【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】16杯目「瀧の来店を...の画像はこちら >>

今回は広島県福山市へ!

「もやしソバ」をこよなく愛するピエール瀧が、名店をめぐりながら、もやしソバとは何なのかを考えたり考えなかったりするこの連載。今回は広島県にやって来ました! 住宅地にある地元の人に人気のラーメン店。

丼に「当たり」があったりして、とっても楽しいお店でした!

***

――今回は瀧さんの仕事の関係で広島県に来ています。撮影の合間に福山市にもやしソバを食べに来ました。福山東ICを降りた一般道を車で走っています。

ピエール瀧(以下、瀧) ここは戸建ての住宅が立ち並ぶ、とても静かな街道だね。雰囲気的には東京の八王子辺りって感じかな。

――ほとんど飲食店を見かけないですけど、いきなり「ふくいち」さんが見えてきましたよ。

 駐車場が広いっていうのがいいよね。店構えから、割と歴史も感じる。

――おじゃましまーす。

ご主人の広江雄一さん(以下、広江さん) いらっしゃいませ。本当にいらしてくれたんですね。電話をいただいたとき「なんで、こんな田舎のお店に来てくださるのかな」と思ったんですよ。

新手の詐欺かと疑いました。

 〝ピエール瀧が来る来る詐欺〟ってどんな詐欺っすか。で、疑ってたら本当に来ちゃったと(笑)。

広江さん はい(笑)。

 このお店は何年くらいやられているんですか?

広江さん 20年くらいですかね。もともと別の場所でお店をやってたんですけど、車で来る人が多いから駐車場が広い場所がいいかなと思って、ここに決めました。

 ご近所の方に頼りにされてそうなお店ですよね。

広江さん ありがとうございます。あと、うちのお店の特徴は〝当たりつき〟なんです。

 どういうことですか? 当たると何があるんですか?

広江さん どんぶりを持ち上げてもらうとわかるんですが、底に「777」って書いてあると当たりで、次回使える中華そばの無料券を差し上げています。

 マジで!? 当たりつきのラーメン屋さんって初めて聞きましたよ(笑)。

広江さん でも、瀧さんといえども忖度はしませんので、当たるかどうかはわかりませんよ。

 そりゃそうですよ。これで僕がどんぶりの裏を見て「わー、当たりだ!」って喜んだら、なんかへんな感じになりますから。

広江さん どんぶりは洗ったものを重ねていって、シャッフルするんです。だから、本当にランダムなんですよ。

 じゃあ、注文をお願いします。この連載はいろんなお店のもやしソバを食べる連載なので、僕はもやしソバをお願いします。でも、普通の「もやしそば」(780円)と「〇特もやしそば」(910円)があるんですね。何が違うんですか?

広江さん 〇特もやしそばは、ニンニクや唐辛子が入っていて、ちょっとピリ辛なんです。

 なるほど。あとメニューの〇特もやしそばのところに「太もやしとニラを加えたスタミナメニュー 店長イチ推し自信作!!」って書いてありますよね。じゃあ、その自信作の〇特もやしそばをください。

広江さん はい。

承知しました。

――あちこちの壁に当たった人たちのコメントがたくさん張ってありますね。なんか、みんな楽しそうです。

広江さん お待たせしました。〇特もやしそばです。

【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】16杯目「瀧の来店を詐欺かと疑っていた広島県の名店は、どんぶりが当たりつき!?」
「〇特もやしそば」(910円)

「〇特もやしそば」(910円)

 ありがとうございます。なんかいつもと違うルックスのやつが来たよ。

――でも、おいしそうです!

 まずは具材のチェックを。もやし、ニラ、メンマ、ネギ、チャーシューがのってるんだけど、注目はこれだよね。黒っぽい唐辛子が5本くらい入っている。この唐辛子は辛いですか?

広江さん 食べれば辛いですけど、スープはそんなに辛くありません。

【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】16杯目「瀧の来店を詐欺かと疑っていた広島県の名店は、どんぶりが当たりつき!?」
「〇特もやしそば」は、ちょっとピリ辛

「〇特もやしそば」は、ちょっとピリ辛

 スープは濃い醤油味ですね。

麺は細麺系かな。

広江さん このへんでは有名な「はせべ製麺所」さんの麺です。

 この唐辛子は、ちょっと黒みがかってますけど、普通の唐辛子を炒めたんですか?

広江さん 赤かった唐辛子を油で炒めるとこの色になるんです。

 スープは割と濃いめの醤油味ですけど、この炒めた唐辛子が入っているから、キリッとした味になるんですね。そして、チャーシューがデカっ! タレの味がよく染みていて、歯応えがあるけど、食べるととろける。うまい!

――ここのお店はメニューが豊富ですね。ホワイトボードにお魚のメニューもありますよ。

広江さん そうなんです。もともと居酒屋をしてたもので......。

 じゃあ元板前さんだ。サワラ刺身、ハタハタ煮付け、アオナマコポン酢......サワラユッケなんていうのもありますね。

広江さん はい。

 じゃあ、地元の皆さんは夜になると「飲みに行くか」っていう感じでここを飲み屋さんとしても使ってるんですね。で、締めがラーメンと。

――鍋もありますよ。

広江さん 冬季限定でモツ鍋、チゲ鍋なども扱っています。

 最高ですね。〇特もやしそば、とてもおいしかったです。もやしソバの割にパンチのある一杯でした。

広江さん ありがとうございます。裏は見ましたか?

 あ、見るのを忘れてた。忖度なしですもんね。でも、これで当たってたら〝持ってる〟っていうことですよね。

広江さん はい。

 じゃあ、せーの、ドン! ハズレ~(笑)。

【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】16杯目「瀧の来店を詐欺かと疑っていた広島県の名店は、どんぶりが当たりつき!?」
丼の底に「777」と書いてあれば当たり

丼の底に「777」と書いてあれば当たり

広江さん 残念!

 でも、ハズれてもなんか楽しいです。どんぶりを掲げる感じが。

広江さん 次回、ぜひ当ててください。

――お客さんがどんどん入ってきますよ。お昼が近いからですかね。

 ほんとだ。じゃあ、今から混みそうなので、われわれはこれで失礼します。本日は無理を聞いていただいて、ありがとうございました。

広江さん こちらこそ、ありがとうございました。また、お待ちしております。

【ピエール瀧の「萌え萌やしソバ探訪録」】16杯目「瀧の来店を詐欺かと疑っていた広島県の名店は、どんぶりが当たりつき!?」
真ん中がご主人の広江さん、左が同級生の藤井さん

真ん中がご主人の広江さん、左が同級生の藤井さん

――外の駐車場ももう満車ですよ。

 本当だ。なんか、地元の人に愛されているお店で楽しかったな。

***

■ラーメン食堂ふくいち  
広島県福山市千田町2-18-18 
084-955-4737 

※営業日時、メニュー、価格などは変更になる場合があります 
※おいしいもやしソバなどの情報は【moemoyashisoba@gmail.com】まで 

■ピエール瀧(ぴえーる・たき) 
1967年生まれ、静岡県出身。ミュージシャン、俳優、声優、タレント。
「無駄こそ宝なり」が信条。好物はもやしソバ。 
公式Instagram【@pierre_taki】 

構成/TAKA-HO

編集部おすすめ