『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回はアイドルグループ「テラテラ」の紫色担当・池本しおり(いけもと・しおり)さんによる前編。
池本さんは『週刊ヤングジャンプ』2020年19号で制コレ'20のベスト15入りし、初の水着姿を披露。翌年、初のソログラビアを『週刊プレイボーイ』2020年36号で見せ、「ミニマムグラマラスの新星」としてたちまち話題に。『週刊プレイボーイ』には現在までに6度にわたり登場している。
2021年からは"太陽"をコンセプトにしたアイドルグループ・テラス×テラスのメンバーとなり、グラビアとアイドルを中心に活動中。今回はそんな彼女にグラビアデビューのきっかけから、撮影に関するエピソードを語ってもらった。

『週刊プレイボーイ』2020年36号(撮影/松岡一哲)より
ーーこのシリーズでは、週プレに登場される皆さんに、たった一度だけの「初グラビア」の思い出をその前後とあわせて伺っています。最初に幼い頃の話を少し伺いますけど池本さんはどんな子でした?
池本 めちゃくちゃ活発な子でした。外を走り回ったり、家の通路を忍者みたく両手をついて登ったり(笑)。とにかくじっとしていられませんでした。8歳下の妹がいるんですけど、彼女のほうが私よりずっと落ち着いていましたね(笑)。
ーー学校でも目立つ子でした?
池本 だと思います(笑)。先生にもよく目をつけられていました。
ーー芸能の仕事に就いたのはどんなきっかけでしたか?
池本 高校一年生のとき、おばあちゃんと親戚の三人で東京旅行に行ったんですけど、原宿でスカウトされました。怪しいし、どうしようと思ったんですけど、お母さんに話したら「誰でもできることじゃないから」と言われて。ひとまず所属することにしました。

ーー当時、芸能人で憧れてる人はいました?
池本 特にはいなかったですね。「かわいいな」と思った人は何人かいたけど。自分がそういう人たちみたいになりたいなんて思ったこともなかったです。事務所に入ったけど、何をどうしたいとか最初は全く考えていませんでした。
ーーじゃあ本当に"ひとまず"入所したって感じだったんですね。事務所主催のレッスンとかあるでしょう。
池本 あるはあったんですけど、当時、地元(兵庫)にいたんで全然行けなくて。でも行かないと事務所の人に顔も覚えてもらえない。なのでレッスンの有無に関わらず、最低でも3ヶ月に一度は上京し、事務所に挨拶に行こうと決めました。
それが高校2年生の頃かな。行って「お疲れ様です。池本しおりです!」って一人一人に自己紹介するんですよ。それで「ここをこう伸ばしたら?」とかアドバイスをもらったり、雑談をしたり。終わったら東京でちょっと遊んで帰る、みたいな。
ーーせっかく事務所に所属したんだし、アピールしないとね。
池本 でも学校があったので基本、土日しか行けなくて。土日は事務所が休みだから、行っても数人しかいなかったりして。あまり思うようにはいかなかったですよね。
ーーおーっ!
池本 「え? 私が? 本当かな......」って。ちょっと信じがたかったですけど、何かしないとずっとこのままだしなと思って「やってみたいです」と言いました。
ーーそれがグラビアをやることに繋がったと。でもグラビア=水着だけど、抵抗はなかった?
池本 はい。テレビで活躍している人の多くが、水着で雑誌に出たり、写真集を出していることを知っていたので、グラビアって登竜門なんだとわかっていました。あとプライベートでプールや海にはよく行っていたので、水着になること自体にも抵抗はなかったです。そうしたら、事務所のグラビア担当の方がいろいろと手を尽くしてくれて。それで最初のお仕事になったのが『週刊ヤングジャンプ』さんの「制コレ'20」です。

ーーそうだったんですね。池本さんは『週刊ヤングジャンプ2020年19号』(4月9日発売)で、「制コレ'20」のベスト15メンバーとして掲載されました。
池本 いえ、いつの間にか事務所の方が書類を出してくれていたんです。なので、ベスト15に入ったよと言われた時も嬉しい以前に「え? え?」って。なんのことかさっぱりわかりませんでしたね(笑)。
ーーヤンジャンには制服姿と白水着の2カットが掲載されていましたね。
池本 最初に集英社さんのスタジオで白水着を撮って、別の日に学校を借りて、制服の撮影をしました。
ーーじゃあその白水着が池本さんにとって初の水着撮影になると。現場について水着を見た時の心境は?
池本 「了解でーす!」って感じでした(笑)。
ーーりょ......って(苦笑)。グラビア用の水着を初めて見る人は「小さい!」とか思って緊張したり、ひるんだりする人が多いけど。
池本 そこは大丈夫でした。みんな同じ水着を着ていますしね。緊張したといえば家から東京に向かう新幹線の中です。
ーー実際、撮影は大丈夫だったんですか?
池本 なんとか。でも何もわからないから、カメラマンさんに指示されても「え? これで合ってる?」って。全部「はてな」の顔で動いていましたね。今見返すとちょっと「引きつりすぎやな」「もう少しリラックすればいいのに」とか思います(笑)。
ーーヤンジャンの掲載誌は買いました?
池本 はい。コンビニの棚で見つけた瞬間、めちゃ恥ずかしくて。いや、水着だからというわけじゃなくて、自分が雑誌に載っているのが恥ずかしくて(笑)。買ってそそくさと帰りました。家族や友人はみんな「すごいね」「可愛かったね」と褒めてくれて、それはやっぱり嬉しかったですね。
ーーさて、それから約半年後の『週刊プレイボーイ』2020年36号(8月24日発売)で池本さんのグラビアが掲載されます。

『週刊プレイボーイ』2020年36号(撮影/松岡一哲)より
池本 そうです。制コレに出たことが繋がったみたいで、撮影のお話を聞いた時は「やった!」って思いました。やったことを評価してもらったのは初めてだったので、とにかく嬉しかったですね。
ーー当時のインタビューによるとこの時こそ、結構ガチガチだったとか。
池本 そうですね。ひとりだし、ちゃんとグラビアを撮影するのは初めてだし。あとポージングとか何が正解かわからないので、ワンカットごとに精一杯やって。表情もガチガチでした(笑)。
ーー大きなスイカを美味しそうに食べてるカットがありましたね。食べることでちょっと落ち着いたんじゃないですか。
池本 どうだろう。でも確かにちょっと冷静になったかも。確かスイカ以外にさくらんぼもあった気がします。こういう撮影って、出されたものをどれくらい食べていいのか、当時はまったくわからなくて。あと食べるふりをするとか。何より美味しいから出されたもの全部を食べちゃいました(笑)。

デジタル写真集『無防備』(撮影/松岡一哲)より
ーー初のソログラビアってことで事前に体づくりに励みました?
池本 う~ん。頑張ろうと思ったけど......どうだろう。YouTubeの筋トレ動画を見て、やってみたり、あとご飯を減らしたりとか。成果が出るほどは正直、やりきれなかったかも。あまり成果はでなかったですね(苦笑)。
ーーページの扉には「ミニマムグラマラスの新星」なんて書かれてますね。当時、有望な人が現れたぞ!って印象を受けました。
池本 当時、キャッチフレーズがあるといいよねとマネージャーさんたちと話をしていたんですよ。でもなかなか思い当たらなくて。そんな中で、事務所の方がつけてくださいました。でもミニマムグラマラスって正直、私、よくわからなくて、「どういう意味なんだろう?」と思っちゃいました(笑)。
ーー体は小柄だけど、グラマラスなスタイルの持ち主って意味では。
池本 ですよね(笑)。でもそう言ってくださるのはうれしいけど、グラビアの自分を見て、プロの皆さんがせっかく綺麗にしてくださってるのに、なんだかまだまだだなと思っちゃって。初めてもっと自分を磨かなきゃなと思いましたね。

●池本しおり(いけもと・しおり)
2002年12月15日生まれ 兵庫県出身
身長150cm 血液型=A型
趣味=都市伝説を見ること
特技=百人一首
〇アイドルグループ「テラテラ」の紫色担当として活動中。昨年末に新メンバー3人が加入し、今年からグループ名も「テラス×テラス」から現在の形に改名され、新体制を敷いている。
公式X【@teratera_shiori】
公式Instagram【@shiori_ikemoto】

『無防備』 池本しおり(テラテラ) 撮影/松岡一哲 価格/880(税込) 記念すべき初のソログラビアを収録。150cmと小柄ながらグラマラスなボディを持ち、グラビア界の新たな潮流とされる、ミニマム×グラマラスボディ=『ミニグラ』の超新星として注目された彼女の魅力がたっぷり詰まった一冊。
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志