【駅弁レビュー】水木しげるの故郷、鳥取からの風味豊かな妖怪駅弁『ゲゲゲの鬼太郎丼』をおためし！

「ゲゲゲの鬼太郎」は、妖怪の故郷として知られる鳥取県の魅力を世界に広めた作品。 今回は、そんな水木しげる氏の故郷からインスパイアされた特別な駅弁『ゲゲゲの鬼太郎丼』（価格 税込1,600円）をご紹介しよう！


■「目玉のおやじ」の特徴的な姿を再現

この駅弁の最初の驚きは、「目玉のおやじ」。豆腐竹輪に練梅を添えてその特徴的な姿を再現しているそうで、食べ進むと妖怪たちが出現し、楽しさの絶えない構成となっている。

メインディッシュは、生姜で煮込んで柔らかく仕上げた鳥取牛。 鳥取牛の風味と生姜の爽やかさが絶妙にマッチし、深い味わいが特徴的。その風味と柔らかさを楽しみながら、鳥取の魅力を堪能できるのだ。
容器は特注の有田焼
そしてこの『ゲゲゲの鬼太郎丼』の最大のポイントとも言えるのは、容器に特注の有田焼を使用しているところ。一見シンプルな容器だが、食事を進めていくと器の内部に隠された妖怪たちが登場するのだそう。
それでは早速おためししてみよう！

■口の中で広がる甘辛さと、とろけるような食感がたまらない…！
牛時雨は甘辛の極み
ひと口食べてみると、ただの企画商品とは一線を画す、真の美味しさを堪能させてくれる一皿。

まず、目を引くのがその牛時雨。甘辛のバランスが絶妙で、冷めていてもその柔らかさは失われない。口の中で広がる甘辛さと、とろけるような食感が、味覚の舞台で主役を演じているのだ。
炊き込みのようなご飯の奥深さ
そして次に感動するのはご飯。炊き込みご飯を思わせるほどに、各食材の味が染み込んでいる。ささがき牛蒡の存在も忘れてはならない。繊細な甘さ、シャキシャキとした食感。全体の味をさらに引き立てる。
豆腐ちくわと梅で甘辛と酸味の共演
そして、目玉の一つである豆腐ちくわ。中には梅が隠れており、甘辛さとその酸味が絶妙なアクセントとなっている。これぞ、和食の美学とも言える組み合わせ。食べるたびに心地よい酸味が、味の深みを引き出してくれる。
食べ進めていくと妖怪が出現
有田焼の妖怪茶碗

ただの企画商品と侮ることなかれ。これは、料理人の情熱と技が詰まっており、食べた人の心を掴み、忘れられない味として記憶に刻まれること間違いなしだ。是非一度、この世界を体験してみてはいかがだろうか。
水木しげると鳥取県
この「ゲゲゲの鬼太郎丼」は、水木しげる氏の故郷の味と「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観を融合させた、ファンにとっては夢のような逸品。是非一度食べてみてほしい！

購入は鳥取駅にて。（東京駅、新宿駅、新大阪駅、広島駅、博多駅でも購入可能）
その他オンラインサイトでも購入可能だ。