映画初主演を経験した相楽伊織、ここ最近の悩みと気づきとは?「...の画像はこちら >>

『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場した相楽伊織

乃木坂46で現在は女優としても活動する相楽伊織(さがら・いおり)が、12月22日(月)発売『週刊プレイボーイ1・2合併号』のグラビアに登場。湘南の海沿い。

ノスタルジックな100段の坂を上がった先にたたずむ一軒家。そんなのどかな場所で送る僕らの生活。

* * *

【このSNS時代、終わりませんかね?】

――2025年ラストのグラビア撮影だったそうですね。

相楽 この時期らしい、寒い中での撮影でした(笑)。でも私、冬のグラビアは好きなんですよ。夏の「解放感!」っていうグラビアもいいけど、冬は冷たい空気の中に被写体のぬくもりがあるなって。その空気感が好きです。

――いい表現ですね。今回は「同棲生活」が撮影テーマでした。

相楽 朝、私がイメージしやすいように、カメラマンさんがある写真集を見せてくれたんです。それがゆったりした、プライベートな作風で。私も力むことなく、自然体で一日過ごせた気がします。

――年末ということで、今年を振り返ってどんな一年でした?

相楽 新しいジャンルのお仕事をいただくようになったのがうれしい年でした。司会として地元・埼玉のイベントに呼んでいただいたり、あと、初めて映画の主演を務めさせていただいたり。

――今週末、ふるさと映画祭で上映される『ホラーちゃんねる「埼玉の怖い話」』ですね。

相楽 私は「アイドル卒業後に俳優を目指す女のコ」の役で、「ほぼ自分じゃん!」って思いながら演じました(笑)。埼玉に実在する心霊スポットを回る撮影で、しっかり怖かったんですけど、地元のお仕事が増えてきたのはなんだかうれしいなって。

――ところで、今回の撮影中、「SNSが苦手なのが悩み」なんて話をしていました。

相楽 そうなんです。タレントとしてよろしくないとは思うんですけど、最近あらためて自己顕示欲がなさすぎるなって。

――と言いますと?

相楽 いろいろ告知をするとき、「頑張ったから」とか「かわいく撮ってもらったから」みたいな表現の言葉を添えたほうがアピールになると思うんですね。

でも私、「お仕事は頑張って当然だし、ひけらかす感じになるのもちょっと違うかも......」って考えが邪魔をして、全部あっさりした投稿になっちゃうんですよ。このSNS時代、終わりませんかね?

――なかなか難しいと思います。

相楽 そもそもスマホをあまり見ない人間だから、得意になりようがないんですけど(苦笑)。

最近は電子書籍での読書もやめて、紙の本に戻りました。やっぱり活字のほうがスッと頭に入ってきます!

――相楽さん、こんなに時代に逆行するタイプでしたっけ?

相楽 徐々に同世代と話が合わなくなってきました(笑)。みんなChatGPTをチャッピーって呼びながら相談相手にしてるんですけど、その世界観についていけない(笑)。リアルで誰かと話すほうが楽しいので!

――まぁ、気持ちはわかります。

相楽 みたいな思いもあって、先日、私がファンのみんなにお酒を振る舞う、スナックイベントも企画しました。自分の発信も大事なんですけど、もっと私が好きな人の話を聞きたいなって。

――ちなみに、2025年一番うれしかったことってなんですか?

相楽 厳密に〝この日が〟っていう話じゃないんですけど、お母さんと出かけることが増えたこと。母の日に旅行をプレゼントしたとき、お母さんがうれし泣きしてくれて。それに私もつられて泣いちゃう、ということがありました。

――ほほ笑ましい光景!

相楽 もう20代後半ですけど、自分が親孝行をしてきた記憶が全然なかったので、初めてそれができたのかなって。それ以来、よく一緒に美術館に行くようになったんです。家族でもまだまだ仲良くなれるんだな、もっと孝行したいなと思いました。

――すてきな気づきです。2026年はどんな年にしたいですか?

相楽 まだふわっとしているんですけど、グラビアやお芝居が軸なのは変わらず、新しく〝自分が貪欲になれること〟をもう一個つくりたいなと思っていて。何があるか探るところからですが、周りに流されずに生きたいです。

スタイリング/田中あゆ美 ヘア&メイク/萩村千紗子

●相楽伊織(さがら・いおり) 
1997年11月26日生まれ 埼玉県出身 身長164cm 
○2014年6月に乃木坂46の二期生としてデビュー。2018年7月に乃木坂46を卒業後、現在は俳優業やグラビアを中心に活動。ファースト写真集『浮泳夢』(集英社)が絶賛発売中。
公式X【@1126iorisagara】 
公式Instagram【@_iorisagara264_】 

映画初主演を経験した相楽伊織、ここ最近の悩みと気づきとは?「お母さんのうれし泣きに私もつられて泣いちゃう、ということも」
相楽伊織デジタル写真集『Our Life』 撮影/藤原 宏 価格/1100円(税込)

相楽伊織デジタル写真集『Our Life』 撮影/藤原 宏 価格/1100円(税込)

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/藤原 宏

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