サプライズで串田アキラさんも登場！　豪華声優＆アーティストが集った『キン肉マン超人祭2025』をリポート！　ゆでたまご嶋田先生からのメッセージも

2025年8月3日（日）に神奈川県・横浜武道館で開催された『キン肉マン超人祭2025』。

さらに夜公演に来場していた、ゆでたまご嶋田隆司先生にも感想のメッセージをいただきました。

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オープニングの特別映像が流れると、なすなかにし・中西さんとアナウンサー役の太田さんが場内中央に設置されたリングに登場。中西さんが「今日はみなさん、女房を質に入れてでも観に来たんですか？」とキン肉ジョークを言って会場を盛り上げると、太田さんがさっそく超人声優たちを呼び込む。

キン肉マン役宮野真守

まずはキン肉マン役の宮野真守さんがポーズを決めて登場。テリーマン役・小野大輔さんはリングを一周し、息を切らして笑いを誘う。ロビンマスク役の小西克幸さんはロビンのように余裕たっぷりに、ラーメンマン役の関 智一さんはおでこに「中」の字と付けヒゲを付けてコミカルにそれぞれ入場。ブロッケンJr.役の笠間 淳さんは「ベルリンの赤い雨」を決めながら入場し、小野賢章さんのジェロニモは「トマホークチョップ」を決めたのち、満身創痍になって倒れながら登場。バッファローマン役、安元洋貴さんはリングの周囲を回り、プロレスラーさながらに観客をあおってリングインする。

テリーマン役小野大輔

超人声優たちがリング上に勢ぞろいすると、太田さんのリングコールで超人声優たちを改めてご紹介。それぞれ超人の名台詞や技を再現してアピールし、観客は大盛り上がり。「へのつっぱりはいらんですよ！　スタート！！」のかけ声で祭りが開幕する。

全員がリング奥のステージへ移動すると、お客さんから届いた『キン肉マン』に関するアンケートに超人声優たちが「YES」か「NO」で答えるコーナー「回答すること二択のごとし！　29（ぶっちゃけ）！！　29（にたく）トーク！！」がスタート。

ロビンマスク役小西克幸

最初のアンケートは「『キン肉マン』の超人役が決まった時、『楽しみ』でもあったが......ぶっちゃけ『プレッシャー』でもあった！！」。この質問に対しては全員が「YES」と回答。それぞれが役を演じるプレッシャーについて語っていった。

ラーメンマン役関 智一

「自分の演じた超人が大好きなのはもちろんですがが......ぶっちゃけ、実は他に推し超人はいますか？」との質問に対し、「NO」の札を上げたのは宮野さんだけ。「YES」の札を挙げたみなさんは、「今回のアニメでアトランティスやピークア・ブーが好きになった」と、それぞれ意外な役の名前を挙げていた。

ジェロニモ役小野賢章

続くコーナーは「ガチャでパワーを決めろ！　『ゲェーッ！』て言うゲーム！！」。リング上に設置されたカプセルマシンに「0」から「100」までの数字が書かれた紙が入っており、「0」を無感情、「100」を感情MAXとしたと時に、自分が引いた数字に応じた「ゲェーッ！」を7人の超人声優たちが披露。数字を明かさずに順番に挑戦していき、数字の低い順で並ぶことができればご褒美獲得というこのゲーム。

ブロッケンJr.役笠間淳

それぞれがカプセルマシンを回して、『キン肉マン』の名台詞「ゲェーッ！」に挑戦していくが、1回目の挑戦ではチャレンジ失敗。2度目の挑戦では、中西さんがそれぞれの数字を確認して反応するという甘めのヒントが追加され、見事全員が順番に並ぶことに成功し、場内から拍手が沸き起こる。

バッファローマン役安元洋貴

また、「肉友」のみなさんからのメッセージに答えるコーナーでは、「小学3年生のファンで周囲に『キン肉マン』を薦めてるけど、まだ夏休みの宿題が終わっていません」というメッセージも。

最後は「ライブコーナー」。高梨康治さん×FLOWがステージに登場し、Season 1 オープニングテーマ『LOVE & JUSTICE』を披露。さらに遠藤正明さんがリングに登場しSeason 2 オープニングテーマ『キン肉マン英雄』を歌い上げる。

さらに宮野真守さんと一緒に、サプライズゲストとして急性すい炎から復帰した串田アキラさんがステージに登場。宮野さんと串田さんの掛け合いで名曲『キン肉マンGo Fight!』が歌われると、この日一番の大歓声と大拍手が起こった。

超人声優たちがステージに戻ると、さらなるサプライズとして「『キン肉マン』完璧超人始祖編のキャラクターソング制作決定」のニュースが発表。さらに夜の部では、アニメ『キン肉マン』完璧超人始祖編Season 3の制作決定も発表になり、肉友たちの大きな拍手に包まれながら『キン肉マン超人祭2025』は幕を下ろした。

■ゆでたまご嶋田隆司先生からの感想メッセージ
「今日は、昼公演のネタバレを見たくないのでSNSを一切見ないで来たんですけど、本当に素晴らしい内容でした。僕たちはいつも声優さんたちとアットホームな関係を築いているので、そんなみなさんとまたSeason 3でご一緒できるというのも嬉しいですし、来場してくれたみなさんの嬉しい悲鳴にも感動しました。

それになんと言っても串田アキラさんの歌声ですよね。半年ほど前にお見舞いにうかがった際にも声は出てましたけど、まさか今日のような声量で歌えるとは思っていなくて。

あそこまでクオリティの高いアニメがこれだけ盛り上がると、僕らも負けてられないなと思いますし、作画の中井は特にそう感じていると思います。だからふたりのどちらかがくじけるまで、若い漫画家の手本になれるように頑張りたいです。『64歳まで漫画って描けるんや』『70歳までできるんや』って、もし誰かの指針になれたとしたら幸せですよね」

取材・文／酒井優考　撮影／榊 智朗（イベントライブ写真）　青木早霞（PROGRES-M） 藤原直起（集合写真）