新時代突入の予感! 「M-1グランプリ2025」は12月21日(日)決勝!
漫才頂上決戦『M-1グランプリ』が今年も開催される! 過去最多1万1521組がエントリーし、勝ち上がった9組が決勝に進出。各コンビの見どころや、注目を集めそうな初出場コンビ予想など、楽しみ方を聞いてみました!
【今年から第3期M-1がスタート】漫才頂上決戦『M-1グランプリ』が今年も開幕。
「M-1は大会がスタートした2001年から10年までを第1期、大会が復活した15年以降を第2期と分けることができます。
昨年は第2期が始まって10回目という節目の大会で、令和ロマンが史上初の2連覇を達成。髙比良くるまさんのような分析的な漫才師がM-1を〝攻略〟したことで、第2期の集大成とも言える戦いになったと思います。
個人的な考えでは、くるまさんが漫才中に言った『終わらせよう』という言葉どおり、昨年で第2期は終了して、今年から第3期M-1が始まるとみています。新たな物語の誕生に期待したいですね」
それでは早速、ファイナリストたちの特徴や見どころを紹介してもらおう!
《真空ジェシカ》
「今年で5年連続決勝進出という大記録を達成。昨年は最終決戦の3組に残り、今年も大きな期待が寄せられる中、予選ではその期待を上回る面白さで爆笑をさらっていました。彼らの魅力は川北茂澄さんの抜群の発想力を生かしたキレ味の鋭いボケ。
ネットミームなど、わかる人にだけわかる言葉をあえて使うネタも得意としています。それをガクさんが説明しながらツッコむというスタイル。芸風に一貫性があり、ブレないコンビですね」
真空ジェシカ【5年連続5回目】(左から)ガク、川北茂澄
《豪快キャプテン》
「大阪で活躍しており、ネクストブレイクが期待されているコンビです。彼らの漫才の見せ場は山下ギャンブルゴリラさんのツッコミ。
一方、ボケのべーやんさんは淡々としていてマイペースな感じ。ボケとツッコミの勢いが1:9ぐらいの過剰すぎるツッコミが面白さのツボになっています」
豪快キャプテン【初ファイナリスト】(左から)山下ギャンブルゴリラ、べーやん
《ヨネダ2000》
「3年ぶり2度目の決勝進出。彼女たちはすごく感覚的でリズミカルなネタをするコンビです。一定のビートを刻み、テンポや間合いで笑いを取っていく。
訳がわからない設定のネタが多く、人によっては『何をやっているんだろう?』と戸惑ってしまうかもしれませんが、ふたりのリズムにちゃんとお客さんを巻き込んでいく力がすごい。決勝の舞台でも独自の世界観がしっかり伝われば、大きな笑いが期待できます」
ヨネダ2000【3年ぶり2回目】(左から)誠、愛
《めぞん》
「東京吉本で活動するふたり。ボケの吉野おいなり君さんが、ツッコミの原一刻さんをグイグイ引っ張ってネタを進めていく〝情熱型〟の漫才が見どころです。
吉野さんは『板橋ハウス』という、芸人同士のシェアハウスを舞台にした、登録者数75万人超えのYouTubeチャンネルでも活躍中。
芸人をやりながら、YouTuberとしても結果を出している新しいスタイルの若手芸人です。漫才の評価も高いコンビなので、今回の決勝進出でさらに人気が出そうです」
めぞん【初ファイナリスト】(左から)吉野おいなり君、原一刻
《ドンデコルテ》
「いつ決勝に行ってもおかしくないといわれていた実力派。ボケの渡辺銀次さんは現在40歳で、今回のファイナリストの中では最年長です。
さや香が2023年のM-1で披露した『見せ算』と同系統のネタだと言えるかもしれません。渡辺さんのちょっとズレた持論に相方の小橋共作さんが驚いたりあきれたりする。ハマったときの爆発力が大きいコンビだと思います」
ドンデコルテ【初ファイナリスト】(左から)小橋共作、渡辺銀次
《エバース》
「昨年決勝に初出場し、4位。『NHK新人お笑い大賞』と『ABCお笑いグランプリ』では優勝を果たし、今若手で最も実力がある漫才師と言っても過言ではないでしょう。
一般的に、漫才ではボケが変人でツッコミが常識人というのがセオリーですが、エバースはツッコミの町田和樹さんのほうもちょっと、とぼけているんです。そこをボケの佐々木隆史さんがすかさず指摘し、追い込んでいく様子が面白い。
スタイルはオーソドックスなしゃべくり漫才ですが、単なるボケとツッコミの応酬にとどまらない奥深さがあります」
エバース【2年連続2回目】(左から)佐々木隆史、町田和樹
《たくろう》
「何年も前からずっと面白く人気のあるコンビで、ついに決勝に来たかという感じです。ネタによってボケとツッコミが入れ替わるのですが、どちらでも赤木裕さんのおどおどしたキャラが笑いの軸になっています。
赤木さんがあたふたしすぎておかしなことをしてしまうのですが、そこで笑いを取るというのは漫才の手法として珍しいように感じます。予選ではそれがお客さんにハマって、かなりウケていました。オリジナリティのあるコンビだと思います」
たくろう【初ファイナリスト】(左から)赤木裕、きむらバンド
《ヤーレンズ》
「3年連続決勝に進出しており、安定して面白いコンビです。
出井さんは一見するとオーソドックスなツッコミですが、ネタの中で緩急をつけるために時々変なことを言ったり、過剰なツッコミをしたりすることも。ふたりでずっとふざけ合ってはしゃいでいるような雰囲気がいいですね」
ヤーレンズ【3年連続3回目】(左から)楢原真樹、出井隼之介
《ママタルト》
「2年連続の決勝進出です。昨年は決勝最下位という結果に終わりましたが、実力のあるふたりなので今年の予選はそつなく勝ち上がってきました。芸風は大鶴肥満さんの〝どう見てもボケ〟という感じの、強烈なキャラと巨体を生かした動きのあるネタが多め。
それに対して、檜原(ひわら)洋平さんがワードセンスのある長めのツッコミを入れていきます。ライブシーンではスベり知らずのコンビなので、今年こそは大きな笑いを取って順位を上げてくることを期待しています」
ママタルト【2年連続2回目】(左から)檜原洋平、大鶴肥満
【今大会は初出場のコンビに注目】
決勝戦の残り1枠をかけた敗者復活戦にも注目が集まるM-1。今年勝ち上がってきそうなコンビは誰だ!?
「期待も込めて『20世紀』。敗者復活戦は広い会場にたくさんのお客さんがいて、その中で断トツにウケなければいけない。そうなると、観客を力で巻き込む勢いのあるタイプの芸人がやや有利なのかなと思います。
20世紀はネタが面白いのはもちろん、ツッコミのしげさんのパワフルな芸風が魅力的です。
そう考えると、ハマれば爆発的な笑いが起こるであろう20世紀には期待ができます」
《敗者復活予想》20世紀(左から)木本悠斗、しげ
それでは、ズバリ優勝候補として挙げられるコンビを教えてください。
「こればかりは本当にわかりませんが、こちらも期待を込めて『ドンデコルテ』としておきます。初めて決勝に行くコンビはまだ自分たちのキャラがバレていないので、1発目にネタを出したときの驚きが強いと思います。
実際に、霜降り明星やミルクボーイなど、初決勝で優勝するコンビは多いです。ドンデコルテはキャラのインパクトが強く、ネタの中身もしっかりしている。決勝で見せる2本のネタをちゃんと仕上げてきている感じもするので、1発目でドカンとハマればその勢いで逃げ切れるのではないかと予想します」
最後に、順位とは関係なく来年以降話題になりそうなコンビは?
「豪快キャプテンですね。山下さんのキャラが強烈なので、去年の決勝から人気に火がついたバッテリィズのエースさんのような注目のされ方をする可能性があると思います。山下さんを一度見たら、テレビ関係者は絶対にバラエティに呼びたくなると思います。
特徴のあるイジられキャラなので、ドッキリを仕掛けられても面白そうだし、CMに出演しても目を引きそうです。決勝である程度結果を残せたら、優勝できなかったとしても仕事は増えそうな雰囲気があります」
注目される決戦は12月21日(日)夜6時30分からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて生放送。芸人たちの人生が変わる瞬間をその目で見届けよう。
取材・文/渡辺ありさ 撮影/松田嵩範

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