レトロ遺産を掘り返す山下メロ氏
記憶の扉のドアボーイ・山下メロです。記憶の底に埋没しがちな平成時代の遺産を今週も掘り返していきましょう。
さて、この冬の出来事で思い出されるのがイタリアで行なわれた冬季五輪、ミラノ・コルティナオリンピックです。特にフィギュアスケートペアの日本史上初となる金メダルは連日の話題でした。
そこで日本開催の冬季五輪を振り返ると、平成唯一となる1998年の長野五輪があります。今回は現物として残っている長野五輪の関連アイテムからほんの一部を紹介します。
スノーレッツのクッション。公式スポンサーAmwayのタグ付き
ネクタイピン
ぬいぐるみ
長野五輪では近年の大会と同様、多種多様な商品が作られました。定期的に開催される歴史ある国際大会という性質上、五輪グッズには世界中にコレクターがいます。
長野五輪グッズで重要なのはマスコットである4羽のフクロウ「スノーレッツ」。大会ロゴマークと同様、ブランディング会社のランドー・アソシエイツが手がけています。手描き感のあるキャッチーさで人気となり、キーホルダーやぬいぐるみなどいろいろな商品が生まれました。
公式スポンサーであるセイコーのALBA SPOONの長野五輪モデル
スノーレッツ以外の商品もたくさんありますが、当時人気だった腕時計、セイコー・ALBA SPOONの長野五輪モデルは時代を感じさせます。
AGHARTAの『WAになっておどろう』(CD)
音楽方面に目を向けると、『みんなのうた』の人気曲で、角松敏生さんが長万部太郎という変名でプロデュースし、V6もカバーした『WAになっておどろう』がスノーレッツの公式テーマ曲になりました。
少年隊の『湾岸スキーヤー』(CD)
そして、フジテレビの五輪中継テーマソングとなったのが少年隊の『湾岸スキーヤー』。海のない長野で湾岸?......という感じもしますが、もともとは山下達郎さんによる千葉の船橋にあった屋内型スキー場のCMソングをリメイクしたもの。歌詞の中にお台場に移転したばかりのフジテレビ新社屋と思われる内容が歌われています。
多種多様な関連商品を生み出した長野五輪には勢いがありました。また日本で冬季五輪が開催されることを願います。
撮影/山下メロ
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