ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続け...の画像はこちら >>

かみたばさんが「アンパンマン はじめてデジカメ」(通称アンデジ)に改造に改造を重ね、「現時点でのアンデジの最終到達点」と語るカメラ「アンデジHR」。「アンデジ」として残っているのはサウンドユニットのみで、撮影は別のカメラモジュールに任せるという逆転的発想で作ったカメラとのこと。

毎週グラビアを眺めていると思う疑問。それは「良い写真って何だろう?」「何をもって『良い』とするんだろう?」ということ。

そこで今回は、XやYouTubeでたびたびバズっているフォトグラファーの「かみたば」さんに注目。「かみたば」さんは、ゲームボーイの周辺機器「ポケットカメラ」や子供向け玩具のカメラを独自に改造して、味のある写真を撮影しているフォトグラファー。いわばグラビアカメラマンとは正反対に位置するカメラマンに、作例を見せていただきながら、「良い写真とは何なのか」という疑問に答えていただきます。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
上記「アンデジHR」で撮影された写真。「これまでのアンデジとは比較にならない高画素・高画質化を実現しましたが、ちょっとオーバースペック過ぎたかもしれません。やり過ぎました、反省しています」(かみたば)。

上記「アンデジHR」で撮影された写真。「これまでのアンデジとは比較にならない高画素・高画質化を実現しましたが、ちょっとオーバースペック過ぎたかもしれません。やり過ぎました、反省しています」(かみたば)。

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■そもそもなぜ低スペックのカメラで撮影を?

――「良い写真とは何なのか」という話の前に、そもそもなぜゲームの周辺機器やおもちゃのカメラで写真を撮るようになったのか、きっかけから教えていただけますか?

かみたば 変なカメラを使ってばかりいるので、これはよく聞かれる質問です(笑)。ひとことで言えば、「写真表現の限界に挑戦したいと考えたから」です。

私が使っているカメラは、(一応)カメラとして生まれた「トイカメラ」と、一般玩具にカメラ機能が付いた「カメラ付きトイ」の2種類に分かれます。いずれも一般的な写真機と性能を比較すると、スペック面では大きく劣るプロダクトです。

例えば画素数ひとつを取ってみても、昨今の一般的なミラーレスカメラのスタンダードは2,400万画素。

一方で、「トイカメラ/カメラ付きトイ」の主流は30万画素です。当然レンズの光学性能も低く、「目の前の景色を正確に写す」という写真の主目的からすれば、非常に厳しいスペックだと言わざるをえません。

しかし裏を返せば、「そんなビハインドを負ったカメラでも」人々の感性に訴えられるような写真を撮ることができるのであれば......それはきっと「アートの芯」を捉えたものになるはずです。その「芯」を捉えたくて、「トイカメラ/カメラ付きトイ」を使い続けています。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
アーケードゲーム『アイカツスターズ!』と通信できるスマホ風トイ「アイカツ! モバイル」(バンダイ)。

アーケードゲーム『アイカツスターズ!』と通信できるスマホ風トイ「アイカツ! モバイル」(バンダイ)。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
「アイカツ! モバイル」での作例。「『アイカツ! モバイル』のカメラはピント位置が非常に近めに設定されており、遠景はほとんど解像しません。その特性を逆に活かすと、まるで絵画と写真の中間のような画づくりが可能です。このカットは、あのクロード・モネへのリスペクトを込めた1枚。印象派のような仕上がりを追求した結果、私の作品でも最も人気のある1枚となりました」(かみたば)。

「アイカツ! モバイル」での作例。「『アイカツ! モバイル』のカメラはピント位置が非常に近めに設定されており、遠景はほとんど解像しません。その特性を逆に活かすと、まるで絵画と写真の中間のような画づくりが可能です。このカットは、あのクロード・モネへのリスペクトを込めた1枚。印象派のような仕上がりを追求した結果、私の作品でも最も人気のある1枚となりました」(かみたば)。

 

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
こちらも「アイカツ! モバイル」での作例。「こちらは逆にピント位置が近いことを利用して、マクロ的な作品作りに生かしています。『アイカツ! モバイル』は暗所に弱いカメラのため動体を撮るのは困難ですが、絵画的な柔らかさと僅かな魚の動きを両立させるため、300カット以上のチャレンジの末撮影できた1枚です」(かみたば)。

こちらも「アイカツ! モバイル」での作例。「こちらは逆にピント位置が近いことを利用して、マクロ的な作品作りに生かしています。
『アイカツ! モバイル』は暗所に弱いカメラのため動体を撮るのは困難ですが、絵画的な柔らかさと僅かな魚の動きを両立させるため、300カット以上のチャレンジの末撮影できた1枚です」(かみたば)。

――なるほど。では、そんな厳しいスペックのカメラで撮った写真の良いところとは?

かみたば 「全然正しく写らないところ」。これに尽きます!

現代のスマホやミラーレスカメラの性能は非常に高く、シャッターを切れば誰でも手軽に綺麗な写真を撮ることができます。価格こそ高価になりましたが、ここ10年ほどの性能進化には目を見張るものがあり、その手軽さには驚くばかりです。言い換えるなら、今は「綺麗じゃない写真」を撮る方が難しくなりました。

ただ、写真を長くやっている身からすると、若干の物足りなさを感じているのも事実です。例えばAIを駆使したオートフォーカス機能など、カメラ任せにできることも随分と増えました。フォトグラファーは表現に集中できるようになりましたが、撮影体験としては、撮り手が介入する余地が少なくなったとも言えます。そうなると、段々と「じゃじゃ馬的な」カメラが恋しくなってくるわけで......。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
キッズに大人気のおもちゃ、プラレールを楽しく撮影するためにフレームやサウンドが多数搭載された「いっぱい電車をとろう! ぼくのプラレールカメラ E7系 新幹線かがやき」(タカラトミー)。

キッズに大人気のおもちゃ、プラレールを楽しく撮影するためにフレームやサウンドが多数搭載された「いっぱい電車をとろう! ぼくのプラレールカメラ E7系 新幹線かがやき」(タカラトミー)。
 
ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
「ぼくのプラレールカメラ」での作例。「『ぼくのプラレールカメラ』はとにかくダイナミックレンジが狭く、露出もオーバー気味なチューンがなされています。かなりクセが強いのですが、NDフィルターを用いて無理やり光量を落として撮影しています。意外にもオムライスの赤の発色が美しいです」(かみたば)。

「ぼくのプラレールカメラ」での作例。
「『ぼくのプラレールカメラ』はとにかくダイナミックレンジが狭く、露出もオーバー気味なチューンがなされています。かなりクセが強いのですが、NDフィルターを用いて無理やり光量を落として撮影しています。意外にもオムライスの赤の発色が美しいです」(かみたば)。


――そこで出てくるのがトイカメラですか。

かみたば はい。トイカメラは解像感もなければ色も正しく出ず。収差補正や暗所性能も心もとない......。「手軽に綺麗な写真を撮る」というゴールからすれば、最も遠い存在です。しかし、それゆえに「トイカメラでしか撮れない画づくり」ができるとも言えます。

写真機としては確かにデメリットだらけ。ただ、逆にそのデメリットを写真表現に生かすことができれば、それらは一転してメリットになりえます。デメリットをいかに写真表現に昇華することができるか?......それを常に考えながら撮れるのが、「トイカメラの良いところ/面白さ」だと感じています。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
アニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』に登場するアイテムを商品化した「マーメイドアクアポット」(バンダイ)を、かみたばさんがレンズ交換式に改造。通称「マーメイドアクアフォートレス」。

アニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』に登場するアイテムを商品化した「マーメイドアクアポット」(バンダイ)を、かみたばさんがレンズ交換式に改造。通称「マーメイドアクアフォートレス」。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
「マーメイドアクアフォートレス」での作例。「レンズ交換式にカスタムしたことで望遠撮影が可能になっただけでなく、フィルターワークの合わせ技でシャッタースピードのコントロールも可能になりました。動きのある写真が撮れるようになり、表現の幅が広がっています。意外にもモノクロが映える機種でお気に入りです」(かみたば)。

「マーメイドアクアフォートレス」での作例。「レンズ交換式にカスタムしたことで望遠撮影が可能になっただけでなく、フィルターワークの合わせ技でシャッタースピードのコントロールも可能になりました。動きのある写真が撮れるようになり、表現の幅が広がっています。意外にもモノクロが映える機種でお気に入りです」(かみたば)。

■良い写真は良い機材でしか撮れないのか?

――そもそも、素人からするとカメラマンの方々は機材に結構お金をかけている印象があるのですが、良い写真というのは良い機材で撮れるとは限らないものなのですか?

かみたば 結論から言ってしまうと、良い写真は良い機材で撮れるとは限りません! というのも、よく勘違いされることが多いのですが、「良い写真=綺麗な写真」「良い写真=上手い写真」ではないからです。

下手なんだけど良い写真、別に綺麗に撮れているわけではないけれどいい写真。そんな写真が存在します。もちろんフォトグラファー個人としては、常に上手くて綺麗で良い写真......いわば最強の写真を目指すべきではあるのですが......そこは自分の永遠の課題でもありますね。

話を戻すと、そもそも私が定義する良い写真というのは、「人間の感情や五感を揺さぶるもの」や「特別な関係性を形に落とし込んだもの」だと考えています。この定義に則れば、多少ピントが甘くても、スマホで撮ったものであっても、良い写真はこの世にたくさん存在します。例えば、ファミリーフォトなんかはその最たるものですよね。

パパやママが撮った、親しい間柄でしか見せないお子さんの表情......親密な関係性をうまく閉じ込めた写真。そういったものはたとえプロのフォトグラファーが挑んだとしても、100%再現するのは難しいと思います。

――たしかにそうですね。

かみたば もちろん、前提として「良い機材」が必要なシーンも存在します。たとえば、暗い環境下で素速い動きの野鳥を撮るなら明るい超望遠レンズが必須となりますし、スポーツの撮影であれば高性能なAF(オートフォーカス)を積んだカメラが必要です。またプロの視点から言えば、仕事に使うカメラは信頼性こそが最重要ですから、自ずとフラッグシップ機が選ばれるわけで。シーンによっては、良い機材を準備しない限り、そもそものスタートラインに立てない場合もあります。

ただそういった特殊なシーンを除けば、必ずしも良い写真を撮るのに良い機材は必須ではありません。条件によっては、むしろチープなカメラの方が役に立つ場合もあります。

たとえば私の愛機である「アンパンマン はじめてデジカメ」シリーズ(アガツマ)は、2~3歳児相手の撮影では無双状態。カメラから流れるアンパンマンの美麗ボイスにキッズは釘付けで、カメラ目線以外を撮る方が難しくなるほどです。

「感情や五感を揺さぶる」「特別な関係性を形にする」ために、いかに創意工夫ができるか。

機材の良し悪しよりも、そちらの方がよほど重要かなと考えています。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
『アンパンマン はじめてデジカメ にこにこ写真館』(通称アンデジ3/アガツマ)の外装を、かみたばさんがライカ風のボディに換装した『アンデジ3:Type-Theseus』。

『アンパンマン はじめてデジカメ にこにこ写真館』(通称アンデジ3/アガツマ)の外装を、かみたばさんがライカ風のボディに換装した『アンデジ3:Type-Theseus』。
 
ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
『アンデジ3:Type-Theseus』の作例。「外装を変えただけで中身は『アンデジ3』そのままのため、弱点もそのまま引き継ぎました。というのも、アンデジシリーズは撮影時に『しゃべる』都合上、数秒クラスのシャッターラグが生じてしまいます。動体を捉えるのは至難の業ですが、そのラグを完全に読み切って撮影した1枚。日々の訓練の賜物です」(かみたば)。

『アンデジ3:Type-Theseus』の作例。「外装を変えただけで中身は『アンデジ3』そのままのため、弱点もそのまま引き継ぎました。というのも、アンデジシリーズは撮影時に『しゃべる』都合上、数秒クラスのシャッターラグが生じてしまいます。動体を捉えるのは至難の業ですが、そのラグを完全に読み切って撮影した1枚。日々の訓練の賜物です」(かみたば)。

■「グラビアって、昭和のほうがグッとくる写真が多くなかったですか?」

――かみたばさんが考える「良い写真」の定義が分かってきました。そのうえで最近、週刊プレイボーイに掲載されているグラビアを見ていても、感情を揺さぶられたりするようなことがあまりなくなってきたのですが、例えば昭和のグラビア誌やエロ本などを見ていると、現代よりもモデルが美人でナイスバディでなくても、何かを訴えかけてくるような独特の雰囲気があったように思えます。かみたばさんにとっては、良いグラビア写真とはどういうものだと思われますか?

かみたば これ、めちゃくちゃ面白い質問だなと思いました! 言語化するのが少々難しいですが、昭和のグラビアと現代のグラビアを比較すると、戦い方が大きく変わったんだなと感じます。なぜこうも戦い方が変わったのか?......このお話をするには、まずこの数十年で「写真や被写体の立ち位置」が変化したことに触れておかねばなりません。

昭和時代、写真はそれ自体が特別なものであり、それらを目にするには雑誌や写真集を購入する必要がありました。当時の写真は大衆が目にする機会も限られていたため、写真が持つ情報価値は非常に高かったともいえます。言わば「被写体と読者(ファン)の距離」が遠かった時代ですね。

それゆえに誌面・紙面を飾る写真は、少ない露出の機会で最大限のインパクトを狙う必要があったはずです。それらを考慮すると、当時はグラビアの被写体に対して「神秘性」や「特別感」が求められていたんだなと私は分析しています。昭和のグラビアはこの神秘性や特別感を作り込むために全力を尽くしていたため、今見るとどこかアーティスティックな印象を強く感じるのかもしれません。

――たしかにそうかもしれません。

かみたば 一方で、今のグラビアを取り巻く環境はどうでしょうか。

まずスマホを含む携帯電話の急速な普及によって、そもそも写真を撮る・見るという行為は特別なことではなくなりました。更に各種SNSやYouTubeなどの配信コンテンツの普及によって、「被写体と読者(ファン)の距離」はこの上無く縮まっています。こうした距離感の変化から、今被写体に求められているのはむしろ「親しみやすさ」「リアルさ」「わかりやすさ」なのかなと。今のグラビアは、これらのポイントを押さえることに特化した写真が多いなと感じます。

こういったことから、昭和と現代、グラビア写真としてどちらが優れている・劣っているということではなく、どちらもその時代の読者(ファン)が求めているものに応えてきた結果に過ぎないと考えています。グラビア写真も商業写真のひとつなので、もし仮に悪いグラビアがあるとすれば、それは大衆のニーズに応えていない独りよがりなものでしょう。そういった意味では、どちらも「その時代の」良いグラビアと言えます。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
こちらはカメラが搭載されたゲームボーイポケット用ソフト『ポケットカメラ』(任天堂)を、かみたばさんがレンズ交換式に改造したもの。

こちらはカメラが搭載されたゲームボーイポケット用ソフト『ポケットカメラ』(任天堂)を、かみたばさんがレンズ交換式に改造したもの。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
『ポケットカメラ』の作例。「フォーカシングと露出のコントロールがかなりシビアではありますが、ドットアートと写真の中間のような写真が撮れます。『ポケットカメラ』は白黒の4階調しか表現手法が無いので、油断をするとただのシルエット写真になってしまいます。シャドウを潰さずにいかにディテールを残すか。そこが腕の見せ所です」(かみたば)。

『ポケットカメラ』の作例。「フォーカシングと露出のコントロールがかなりシビアではありますが、ドットアートと写真の中間のような写真が撮れます。『ポケットカメラ』は白黒の4階調しか表現手法が無いので、油断をするとただのシルエット写真になってしまいます。シャドウを潰さずにいかにディテールを残すか。そこが腕の見せ所です」(かみたば)。



――では、かみたばさん個人のご意見として、今のグラビア写真に対する総評をいただきたいです。

かみたば もちろん、私個人としての表現の好みはあります。分かりやすい写真が求められている今だからこそ、一種のカウンターとして昭和ライクなアーティスティックな写真はもっと見てみたいですね。

また、昔のグラビアが持つ神秘性というのは、今見ると、ある意味フィルム機による質感に支えられている部分もありました。それらを現代のデジタル機で超えていくにはどうしたらいいのか? そういった方向で、現代のフォトグラファーの創意工夫が見られたら嬉しいなと思います。

ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
今年、雑貨店「3COINS」から2750円で発売された「ミニトイカメラ」(現在は品切れ)。

今年、雑貨店「3COINS」から2750円で発売された「ミニトイカメラ」(現在は品切れ)。


ゲーム周辺機器のカメラやおもちゃのカメラで良い写真を撮り続けるフォトグラファー・かみたば氏に訊く、「良い写真とは何ですか?」
3COINSカメラでの作例。「価格の割に意外と実用性が高く、巷でも話題になった1台でもあります。サイズが小さいので目立ちにくく、私のメイン撮影であるストリートスナップでも使いやすいカメラです。やはり街中で使っていても威圧感を与えないのがトイカメラの利点のひとつですね」(かみたば)。

3COINSカメラでの作例。「価格の割に意外と実用性が高く、巷でも話題になった1台でもあります。サイズが小さいので目立ちにくく、私のメイン撮影であるストリートスナップでも使いやすいカメラです。やはり街中で使っていても威圧感を与えないのがトイカメラの利点のひとつですね」(かみたば)。

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■かみたば
写真家。トイカメラ/カメラ付きトイを専門に仕事にも使用し、時には改造も行って「様子のおかしいカメラ」としてXやnote、YouTubeで紹介している。YouTubeチャンネル「Kamitaba Log」の登録者数は現在1.96万人。
X:https://x.com/kamitabaphoto
note:https://note.com/kamitabaphoto
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC7HHCbLug_y9PEJxIDRD9Lg

取材・文/酒井優考 写真提供/かみたば

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