不二家のホームページを見ると、商品のご紹介のコーナーに、「バレンタイン」という項目があって、そこには、「1枚ハートチョコレート(ピーナッツ)」という商品が紹介されている。
しかし、今日ご紹介する『ハートチョコレート ミニBOX』のピーナッツとアーモンドの2種類については、「バレンタイン」ではなく、「その他(チョコレート」という項目の場所に配置されている。

この『ハートチョコレート ミニBOX』の2種類を見比べて、一番大きな違いは、ピーナッツの方は75gなのに対し、アーモンドは52gとなっているところだ。ピーナッツの方の重さがアーモンドの1.5倍も重いのである。
おそらくナッツの比重よりもチョコレートの比重の方が重いと仮定すれば、ピーナッツの方が、チョコが多い、つまりナッツが少ないということなのだろうか。そのあたりの正確な情報はない。
ただ、カロリーについても同様で、ピーナッツがひと箱当たり429kcalに対し、アーモンドは301kcalと、こちらもピーナッツの方が約1.5カロリーが高い。やはり、ピーナッツの方がチョコ比率が高いということなのだろうか。

割ってみるとわかるが、ピーナッツは比較的大きな形のローストピーナッツが入っているのに対し、アーモンドの方は、クラッシュされ、しかもシュガーコートされている。
好みの問題が大きいと思うが、記者は、ピーナッツの方が、より香ばしいナッツらしい印象を持った。

もともと、不二家が袋入りの「(1枚)ハートチョコレート」を発売し始めたのは、実は1935年のこと。じつに発売以来80年近くも経つ、超ロングセラー商品なのだ。
この「ミニBOX」にも、ピーナッツのパッケージには、「since1935」と記されている。
2つ同じようなパッケージで並んでいるが、この両者の年齢差は77歳もある。じつに不思議だ。そんな他愛のないことを考えながら、小さなハートチョコレートをいただいた冬の午後。