「予約が取れない」「高額な商品を買わされた」「無理してケガをした」......。 筋トレブームの陰で実はトラブル続出!? *写真はイメージです
年が明け、「今年は話題のパーソナルトレーニングジムに行ってみるか」と考えている人は多いかもしれない。
最近、パーソナルトレーニングが人気だ。
週プレが行なったアンケートでは、「パーソナルトレーニングを受けたことがある人(受けている人)」「興味はある人」は全体の37%で、3人に1人以上が実際に経験したり、関心を持っている(Q1)。
一方で、「パーソナルトレーニングでトラブルに遭ったり、嫌な思いをしたことがある人」は経験者の34%と、3分の1ほどいる(Q2)。
その内訳は、1位「なかなか予約が取れない」(29%)、2位「高額な商品などを買わされた(買わされそうになった)」(24%)、3位「トレーナーの指導方法が合わなかった」(15%)、4位「広告とサービス内容が違っていた」(13%)、5位「ケガをした」(10%)だ(Q3)。
消費者庁の調査でも2018年から23年のパーソナルトレーニング関連の事故は209件と報告されており、近年、件数は増えている。
なぜ、パーソナルトレーニングのトラブルが増えているのか。『世界一細かすぎる筋トレ図鑑』(小学館)などの著書がある日本体育大学の岡田隆教授に聞いた。
「パーソナルトレーニングは、筋力トレーニングと食事指導で意図的に体を変えられるという『RIZAP(ライザップ)』のCMが本格的に放送され始めた14年頃から注目を浴びました。
そして近年では、厚生労働省が『健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023』で、筋トレを実施している人は実施していない人と比べて死亡リスクや疾病リスクが10~17%低くなるという科学的根拠から、筋トレを週に2、3日実施することを推奨したことなども相まって、筋トレは一般化しています。
そのため、パーソナルトレーニングをやってみたいと思う人が増え、ライザップのようなパーソナルトレーニングジムも増加しました。
パーソナルトレーニングジムは、プールがあるような総合型のジムなどに比べて人目が気になりませんし、『今日は休もうかな』と思うようなときも『予約を取っているから行かなきゃ』という気持ちになります。
そして何より、筋トレはフォームがとても重要であり、正しいフォームで行なわないと効果が低減してしまいます。正しいフォームを身につけるためにパーソナルトレーニングはとても有効です」
でも、最近はケガやトラブルが増えていると聞きます。
「パーソナルトレーニングジムは、開業コストがあまりかかりません。住居兼用マンションの一室を借りて、そこにマシンを置けばすぐにスタートできます。
そして、トレーナーになるための資格などは必要ありません。『私はパーソナルトレーナーです』と言えば、誰でもすぐに始めることができてしまいます。
こうした背景もあって、パーソナルトレーニングジムでの事故やトラブルが増えている原因のひとつには、トレーナーの質の問題があると考えられます。
大手や全国展開をしているパーソナルトレーニングジムは、社内教育制度がしっかりしているところが多い。入社後に時間をかけて座学や実技を組み合わせた実践的な研修をしていたりします。
一方で、個人で開業されているパーソナルトレーニングジムは、トレーナーとしての教育を受けていない人が運営している場合があるかもしれません。すると、トレーニングの安全性や運営面などの知識不足からトラブルが起こりやすい。
ですから、トラブルを避けるためには、自分が入会しようとするジムのトレーナーがどんな経歴を持っているのか、どんな教育を受けているのかをきちんと調べておく必要があると思います」
ほかと比べて月会費が安いとか、家から近いなどの理由だけで選ぶと失敗するかもしれないということですね。
「体験の最後にクロージングといって『本日はいかがでしたか?』とお客さんとお話をしながら契約の可否をご判断いただく時間があります。無料体験で30分あるいは1時間ほど優しく丁寧にトレーニングを指導してもらうと断りづらくなってしまいますよね。
でも、そこで『一度、家に帰ってゆっくりと検討します』と答えるのはなんの問題もありません。選ぶ権利はお客さん側にあります。高額なプロテインや上級のコースを勧められたときも同じです。
逆にその場で強引に契約させようとするジムは、売り上げが欲しいだけで、お客さんのことを考えていないわけですから、後々トラブルになることがあるかもしれません」
パーソナルトレーニングジムでのケガが多くなっていることについては?
「まず、大前提として筋トレはある程度体に負荷のかかる運動をしているわけですから『絶対にケガをしない』ということはありえません。その上で、細心の注意を払って指導をしているわけです。
ただ、短い時間の中で最大限の効果を上げようとすると、どうしても〝攻めた指導〟をしてしまうかもしれません。ですから、『ケガだけは避けたいので、成長よりも安全性重視で、急がずに徐々に負荷を上げてください』と伝えておくのもよいかもしれませんね」
このように今、パーソナルトレーニングジムの人気の上昇とともにトラブルも増えている。これは必須の国家資格制度などがないため、安全性や運営面の知識や経験がないトレーナーが増えていることが大きな原因だ。
しかし、ジムを選ぶ側の知識不足も否めない。
取材・文/村上隆保 写真/PIXTA
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