単独運転時とスタッフ全員乗車時での挙動の差を確かめるため、小田原先生は公道で試乗を実施。気になる評価は!?
"愛車探し中"の小田原ドラゴン先生が、超最新輸入車を公道でガチ取材! そこへ気鋭の女性実演販売士・ジャンプ中澤&相棒のポン太も参戦。
* * *
【3000万円超のポルシェにも乗った!】小田原 今回は、神奈川県大磯町の大磯ロングビーチで開催された、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の報道関係者向け試乗会を取材してきました。
――会場には14社22ブランド・62台が集結。その中から編集部と小田原先生で厳選に厳選を重ね、朝から夕方まで丸1日かけて計8台を乗り比べ。最新EVやPHEVはもちろん、スポーツカーも超ラグジュアリーカーも、輸入車の〝今〟を徹底チェックしました。まず率直な感想は?
小田原 いやぁ、3000万円オーバーのポルシェまで体験しまして。スポーツカーなので乗り込むだけで大変。一方で、運転しながら、「この価格帯のクルマを買う人が、世の中にはいるんだよなぁ」としみじみ思いましたよね。
ジャンプ中澤 助手席でも伝わりました。ドアの閉まる音だけで格が違うクルマがあるんだなって。まさに〝成功者の生活音〟ばかりでした。
実演販売士・ジャンプ中澤と相棒のポン太(ぬいぐるみ) ジャンプ中澤氏は小田原ドラゴンが描く話題の漫画『堀田エボリューション』公式アンバサダー
――その中で、愛車を探している小田原先生が興奮MAXになったクルマはどれ!?
小田原 フォルクスワーゲンのID.Buzz Pro!
ポン太 もずく酢バーゲン?
ジャンプ中澤 海産物のセールじゃないよ! フォルクスワーゲンのEVミニバン。
――小田原先生の胸にこのクルマがぶっ刺さったワケは?
小田原 自分の愛車、トヨタのアルトピアーノ(タウンエースベースのキャンピングカー)とも通じる、移動そのものが目的になる感覚がありましたよね。
――ただ、ボディサイズは全長4715mm×全幅1985mm×全高1925mmと、国内ミニバンより大柄です。
小田原 でも、不思議と大きさは気にならなかったですね。レトロなワーゲンバス風なのに、中身はEVだから走りは近未来的。そのギャップがまた良かったですよ。
ポン太 これに乗ってたら、近所で一番オシャレな人になれそう。スーパーやコンビニでも注目の的だよ。
フォルクスワーゲン ID.Buzz Pro(6人乗り) 価格:888万9000円~ 女子大生スタッフのドライブで後部座席に座った小田原先生。乗り心地、広さなども入念に確認していた
今回の試乗車は、写真で見るよりデカい。このダイナマイトボディの車重は2550kg!
EVらしく先進性の高いコックピットが広がる。「視認性も高いですよ」(小田原先生)
――ちなみに今回、後席に乗った女子大生スタッフから、「このミニバンの後部座席には人権がありますよ」という名言まで飛び出しました。
小田原 ほんとに広くて快適で、足元も天井も余裕がありましたね。実際に後ろに座ってみましたけど、後部座席なのに〝運搬されてる感〟がなかったんですよ。
――小田原先生は、かつてフォルクスワーゲン・ゴルフGTIのオーナーでしたよね。
小田原 まあ、キャラクターはまったく別ですけどね。ところで、このクルマの航続距離はどのくらいですか?
――WLTCモードで524km。
小田原 車中泊で日本中を旅する僕としては、過疎地の充電インフラがまだ弱いのが心配なんですよね。「この山奥から帰れる!?」って(笑)。
――電欠はRPGのダンジョンみたいな感覚ですか?
小田原 山越えダンジョンで〝残りHP10〟みたいな不安が胸に渦巻くと思います。だから正直、これでエンジン車だったら最高だったかもしれません。でもEVとしての走りは文句ナシ。ただ、現状のインフラ事情を考えると、僕のライフスタイル的に愛車にするには惜しい一台でした。
ポン太 ねぇ、お値段は?
――今回取材したモデルの車両価格は888万9000円~。
ポン太 日産セレナで僕は幸せです、はい。
小田原 余談ですが、セレナのキャンピングカーは、ほんとにいいクルマなんですよ。
小田原先生は、休憩時間も会場を歩き回り、試乗できなかったクルマを徹底チェック
――なるほど。それでは最後に、ジャンプ中澤さん、ID.Buzz Proの実演販売口上をお願いします!
ジャンプ中澤 さぁさぁ、ズラリ輸入車! 豪華な映え映え祭典だ! パワー、ぶっ飛び、刺激的! そんな中、合理主義だよ! 令和のワーゲン、ID.Buzz!
運転してるはずなのに、なんだ、この休憩感は!? ミニバンなのに揺れが少ない! 腰がラク! さすがのドイツの足回り。地面の吸いつき、走りの落ち着き、段差のいなし、家族車なのに走りの芯!
天井高く、視界も気持ちも開けてく。まさに、憧れと日常の間。気を使わない上品さ。派手さよりも生活を! 個性派EV! 疲れにくい体力の省エネというエコ。もちろんお財布にとっても、エコ......んー!? そこは、さすがの輸入車でございます。
取材終了後、週プレ自動車班は小田原先生、ジャンプ中澤氏、そしてポン太の3人(?)を直撃
●小田原ドラゴン
1970年生まれ、兵庫県出身。『僕はスノーボードに行きたいのか?』でヤンマガ月間新人漫画賞奨励賞を受賞。『コギャル寿司』で第47回文藝春秋漫画賞受賞。代表作に『おやすみなさい。』『チェリーナイツ』『ぼくと三本足のちょんぴー』『今夜は車内でおやすみなさい。
取材・文/週プレ自動車班 撮影/山本佳吾 イラスト/小田原ドラゴン
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