大谷翔平選手の、脅威の打撃練習に驚き【山本萩子の6−4−3を...の画像はこちら >>

大谷翔平について語った山本キャスター

先日、WBCに出場する侍ジャパンの取材にお邪魔させていただきました。今回は打撃練習を見させていただいたのですが、最も注目を集めたのは、やはり大谷翔平選手でした。

大谷選手といえば、最近はグラウンドで打撃練習をしないことで知られていますね。投手と野手の二刀流ということで疲労軽減が目的ですが、室内練習場で行なうため、観客はそれを目にすることができません。

これは、エンゼルス時代からチームの方針だったそうです。私はこれまでオールスター、MLBの東京シリーズ、ワールドシリーズでも大谷選手の出場した試合を取材しましたが、大谷選手が外で打っている様子を見たのは初めてでした。

実際に練習が始まると、息を飲みました。『ワースポ×MLB』(NHK BS)の時にご一緒していた黒木知宏さんが「お金を払ってでも見る価値がある」と言っていた意味が初めてわかりました。

大谷選手は軽くバットを振っているように見えるのですが、とにかくめちゃくちゃ飛びます。そのギャップがすごい。見たことない角度と速さで飛んでいくのですが、怖いと感じるくらいでした。

大谷選手に限らず、メジャーでプレーしている選手たちは打球の初速が違います。取材中にカメラを回していたスタッフさんに聞いたところ、特に驚いたのは吉田正尚選手で、「打球スピードにカメラが追いつかない」とびっくりされていました。鈴木誠也選手と大谷選手は、バンテリンドームの5階席に放りこんでいました。

大谷翔平選手の、脅威の打撃練習に驚き【山本萩子の6−4−3を待ちわびて】第208回
いよいよ初戦!!どんなドラマがうまれるんでしょう。

いよいよ初戦!!どんなドラマがうまれるんでしょう。

前回のWBCでの練習試合では、大谷選手が膝をつきながらホームランを打って大きなニュースになりましたが、その規格外のパワーは同じプロ野球選手も注目しています。今回も多くの選手がゲージを囲んでいましたし、正座をして、背筋を伸ばして見ている人もいました。森下翔太選手は、途中で立ち上がってスイングをマネしていましたね。

練習を終えた投手陣もぞくぞくと見にきましたが、その表情はキラキラとしていました。同じチームメイトとはいえ、世界屈指の選手を目の前にすると、みんな子供みたいだと思いました。

中でも、一番大きなリアクションをとっていたのは中日の藤嶋健人選手でした。大谷選手の一挙手一投足に驚きのリアクションを見せてるのがわかりました。ニュースによると、スマホで打撃練習を撮影していた藤嶋投手は「(投手は)防弾チョッキを着たほうがいい」と大興奮していたそうです。

お客さんも、大谷選手たちの練習に期待して、早くから集まっていたようです。通常練習は17時半くらいに始まるのですが、17時の時点でほぼ満員。そんなこと、なかなかないことだと思います。

個人的に驚いたのは、大谷選手のフリー打撃が始まる時にすごく静かになったこと。会場内にはBGMが流れていましたが、本当に誰も口を開かず、歓声とため息だけが漏れていました。

お客さんはじっと、打撃音を聞いているようでした。おそらく大谷選手は軽く流している程度でしたが、それでもスタンドの最上段に打ち込んでしまうわけですから、WBC本番も大いに期待です。

初戦の台湾戦はどんな結果になるのか楽しみです。それでは、また来週。

大谷翔平選手の、脅威の打撃練習に驚き【山本萩子の6−4−3を待ちわびて】第208回

構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作

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