ガザ地区はハマスとイスラエルとの戦争で瓦礫(がれき)と化した。日本は中国空母艦隊と、中国爆撃機搭載の核ミサイル攻撃があれば、いつでもガザ地区のようになってしまう......(写真:EPA=時事)
ロシア・ウクライナ戦争勃発から世界の構図は激変し、真新しい『シン世界地図』が日々、作り変えられている。
* * *
――緊迫が続く日中関係。中国は1ミリも下がる気はなく、これでは本当にやられそうです。そんな時はやはり、過去の連載でも話にあがった国策映画『かくて神風は吹く』(1944年)の中での北条時宗の言葉、
《心をもって、皇御国を守らんとする、これらの赤誠、天に通ず。4000余りの敵舟を一夜のうちに覆滅し候。これ、皆、伊勢におわします皇祖神霊の御神業。ただ、有難き御国柄と申すより、他に言うべきことはない。しかして、万民尽くが、力を合わせ、大君の為に御国のために立ち上がろうとするならば、必ずや、皇神神霊の御加護があり、第二第三の国難日本国を襲おうとも、何を恐るるに足らん》
この一節が力を与えてくれます。
佐藤 皆で一丸となって全力を尽くすと同時に真剣に念じるんです。すると、最後には常識では考えられない形で問題が解決します。これは過去の法則でしたが、今後も変わらないんですよ。
――今後も続くんですね。
佐藤 続きます。
――結果、国体護持が続いている。
佐藤 そうです。だから、国家に対する尊敬の念をもっと持てば強くなります。シンボルを重視して、シンボルに心を注ぎ込むと国が強くなるんです。
――そういうことですかね......。
佐藤 これはイスラエルにも同じことが言えます。ガザ地区のハマスの攻撃から始まり、対ヒズボラ、対イランと一連の戦争にイスラエルが勝った理由は、イスラエルの精神力が上回ったからです。
どういうことかと言うと、イスラエルの国是ともいえる「全世界に同情されて死に絶えるより、全世界を敵に回しても生き残る」、この精神力で勝ったんです。"中東の北朝鮮"ともいえるイスラエルは、中途半端な本家の北朝鮮と違って、その精神をまっとうしているわけですね。
――つまり、ユダヤ教のイスラエルと神道を持つ我が日本は、多くの共通点があるということですね。
佐藤 アジアの西端と東端で、へブライ語も日本語も国内以外では役に立たないのに関わらず、それに固執して自らの伝統を大切にするところはそっくりですよね。
――確かにそうです。
佐藤 いま、日本人がインターネットを利用する時間は、世界で何位だと思いますか?
――世界で3位とか?
佐藤 いえ、OECD(経済協力開発機構)の統計によると、先進国ではビリです。日本人はインターネットもテレビも一番見ていないんです。
――それは日本がグローバル化してない証ではないですか。
佐藤 そう、だから、実は日本は先を行っているんですね。ちなみにですが、特に最近の学生たちは、インスタグラムやLINEの登録をし直しています。1000人も友達がいるのはカッコ悪い、と15人くらいに登録人数を減らしているんですよ。
――なるほど。グローバル化していないこと、それは日本人としての精神力、特に願う力がまだ強いということですか?
佐藤 強いです。無意識のうちに日本は独自の道を進んでいます。
――そうなると、日中の脳内戦争に皆で祈ると勝てるというのも、信じられますね。
佐藤 中国、韓国は、アメリカ的な価値観にかどわかされてしまって、物質的なモノ、経済力、金の力で世界を制覇できると思っています。だから、軍事力で世界を制覇できると勘違いしていて、精神力の重要性を忘れているんです。
――段々と口調と声のリズム、そして内容が、太平洋戦争時の大日本帝国大本営発表に似てきていますよ!
佐藤 日本人は安定していますからね。12月8日に震度6強の地震が起きましたが、国民の中にはまったく動揺がありませんでした。いかに危機に強い国民なのかが明らかです。まさか、ただ鈍感だということはないでしょう。
――そんな鈍感になることはあり得ません。日々、日本語を話し、グローバル化を防ぎ、感覚を磨いて鋭敏にしている日本人が鈍感になるはずありません。......と言いながら、この会話、シン世界の連載の取材の現場が「脳内戦艦サナエ」の艦内の乗員居住区のようになっています。
佐藤 だから皆、「脳内戦艦サナエ」の影響を受けてくるんですよ。
――日々、我々は強化され、強くなっていると......。
佐藤 やはり、こういうものはちゃんと勉強しなければなりません。日本映画社(のちの日本映画新社)が製作した「日本ニュース」というのをご存じですか?
――また国策映画ですか?
佐藤 はい。その「国土戦場 サイパン島守備隊玉砕」を観てみてください。NHKアーカイブスに映像が残っています。
――ここから何を学べば......。「脳内戦艦サナエ」は玉砕でありますか?
佐藤 一見、不利に見えても最終的には勝ちます。太平洋戦争では敗れても、その後の高度経済戦争では、連合国に勝利したではありませんか。「脳内戦艦サナエ」に敗北はありません。常に勝って、勝って、勝ち進むのです。その際、最も重要になるのが。
――そのサイパン島玉砕に続いて聞きたいのは、トランプの2026年は玉砕されるのか、または大勝利になるのかです。
佐藤 いまのトランプ政権はうまくいっているので、破竹の勢いで進んでいきます。人気も高い状態ですからね。そして、新しいアメリカの国家ドクトリンが発表されました。
――はい、12月4日に国家安全保障戦略が出ました。
佐藤 あれはほぼ、ロシアのプーチン大統領と同じ考えです。
――なんと!
佐藤 アメリカを強くするためのトランプ版モンロー主義です。今度の国家安全保障戦略では、5つの「極めて重大な中核的国益」が明言されました。米国経済に打撃を与える外国勢力を阻止するとか、欧州の安全を保つために同盟国の安全を支えるとかですね。これは、モンロー主義を実行に移すためのものです。
そして、これまでトランプの外交政策には、地政学に基づく「棲み分け理論」と、自由民主主義や資本主義などの「価値観外交」の両面が混在していました。
これは、トランプもプーチンも一緒です。世界はトランプとプーチンと習近平の3人で勢力を分割して、お互いに縄張りを侵さないという方向ですね。そして、まだ勢力分割ができていないところは、適宣に争うと。
――極東の分割はすでに済んでいるのですか?
佐藤 日本と韓国はアメリカの出先ではありますが、それらをもう少し中立化しておとなしくさせたいんでしょう。
――すると、シン世界で大活躍している「脳内戦艦サナエ」がしていることは、トランプからすると「サナエ、少し待て」ということなんですか?
佐藤 はい、「もう少しおとなしくしてくれ。韓国もだ。みんな仲良くだ」ということですね。
――米露がベーリング海峡トンネルを作って、お互いに北極圏のレアアース開発を開始するとか。どこかで、米露で対中国に対抗しようという機運はないのですか?
佐藤 その3ヵ国は域内にもたっぷりと問題があります。なので、「外の世界のことについては皆仲良くしよう」という考えです。
――外に領土を拡張しない、新三国同盟でありますか?
佐藤 「三国協商」ですね、同盟は戦いますからね。あくまで喧嘩せずに商売をやろうという「三国協商」です。
――となると、いよいよ国連は崩壊ですかね。国連は用済み......。
佐藤 もう必要性はありません。ただ、なくなると面倒なのでそのまま置いておくことになります。もちろん、金は出しません。
――すさまじい「三国協商」。
佐藤 ということで、これから重要なのは、日本では政治の世界に念力が無視できない地位を占めるようになってしまったことなのです。念力は定量化できませんからね。
次回へ続く。次回の配信は2026年2月6日(金)予定です。
取材・文/小峯隆生
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