『仮面ライダーゼッツ』万津美浪役の八木美樹「泣き腫（は）らした目で現場に行ったら心配されちゃいました（笑）」

9月7日放送開始の『仮面ライダーゼッツ』で主人公の妹・万津美浪を演じる八木美樹（やぎ・みき）が、9月8日（月）発売『週刊プレイボーイ38・39合併号』のグラビアに初登場！　次世代ヒロインのフレッシュグラビアを見逃すな！

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■抑えられなかった涙の理由とは

――初めてのグラビア撮影ということですが、いかがでしたか？

八木　いろんな衣装やメイクをしていただいて、本当に新鮮でした。撮影中はスタッフさんやカメラマンさんから「妹っぽいね」と言っていただいて、それがうれしかったです。

写真は苦手だと思っていたんですけど、メイクや衣装、撮る角度とかも細かく調整して撮っていただいたおかげで、「好きかも」と思えるきっかけになりました！

――普段から〝妹っぽい〟と言われることは多いんですか？

八木　実はひとりっ子なんですけど、初めて会った人からは「お兄ちゃんや弟がいそう」と言われることが多いんです。たぶん人懐っこい性格だからなのかな。でも、子供の頃は真逆で、人前に出るのがとにかく苦手でした。授業で当てられるのが嫌で、どうにかしてやり過ごしていたくらいで（笑）。

――今の八木さんからは全然想像できないですね。

八木　今こうしてグラビアやお芝居でカメラの前に立っているのは、すごい変化ですよね。転機は「さくら学院」に入ったことでした。グループ活動をする中、レギュラー番組やライブのMCで自分から話さなきゃいけない環境だったので、自然と鍛えられました。

――俳優業に進もうと決めたのはいつ頃ですか？

八木　高校生の頃は歌やダンスの道と迷っていたんです。でも昨年末くらいに「やっぱりお芝居が一番好き」とはっきり思えるようになって。

――憧れの存在はいますか？

八木　憧れているのは河合優実さんと伊東蒼さんです。いろんなお芝居を見るうちに「自分とは真逆の役にも挑戦したい」と思うようになって、自分とは違う雰囲気を持つおふたりを目標にするようになりました。

――『仮面ライダーゼッツ』への出演が決まったときの気持ちは？

八木　すごくうれしくて泣いてしまいました。ちょうど舞台をやっている時期に合格の電話をいただいて、泣き腫らした目で現場に行ったら「大丈夫？」と心配されちゃいました（笑）。これまであまりオーディションの合否で泣くことはなかったのですが、その瞬間だけはこらえられなかったですね。

――八木さんが演じる万津美浪はどんな人物ですか？

八木　しっかり者でお兄ちゃんを支える存在なのですが、実は天然な部分もあって、そのギャップがかわいらしい女のコです。

普段の何げないやりとりや、きょうだいだからこそ言える言葉も多いので、きょうだいがいる方には「わかる！」と共感してもらえると思いますし、いない方にも「こんな関係性もあるんだ」と楽しんでもらえると思います。

――ちなみに『仮面ライダー』を見たことはあったんですか？

八木　実はあまり見ていなくて......。出演が決まってからはあらためて過去作を見て、イメージがガラッと変わりました。

勝手に「変身して戦って敵を倒して終わり」みたいな作品だと思っていたんですけど、ストーリーがすごく緻密で感動的なんです。特に『仮面ライダー電王』で佐藤 健さんと松本若菜さんが演じていたきょうだいにはすごく憧れました。

――撮影現場の雰囲気は？

八木　共演者の方々とはすぐに打ち解けられて、現場はいつも明るい雰囲気です。夏にはキャストのみんなで川に遊びに行ったり、オフの日まで一緒に過ごしたり、仲が良くて本当に家族みたいな関係性で居心地がいいです。

――今後挑戦したい役や目標は？

八木　いろんな役を演じたいですが、最終的には「この人が出ているなら見たい」と思ってもらえるような女優さんになりたいです。そして、将来的には朝ドラのヒロインを演じたいです。

スタイリング／八杉直美　ヘア＆メイク／スミホシナ（GiGGLE）　衣装協力／KID BLUE　tyn.TGOR

●八木美樹（やぎ・みき）　
2006年12月11日生まれ　大阪府出身　
身長160cm　特技＝けん玉　
〇2017～21年さくら学院のメンバーとして活動。現在は俳優として活動中。9月7日から放送開始の『仮面ライダーゼッツ』（テレビ朝日系、毎週日曜9：00～）では主人公の妹・万津美浪を演じる。
公式X【@miki_yagi_staff】　
公式Instagram【@miki_yagi.official】　

八木美樹デジタル写真集『夏の寄り道』　撮影／岡本武志　価格／1100円（税込）

取材・文／川崎龍也　撮影／岡本武志