就任1年目でリーグ優勝を達成した阪神・藤川監督。盤石補強でリーグ連覇&日本一を目指す
球春到来! 昨季、圧倒的な強さで独走優勝した阪神の勢いはまだまだ続くのか? セ・リーグ6球団の戦力を分析し、今季のペナントレースを展望する!
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【連覇へ盤石な虎。今年もキャンプインを迎えたプロ野球。昨季、阪神が「史上最速優勝」という強さを見せつけたセ・リーグでは、今季どのような戦いが繰り広げられるのか?
現役投手を指導するピッチングデザイナーで、『週刊プレイボーイ』本誌おなじみの野球評論家・お股ニキ氏はこう展望する。
「昨季の阪神は歴史的な独走劇でしたが、今季はさすがにもう少し差が縮まることを期待したいです。それでも、ほかの5球団と比べて、阪神はオフの補強が的確かつ盤石だったので、やはり今季も圧倒的優位な状況は揺るがないとみています」
昨季は2位と13ゲーム差。セ・リーグは一時、阪神だけ貯金がある状態で「CS不要論」も叫ばれたほど。
そこで今季から、勝率5割未満の球団や、優勝球団と10ゲーム差以上の球団がCSファイナルステージに進出した場合、優勝球団のアドバンテージを「2勝」に増やし、ファイナルステージは従来の「4勝先取制」から、最大7試合の「5勝先取制」へ開催方式を変更する案が検討されている。
「レギュラーシーズン優勝球団が日本シリーズに進むべきですが、収益面を考えるとCSは廃止できない。実際、プロ野球を盛り上げる意味でもプレーオフは必須でしょう」
では、どのような改革案が求められるのか?
「本質的には全球団の半分もCSに進出できる今の構造自体に無理がある。『球団増&3地区制』にした上で、各地区優勝球団とワイルドカード1球団の4チームで戦うのが理想ですが、そこまで思い切った改革は現実的ではなさそう。いずれにせよ、このような議論が巻き起こるほど阪神が強いとも言えます」
改めて、昨季の阪神の強さの要因はどこにあったのか?
「ボールが飛ばない〝打低〟の中、投手力がここまで圧倒的で、なおかつ広い甲子園球場が本拠地なので、〝間違い〟を起こさず勝ててしまう。しかも、1番・近本光司、2番・中野拓夢、3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔までは球史に残る盤石のラインナップ。
あえて物足りなさを挙げるなら、日本一になった2023年の『6番左翼シェルドン・ノイジー』の役割を担う選手がいなかったことと、ショートを固定できなかったことでしょう」
オフの補強では、この物足りなさにしっかり焦点を当てているという。
阪神のドラフト1位、立石。「打撃能力は森下級なので、『6番レフト』にもってこい」(お股ニキ氏)
「ドラフト1位の立石正広は、やや故障がちな点を除けば、打撃能力は森下級なので『6番レフト』にもってこい。ドラフト2位の谷端将伍も打撃能力は非常に高い。投手が盤石だからこそ、思い切った野手重視のドラフトができるのでしょう。球団の余裕と抜け目のなさを強く感じます」
固定できなかったショートで期待されるのは、新外国人キャム・ディベイニーだ。
「彼が2桁本塁打を打てれば、さらに抜け目のない打線に。ソフトバンクとの日本シリーズで課題だった『6番以降の打線の重み』が解決できます。補強ポイントの把握が的確な上に、外国人選手の目利きがやはり素晴らしいです」
新外国人投手もいい選手ばかり、とお股ニキ氏は語る。
「左腕のイーストン・ルーカスは昨季までDeNAで活躍したアンソニー・ケイ(ホワイトソックス)と同等の力があり、先発ローテに入ってきそう。
身長203cmの大型右腕カーソン・ラグズデールは粗削りながら、球団OBのランディ・メッセンジャーのようになれる資質はある。ダウリ・モレッタは独特な軌道のスライダーが魅力の右のリリーフ候補です」
では、阪神の不安要素は?
「守護神の岩崎 優が今季35歳になり、そろそろ衰えが心配されます。また、2年連続50登板超えの石井大智はWBCメンバーにも選出され、疲労の影響がどう出てくるか。
さらに、ポスティング移籍でのMLB挑戦を巡って球団と意見を交わしている才木浩人、佐藤輝のモチベーションも気になりますが、それでも〝一強〟と言っていいほど戦力は充実しています」
【虎を追う3球団。台風の目は竜!?】阪神を追うチームはどんな状況か? 昨季2位のDeNAは躍進を支えてきた外国人選手がそろって退団した。
「先発ローテを支えたケイとアンドレ・ジャクソン(ロッテ)、ケガさえなければリーグ屈指の好打者だったタイラー・オースティン(カブス)が抜けた穴は相当大きい。今季は彼らに代わって獲得した外国人選手の出来に大きく左右されそうです」
投手では、ジョン・デュプランティエ(前阪神)を獲得したほか、MLBで282試合登板を誇るホセ・ルイーズ、193cmの長身から150キロ前後の速球を繰り出すオースティン・コックス、そのコックスよりも高い203cmから常時150キロ台の速球を投げるショーン・レイノルズを獲得した。
「デュプランティエはシーズンを通して活躍できるかどうか。ほかの新外国人投手は皆、日本球界にフィットしやすい、高いアングルから速い球を投げる投手なので、期待できそうです」
野手ではマイナー通算79本塁打の両打ち外野手クーパー・ヒュンメルを獲得した。
「桑原将志(西武)とオースティンが抜けた分は、ヒュンメルが打ち、昨季終盤にケガで不在だった牧秀悟が休まず出てくれることが大前提。あとは昨季20本塁打を放った筒香嘉智、ドラフト1位の小田康一郎らにも期待です」
4年連続Aクラスと安定感が出てきたDeNA。さらなる飛躍に必要なことは?
「捕手の層は12球団随一で、選手獲得の狙いや目利きは悪くない。あとは、長年の課題でもある『チームとしてのきめ細かさ』が身につくか。走塁は改善されてきたものの、守備が改善されなければ、リーグ優勝には届かないでしょう。
ただ、相川亮二新監督は捕手としてセ・リーグを渡り歩いてきた人物であり、データやAI活用にも取り組んでくれそうなので楽しみです」
DeNAの相川新監督(左から2人目)。現役時代には横浜(現DeNA)、ヤクルト、巨人に在籍していた
昨季3位の巨人は、なんといっても岡本和真(ブルージェイズ)の抜けた穴が大きい。
「昨季も岡本が欠場した期間はなかなか打てず、阿部慎之助監督も悩みながら打線を組んでいました。頼みの綱は新外国人のボビー・ダルベック。191cm、102kgの右の長距離砲で、日本ハムのアリエル・マルティネスに打ち方が似ています。岡本レベルの活躍は厳しいでしょうが、アリエル級の打棒を期待したいです」
ドラフトが投手中心の指名だったことに加え、オフの補強でも投手の獲得が目立った巨人。前楽天のスペンサー・ハワードに加え、MLBドラフト1巡目の肩書を持つフォレスト・ウィットリー、最速160キロのブライアン・マタといった投手を獲得した。
「マタもいい球を投げますし、ウィットリーは201cmの長身から速いストレートとフォーク、カーブ、スライダーを駆使するタイプ。日本野球にアジャストできれば面白い。ほかにもドラ1左腕の竹丸和幸は楽しみな素材です」
この陣容に加え、楽天から則本昂大もFAで獲得。打てない分を投手力で補おう、という意思が透けて見える。
「戸郷翔征が復活できれば、昨季勝ち頭の山﨑伊織、外国人投手に竹丸と、先発ローテ争いは熾烈。
3年連続最下位から、昨季4位に躍進した中日は楽しみな要素が多いという。
「これまでは広いバンテリンドームを生かして投手力で戦ってきたチームですが、今季は一転、ホームランウイングの設置で打撃陣への期待が大きい。細川成也、岡林勇希、上林誠知がシーズンを通して出場できれば、外野陣はリーグ屈指の充実度です」
細川、上林、岡林らを擁し、リーグ有数の充実度を誇る中日外野陣
外国人野手では、MLB通算164発のミゲル・サノーを獲得。昨季13本塁打&チーム最多タイ58打点のジェイソン・ボスラーも残留した。
「サノーが体格も似ている日本ハムのフランミル・レイエス級に活躍できれば、相当面白い。ボスラーを三塁で固定し、サノーが一塁。昨季、新人ながら正捕手に定着した石伊雄太がさらにアジャストできれば、二遊間以外の野手はそろっています」
実は昨季、セ・リーグで阪神に唯一勝ち越した(13勝12敗)のが中日。「ストップ・ザ・阪神」の1番手に名乗り出てもおかしくない。
「投手陣も球場が狭くなる不安要素があるとはいえ、エースの髙橋宏斗に、2年目の金丸夢斗、昨季復活した大野雄大に加え、ドラフト1位の中西聖輝、2位の櫻井頼之介は共に1年目からフル回転を期待したい投手。先発の層が厚くなり、後ろは清水達也や松山晋也と安定感のある投手が控えており、ハマればAクラスは十分に狙えます」
余談だが、2年前の巨人、昨季の阪神と2年連続で「創設90周年」の球団が優勝しているセ・リーグ。
最後に、昨季Bクラスながら、オフに目立った動きの少なかった広島とヤクルトを見ていきたい。
「昨季5位の広島は2年前の夏に首位から一気に陥落して以降、なかなかチーム状態が上向きません。3連覇した当時の資産はほぼ残っておらず、各球団がテクノロジー活用などの面で進化しているのに、少し伝統的スタイルに回帰しすぎているように感じます」
広島の課題といえば、昨季のチーム本塁打数リーグ6位、得点数でも5位に終わった打線の〝火力不足〟だろう。
「小園海斗が首位打者になったとはいえ、とにかく大砲不在。頼みの末包昇大も昨季11本塁打と伸び悩んでいます。にもかかわらず、新外国人は193cm右腕のフレディ・ターノックだけ。
ドラフト1位の平川 蓮は『スイッチヒッターの柳田悠岐(ソフトバンク)』になれる可能性を秘めていますが、ルーキーに過度な期待は禁物でしょう」
広島のドラフト1位、平川。「『スイッチヒッターの柳田』になれる可能性を秘めています」(お股ニキ氏)
投手陣はどうか?
「私が以前から評価する島内颯太郎など、いい投手はもちろんいます。ただ、島内は中継ぎの一角であり、チーム全体を変える存在とは言えない。本来は投手陣を、菊池涼介や矢野雅哉らの鉄壁守備でもり立てたいですが、チームがまとまっていないようにも感じます」
最後に、村上宗隆(ホワイトソックス)が抜けた最下位ヤクルトはどうか?
「ドラフト1位の松下歩叶はいい打者ですが、いきなり村上の穴を埋めるのは難しい。高卒2年目のモイセエフ・ニキータもまだ成長段階であり、野手の新外国人も不在。
2桁勝利が2年連続で不在の投手陣にも課題は多い。
「『ヤクルトの先発』と聞いて、いまだに石川雅規と小川泰弘がまず浮かぶ状況は非常に厳しい。吉村貢司郎は個人的に好きな投手ですが、まだ圧倒感はない。ハイポテンシャルの高橋奎二も伸び悩んでいます。新外国人3投手を獲得しましたが、どこまで活躍できるか未知数です」
課題山積だが、池山隆寛新監督はどうまとめるのか?
今季からヤクルトを率いる池山新監督。「強打の内野手出身監督」には名将が多く、期待がかかる
「強打の内野手出身監督は、野球をよく理解しているケースが多い。巨人の原 辰徳前監督や阪神の岡田彰布前監督がそうですが、現役時代に主力として打線を引っ張り、守備では相手の攻めを考えながら守る必要があったからでしょう。
経歴的にも池山新監督には期待がかかります。不安要素ばかりでも、前年最下位から急に優勝することもあるのがヤクルト。60歳の初監督がどんな采配をするのか楽しみです」
今季は「最後のDHなしシーズン」としても注目のセ・リーグ。例年以上の熱いドラマを期待したい。
文/オグマナオト 写真/時事通信社



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