ウーバーイーツ配達で人気の料理〜2026新春編〜【チャリンコ...の画像はこちら >>

ウーバーイーツ配達で最近よく運ぶ人気の食べ物について紹介します

連載【ギグワーカーライター兼ウーバーイーツ組合委員長のチャリンコ爆走配達日誌】第134回

ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!

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2025年の新語・流行語大賞の候補に入った「麻辣湯」。大賞やトップ10には選ばれませんでしたが、ウーバーイーツ配達員の私が「はやっているな」と実感したのは20年頃。

そのことについては以前「ウーバーイーツの配達でブームを感じた人気の食べ物&スイーツ」で紹介しました。

日々ウーバーイーツ配達をしていると、食べ物の流行については早い段階でキャッチできるので、よく運ぶ人気の食べ物についてはこの連載で定期的に紹介しています。今回はその最新版を紹介します。もしかしたら今年は、麻辣湯以上にブームとなるものがここから誕生するかもしれません。

ご飯もので人気なのは沖縄生まれの料理「タコライス」。コロナ禍で外出自粛が続いた時期、都内にはフードデリバリー専門の飲食店「ゴーストレストラン」が続々オープンしました。実は、ここから配達するものが多かったのがタコライスです。

その後、ゴーストレストランの存在が世の中に知られるようになると「注文アプリの画面上は専門店と記されているのに、実態は専門店でもなんでもない」「ゴーストレストランかどうかはこうやって見分けよう」といったネガティブな話題が広まり、タコライスを販売していたゴーストレストランも閉店していきました。

ですが、その時代に味わったタコライスの味が忘れられないという人も多かったのでしょう。ここにきて、「タコス」や「ブリトー」を販売するメキシコ料理店や沖縄料理店からタコライスを運ぶケースが増えています。

麺類は麻辣湯ほど爆発的な人気のものはありませんが、じんわりと人気なのが「麺線」という台湾や香港の麺料理と「肉汁うどん」。

麺線はネクスト麻辣湯の有力候補で、そうめんぐらいの細さの麺を使った煮込み料理。

寒くなってきたので、ここから人気が出始めるかもしれません。年末年始の配達では「麻辣麺線」という麻辣湯の麺の代わりに麺線を入れる店からの配達もけっこうありました。

肉汁うどんは埼玉県などで食べられている料理。つけ麺のうどん版のようなもので、最近は都内に埼玉県発祥の肉汁うどんチェーンが出店するほど勢いがあります。

面白い動きをしているのが「アサイーボウル」。ブームが再燃しているということから、24年に新語・流行語大賞候補の言葉に選ばれました。

なぜ面白い動きなのか。それはゴーストレストランで人気だから。注文される方の心理はわかりませんが、アサイーボウルはなぜか日付が変わった深夜12時以降から早朝にかけて注文が集中し、日中はあまりありません。

飲食店で深夜から早朝だけ営業を行なうのは非効率的なので、日中に注文が少ないものはメニューから外されがち。結果、アサイーボウルを扱う実店舗は減り、深夜も営業するゴーストレストランだけが販売。ゴーストレストランの定番人気メニューとなったようです。

逆に最近減ったなと感じるのは、サラダ専門店からの配達。これは先ほど書いたメキシコ料理店の注文が増えたことが要因と思われます。タコスやブリトーを扱う店はサラダメニューが充実しているので、こちらでサラダを一緒に頼むという注文者が増えました。

タコライス、タコス、麺線、肉汁うどんはメディアで大きく取り上げられるようなブームとなるのか。それとも、人知れず人気が落ち着いていくのか。今年もたくさん配達しながら、人気の食べ物の動向をチェックしていこうと思います。

文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明

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