年に1度のカスタムカーイベント「東京オートサロン2026」
世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2026」が開催された。今年もやりすぎにも程があるクルマが勢ぞろい! というわけで、自動車研究家・山本シンヤ氏が現地を徹底取材し、注目度MAXカーを勝手に選んでランキング!
* * *
【輝く1位は一線を越えた ダイハツの軽トラ!】
山本 世界最大級の改造車の祭典「東京オートサロン2026」が、1月9日から11日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されました。
今回で44回目を迎え、27万人超が押し寄せた会場を歩き回り、徹底取材しましたが、今年も相当〝濃い〟。参加企業は389社、展示車両は856台。日本が世界に誇るカスタムカーの祭典として、その熱量を改めて見せつけました。
――それでは選考委員長、第1位からお願いします!
山本 まずお断りしておくと、昨年の世界初公開から話題沸騰のトヨタのGR GTは、すでに〝レジェンド枠〟という扱いで選考対象外にしました。ちなみに東京オートサロン出展車両から選ばれる「東京国際カスタムカーコンテスト2026」で、GR GTはコンセプトカー部門の最優秀賞を受賞しています。
【第1位】ダイハツ ハイゼットトラック PTOダンプ 大発命 会場の視線を根こそぎ奪ったのが、このダイハツの怪作。ド派手すぎる内外装に、国内外の来場者は騒然となった
――なるほど。で、1位は?
山本 1位はハイゼット トラック PTOダンプ 大発命(ダイハツメイ)です。
――会場でも異様な存在感を放っており、ネット上には「完全に一線を越えた」という声もありました。
山本 往年の〝デコトラ魂〟を令和に完全復活させた一台ですね。ド派手なのは外観だけじゃありません。内装も相当つくり込まれています。
――具体的には?
山本 歴代ハイゼットのモチーフに加え、ダイハツゆかりの大阪府池田市の花「さつきつつじ」や同市の五月山動物園の「ウォンバット」、大分県中津市の花「さつき」をデザインに落とし込んでいる。単なるネタ車ではなく、「地域と共に生きるメーカー」というメッセージが明確です。
――ふむふむ。
山本 さらに道の駅やトラックショップを巡り、実際にドライバーの声を拾ったというガチンコぶり。絶対に市販化はされませんが、本気でふざけて遊ぶ姿勢がイイ!
【第2位】ダイハツ ミラ・イース・チューンド by Dスポーツ・レーシング 2位は写真左。営業車そのままのミライース。だが中身はターボ+5速MT、6点式ロールケージをブチ込む鬼仕様
――続いて2位もダイハツ!
山本 ミラ・イース・チューンド by Dスポーツ・レーシングです。昨年、私がK4-GPでドライブした開発車両・GRスポーツコンセプトが、いよいよ市販化されます。
見た目は営業車まんまの鉄チンホイール。でも中身はターボ+5速MT、6点式ロールケージ、専用ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)を標準装備。軽量ボディとの相乗効果で、〝走らせてナンボ〟のモータースポーツのベース車に仕上がっている。ダイハツ、激アツ!
【第3位】日産 オーラNISMO RSコンセプト 専用エアロなどでド迫力にも程がある仕上がりに。
――第3位は日産です。
山本 世界初公開のオーラNISMO RSコンセプト。経営再建の真っただ中ですが、日産のイヴァン・エスピノーサ社長は私のインタビューで「NISMOブランドを強化する」と明言しています。その〝反撃の一手〟が、このモデルです。
――どこがやりすぎですか?
山本 最大のトピックは、エクストレイルNISMO用パワートレインのe-POWERを、このコンパクトなオーラに移植した点。軽量ボディにフロント204馬力、リアは136馬力です。しかもオーバーフェンダーを大胆に張り出し、さらに約20mmローダウン。見た目も走りも完全に別物です。要するに、日産版GRヤリス!
【トヨタとダイハツが軽トラでガチ対決!?】
【第4位】トヨタ GRヤリスモリゾウRR モリゾウことマスタードライバー豊田章男氏が、ニュルブルクリンク24時間耐久レース挑戦を通じて磨き上げた限定車
――4位はトヨタです。
山本 世界初公開の特別なGRヤリスモリゾウRRです。モリゾウこと豊田章男会長の〝趣味と本気〟が、極限まで詰め込まれた一台です。
――どこが特別なんですか?
山本 GRヤリスは基本的にコンペティションユース最適設計ですが、モリゾウRRは日常から峠、サーキットまで全部に対応する欲張り仕様です。
――ちなみに市販予定は?
山本 国内100台限定で、今春以降に申し込み開始予定ですが、瞬殺は間違いナシ。
【第5位】スバル WRX S4 STI Sport♯プロトタイプ 日本仕様の現行WRXで初となる6速MTを投入。レース直系パーツも特盛りで、軽快な走りを実現しているという
――第5位はスバル。
山本 世界初公開のWRX S4 STI Sport♯プロトタイプです。スバルはICE(内燃機関)をまだ諦めていません。ユーザーから多かった「なぜ現行モデルにMT(マニュアルトランスミッション)がないの?」という声に、真正面から応えた形です。
私は昨年、カナダ仕様の6速MTに試乗していますが、パワートレインのダイレクト感と伸びは2ペダルとは別物。今春、台数限定での発売予定ですが、好評ならカタログモデル昇格も!?
【第6位】ホンダ シビック タイプR HRCコンセプト ホンダが北海道に持つ鷹栖テストコースで実走し、現地でドライバーの声を聞きながら走りの熟成を進めている
――第6位はホンダのシビック タイプR HRCコンセプトです。
山本 こちらも世界初公開。ホンダのモータースポーツ活動を担うHRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)が、初めて量産車に本格的に関わったモデルです。空力をはじめとした特別なアイテムには、レースで培った技術を惜しみなく投入。
今回はカモフラージュ姿でインテリアは未公開でしたが、〝タイプRの限界突破〟を本気で狙っているのは間違いナシ!
【第7位】HKS THE HKS R35 GT-R DIMENSION Z 老舗チューニングメーカーの傑作2台。写真上のGT-Rは1億円突破カーで、海外の来場者から熱視線が注がれていた
HKS THE HKS GR YARIS Gen2 DIMENSION Y
――第7位は老舗チューニングメーカーのHKSがリリースしたコンプリートモデル。
山本 いわゆる「THE HKS」と呼ばれるコンプリートカーシリーズですね。R35 GT-Rはエンジン1300馬力、足回りはHKS製サスペンションを純正制御で可変し、エアロにはDRS(ドラッグ・リダクション・システム)まで装備した夢のフルチューン。
販売価格は1億1000万円以上で、もはや別次元。もう少し〝現実的〟なのがGRヤリスで、400馬力エンジンに専用エアロ、足回り、インテリアをフルコーディネートして1780万円~。国内はもちろん、海外からの問い合わせも相当多いとか!
【欠点】トヨタ GRハイゼット・モリゾウ・Kトレイル トヨタとダイハツの親子げんかと題した軽トラ対決が会場で大ウケ。「どっちも欲しい」という声が多数上がっていた
ダイハツ ハイゼットトラック・ジャンボ スタークライマー
――次点は軽トラ対決!
山本 親会社トヨタとダイハツによる〝軽トラ頂上決戦〟ですね。モリゾウ氏が事前に「ミッドシップ2シーター」という意味深な投稿をSNSにしていたのが、この企画なのです(笑)。ダイハツはワークス総力戦で、トヨタはレーシングドライバーの佐々木雅弘選手率いる町工場チームで参戦しました。
――ほお!
山本 ダイハツは大径タイヤでリフトアップし、ルーフとフロントガラスを撤去、着脱式ロールバーを装着するという完全振り切り仕様。
一方のトヨタは、ランドクルーザー300風フロントフェースに加え、4人乗りへ変更する正攻法。この勝負は投票で決着し、僅差でトヨタの勝利。メーカー同士が本気で遊ぶと、ここまで面白くなる!
撮影/宮下豊史
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