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あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第200回】過去に逃げ馬が大駆けして大穴を取った時のイメージが拭えません。どれだけ競馬新聞を冷静に読もうと思っても、過去に自分が勝った時のイメージが強烈すぎて、人気薄の馬がいるとつい買ってしまいます。初恋の人に似た女性を好きになるのと同じ感覚だなと思って反省するのですが、それでもやはり同じ過ちを繰り返します。なにかいい案はありませんか?(PN:なすおやじ・30代・会社員・男性)

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今週は弥生賞でした。順番は違えど結局1~3番人気での決着。4着も4番人気。本命はアドマイヤクアッズにしたが3着。これは悲観することではなく、皐月賞のための前哨戦ということで、むしろ皐月賞で人気落ちで狙えるとみたい。まあまだ本命にするかはわからないが。バステールもそこそこ人気にはなりそうですね。

大穴を当てた記憶が忘れられず人気薄狙いをしてしまう場合の対処法とは?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第200回

では質問へ。

今回も面白く、為になる質問ですね。

感謝いたします。

「記憶」、これは人間にとって1番大事なものと言っても過言ではないものです。

知識、経験、成長、これらは記憶がなければ成り立ちません。例えば記憶が毎日リセットされてしまったらどうでしょう?恋愛、結婚なんかしても、次の日には相手のことを覚えてません。勉強、仕事も次の日に全て忘れ去られるのならやる意味もないでしょう。

昔、「メメント」という映画がありましたね。主人公の記憶が10分しか持たない。10分後には記憶は全て消されてしまうというものでした。忘れないように、出来事、覚えておかなくてはいけないことを自分の身体にメモする。観てない方は是非観てほしいです。記憶がいかに大切なのか、記憶無しでは人は生きていけないというのを痛感させられる映画でした。

一方、「忘れる」というのも人間の特技のひとつなんです。

大失敗、大失態、大失恋、黒歴史などの記憶が薄れていくから、記憶が塗り替えられていくから生きていけます。忘れることが出来なければ、前に進めなかったり、精神が持たなかったりするでしょう。事件、問題、スキャンダルを起こした有名人は叩かれ、炎上します。もしも人々が忘れることがなければ、記憶が色褪せなければ、炎上の火は燃え続けることでしょう。「あんなことあったね」くらいに忘れることが出来るのも大切なことなんです。

つまり、記憶と忘却のバランスがとても大切なのです。

今回の質問は大穴の逃げ馬で大儲けしたイメージが払拭出来ないというものですが、これで言えば「忘却」のバランスが悪いのかもしれませんね。

初恋の話もそうですが、あの人が忘れられなくて新しい恋愛が出来ないという人は多いと思います。いつまでも過去の栄光に捉われてる人もいますよね。しかし、時は休むことをせずに進み続け、時代は移り変わっていきます。自分もアップデートし、成長、進化していかないと面白くないと思っています。ただ、定番、こだわり、ポリシー、信念のように変えないものもあります。

全てを新しくする必要もないし、曲げないものも必要です。

大穴を当てた記憶が忘れられず人気薄狙いをしてしまう場合の対処法とは?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第200回

今週のギャンブル格言【こだわりを持ってクリエイティブに生きる。】

例えば、穴の逃げ馬しか買わない!って決めちゃうのもありかもしれませんね。

どんな買い方したって、全通りじゃなければ毎回当たることはありません。それなら迷いを捨てて、「俺は人気薄の逃げ馬しか買わない!」というのも。まあ、たまには当たると思いますが、連敗に耐えられるかどうかですかね。

恋愛に関して言えば、自分は1人しか経験がないのですが、仮に別れたとして、彼女と似たタイプとは思わないですね。似て非なるものになるでしょう。人はそれぞれ唯一無二です。なんなら恋愛に関しては、もしこれが終われば卒業するかもです。

結論から言えば、「記憶の有り難さを感じ、忘却をバランス良く使って」といった感じですかね。

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大穴を当てた記憶が忘れられず人気薄狙いをしてしまう場合の対処法とは?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第200回

じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。

構成・撮影/キンマサタカ

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