ヤクルトの沖縄キャンプ雑感。ドラ1の未来の大砲にも期待!【山...の画像はこちら >>

ヤクルトのキャンプについて語った山本キャスター

先日、沖縄で行なわれているヤクルトのキャンプを取材させていただきました。

基本「6勤1休」のスタイルで、シーズンに合わせてリズムを作っています。

全体練習は昼過ぎには終わるので、そのあとの個別メニューで調整をするそうです。青木宣親GMのもと本格始動ということで、メジャーのキャンプに近いような組み方かもしれません。リカバリーできる休養日が例年より圧倒的に少ないわけですが、選手に話を聞くと、練習量はそこまで変わらずとも、肉体的にもそうですが精神的にもしんどいらしく、体の張りが抜けづらいとのことでした。

キャンプの注目は、やはりドラ1の松下歩叶選手でした。実戦形式の打撃練習では、昨年に新人王のタイトルを獲得した荘司宏太投手から、左翼後方の防球ネット上部に直撃するホームランを放ったことが大きなニュースとなりましたね。

非常に強くバットを振れているのが印象的で、キャンプ初日から飛ばしていたのがわかりました。本人へのインタビューの際に聞いたところ、「打撃練習はとにかく強く振ることを意識している」とのことでしたが、実際に頼もしいスイングでした。

松下選手は"パンチ力のある強打者"という印象でした。私の両親は「新人の頃の阪神・森下翔太選手に似ている」と言っていましたが、体もできていますし、たたずまいも新人らしくない。

山田哲人選手とはちょっと違うタイプで、どちらかというと池山隆寛監督の現役時代と重なるかもしれません。大学でも大学代表でもキャプテンを務めていた松下選手は、取材の受け答えも素晴らしく、要点を簡潔に、さらに面白い言葉で伝えてくれるところにも頼もしさを感じました。

と、思い出にひたりながら原稿を書いていたら、まさかのニュースに激震が走りました。

松下選手がハムストリングのケガで別メニュー調整......。

ヤクルトの沖縄キャンプ雑感。ドラ1の未来の大砲にも期待!【山本萩子の6−4−3を待ちわびて】第205回
荒木貴裕さん、青木宣親さん、五十嵐亮太さんとのスペシャルすぎるオフショットです。待ち受けにしようかな...

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池山監督は、「1カ月ぐらいかかると思う」と報道陣に話したそうですが、時期を同じくして、高梨裕稔投手が全体練習に復帰しました。高梨投手は腰の張りのために別メニューで調整していたのですが、もともと大きなケガだったわけではなく、離脱が長引かないようにするための対応だったそうです。それも、今年のキャンプのメニューの組み方によって、自分の体と向き合う時間を多くとれたことで気づけたのだとか。松下選手のケガも、2月12日に実戦出場を回避した内山壮真選手のコンディション不良も、早めに対応できたと前向きに考え、早期の復帰を祈るばかりです。

山田選手にもインタビューさせていただいたのですが、今年は長く務めたキャプテンを降りたせいか、すっきりとした顔をしていたのが印象的でした。初挑戦となるサードの守備ですが、送球の距離はもちろん、打球の強さなどもセカンドとはまったく違ってとても難しいとのことです。

「サードから1塁までが遠い」と笑っていらっしゃいましたが、とにかく顔つきが明るく、後輩にも熱心に打撃を教えるシーンも例年以上に多く見られました。本来の山田選手らしいマイペースさを取り戻したら、今年はたくさん打ってくれるのではないでしょうか。

話を戻しますが、やはり気になるのは松下選手のケガです。ヤクルトの野手としては、2004年の川島亮さん、2005年の青木さんと2年連続で新人王を獲ったことがありますが、グラウンドに立つ松下選手には、新人王を期待させる何かがありました。

本人は「シーズンにベストを持っていけたら」と話していたとのことで、まずはしっかりケガを治して、鮮烈なデビューを楽しみに待ちわびたいと思います。

それでは、また来週。

ヤクルトの沖縄キャンプ雑感。ドラ1の未来の大砲にも期待!【山本萩子の6−4−3を待ちわびて】第205回

構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作

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