『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場した松本麗世
『仮面ライダーガッチャード』のヒロインを務め、『Seventeen』専属モデルとしても活躍する松本麗世(まつもと・れいよ)が、9月8日(月)発売『週刊プレイボーイ38・39合併号』のグラビアに登場。さらにドラマ『なんで私が神説教』(日本テレビ)では小早川麻衣役を好演。
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■誰かのために動ける心の強い人間になりたい
――仮面ライダー特集号で松本さんとご一緒するのは今回で3回目。気づけば、高校3年間の夏という貴重な瞬間を毎年撮り下ろしさせていただいています。
松本 お洋服を魅せるファッションモデルの撮影と違い、週プレさんの撮影は自分自身を撮っていただいている感覚があります。最初は振る舞い方がわからずカメラマンさんにアドバイスをいただきながらの撮影でしたが、今回は自発的に動ける部分も多かったと思うので成長を見てもらいたいです。
――せっかくなので、この3年間の思い出も聞かせてください。
松本 高校生活の半分を仮面ライダーと過ごしました。高校入りたての頃に出演が決まり、慌てて地元の鹿児島から上京して......。
私、九堂りんねという役が本当に大好きなんですよ。放送終了から1年がたった今もスピンオフで皆さんにお届けする機会があり、愛情がますます深まりましたし、りんねちゃんから学んだこともたくさんあります。
――学んだことって?
松本 敵を前にしても逃げない勇気と、自分を犠牲にしてでも誰かを守るために戦う強さです。
アクションシーンを撮影して思うのは、敵が迫ってくる瞬間って本当に怖いんですよ。
――正義感が強いんですね。その後も新しい役との出合いがあったと思います。『ガッチャード』での経験は生かせています?
松本 より短い期間で、りんねちゃんと同じくらい役への理解と愛情を深められるよう、最近は今まで以上に役のことを考える時間が増えました。台本を読み込むのはもちろん、台本に書かれていない部分までたくさん想像するんです。
例えばドラマ『なんで私が神説教』で小早川麻衣というクラスの1軍にいる女子高生を演じたときは、街中の女子高生を観察してしぐさや言葉遣いを研究しました。
――観察しなくたって松本さんも女子高生じゃないですか!
松本 私はイマドキの女子高生っぽくはないと思うので(笑)。それに今は、役を考えている時間が一番楽しいんですよ。自分の演じる役を、誰よりも理解し、誰よりも愛せる女優になりたいんです。役を通して自分の人生だけでは体験できなかった気持ちを知ることで、私自身が豊かになっていくのもワクワクします。
――真っすぐですね。優等生な印象でしたが、アツい性格と表現したほうがしっくりくるような。
松本 まさに、アツアツだと思います。両親もアツい人なんですよ。子供の頃から「努力は必ず報われる」「情けは人のためならず」などの言葉をたくさん教わりながら育ってきました。それこそ「麗世」という名前には「世のため人のために麗しく生きなさい」という思いが込められていて。
――おぉ~、なんだか本物のヒーローみたいですね。りんねの強い心に共感されていたのも納得です。
松本 最近『鬼滅の刃』のアニメを見返していて。(竈門)炭治郎みたいに強くて優しい人になりたいと感じていたところなので、そう言っていただけてうれしいです。仮面ライダーやジャンプ作品のような、カッコよくてアツい物語にはどうしてもグッときちゃうんですよね!
――お芝居にアツアツな3年間だったことがよくわかりました。とはいえ普通の高校生活に憧れる瞬間もあったのでは?
松本 学校終わりに友達と日が暮れるまで海で遊んだり、桜島と写真を撮ったり。普通の女子高生としての青春は上京までに詰め込んだつもりです。
体育祭や文化祭は経験したことがないので憧れますが、『ガッチャード』の本編でりんねちゃんとして京都の太秦(うずまさ)へ修学旅行に行けたし、私なりの青春は満喫できたかなって思います!
スタイリング/Takayuki Tanaka ヘア&メイク/筑波成美
●松本麗世(まつもと・れいよ)
2008年2月29日生まれ 鹿児島県出身
身長165cm 血液型=O型
○雑誌『ニコ☆プチ』の専属モデルとして2019年にデビュー。
活動の詳細はオフィシャルサイトにて
公式Instagram【@reiyo.matsumoto】
公式TikTok【@matsumotoreiyo】

松本麗世デジタル写真集『純潔』 撮影/澤田健太 価格/1100円(税込)
取材・文/とり 撮影/澤田健太