったが、ミルク入りの場合のみでブラックでは問題ないことから採用されることが多くなった。さらに加熱処理技術の発達により、今ではミルク入りメニューもアルミ缶発売が可能になっている。
さて問題の味を検証しよう。スクリューキャップを開けると確かにスタバの店内の香りがする! 無香料であるのに関わらず、これだけのコーヒーの香りを立ち上げるとは見事。
飲んでみると上質なコーヒー味に驚く。しっかりとした安定の苦味に柔らかい酸味が加わった味わいで、もはやこれは缶コーヒーの領域を飛び出す美味しさだ。まさにプレミアム。ただお値段の方も200円+税とプレミアムというオチが付くが…。
それでもコンビニで気軽に買えて、移動中や家での保存も飲用も手軽な缶タイプのスタバは実に素晴らしい。コーヒーはブラックで味わうけれど、缶コーヒーのブラックはイマイチだと感じている人にこそ飲んでもらいたい至福のコーヒー味。技術の発達ってほんと素晴らしいなと思った。











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