WBCでは打者専念だったが、今季は開幕から二刀流フル回転での起用が期待される大谷翔平
WBCでも超絶プレーを連発するMLBのスーパースターたち。果たして、今季の"主役"になるのはいったい誰なのか? 両リーグを代表する"投打の顔"に加え、活躍が期待される日本人メジャーリーガーを一挙紹介!
* * *
【サイ・ヤング賞争い山本由伸は何番手?】侍ジャパンだけでなく、大会全体でメジャーリーガーの本気のプレーが満載のWBC。
そこで、MLBに精通する野球評論家で、現役投手を指導するピッチングデザイナーのお股ニキ氏に、今季の注目選手を紹介いただこう。
MLBの"投の主役"といえば、やはりサイ・ヤング賞だろう。昨季ア・リーグはタリク・スクーバル(タイガース)が2年連続受賞。ナ・リーグは2年目の俊英、ポール・スキーンズ(パイレーツ)が23歳の若さで満票受賞。今季もこのふたりが中心になりそうだ。
ランディ・ジョンソン以来となる3年連続サイ・ヤング賞受賞を目指すタリク・スクーバル
昨季は2年連続で防御率1点台を記録し、自身初のサイ・ヤング賞を受賞したポール・スキーンズ
「スクーバルは今季も受賞すれば3年連続で、ランディ・ジョンソン(当時ダイヤモンドバックス)以来の快挙。29歳で全盛期を迎えているだけでなく、来季以降の高額契約も見据え、今季はタイガースと1年契約を結びました。結果にこだわる一年になりそうで非常に楽しみです」
一方のスキーンズは、最速164キロのストレートに加え、スライダー、スイーパー、チェンジアップ、カーブ、シンカー、さらにスプリットとシンカーのハイブリッド球種「スプリンカー」も加えた7つの球種で打者を翻弄(ほんろう)する。
「今季は投球アングルがやや上がり、ストレートの威力とスプリンカーの落差が増しています。昨季は防御率1.97でしたが、前半戦はそこまで状態が良くなかった。WBCでもいい球を投げているので、この調子がシーズン最後まで続けば、今季もすさまじい成績を残しそうです」
このふたりを追う2番手グループにいるのが、われらが山本由伸(ドジャース)だ。
ポストシーズンで躍動しワールドシリーズで3勝を挙げてMVPに輝いた山本由伸
「山本は昨季ワールドシリーズで無理をしたこともあり、球威が落ちていないかが一番の懸念点でした。
しかし、キャンプやWBCでの投球を見る限り、球速は昨季以上。球の強度は問題なく、むしろ球速が出すぎるあまり、スプリットは変化量が小さくなってしまい、空振りを奪えない場面も何度かありました。頭のいい山本なら投げるたびに微調整していくはずで、何も心配はいりません。シーズンを通して活躍してほしいです」
同じ2番手グループには、昨季サイ・ヤング賞ナ・リーグ2位のクリストファー・サンチェス(フィリーズ)、ア・リーグ2位のギャレット・クロシェ(レッドソックス)、毎年のようにサイ・ヤング賞で2、3位争いを演じるザック・ウィーラー(フィリーズ)という面々がいる。
中でもサンチェスは昨季、大谷に対し、ポストシーズンも含めて12打数1安打9奪三振。1試合3奪三振が2度もある"大谷キラー"だ。
「シンカーとチェンジアップが武器の身長198㎝左腕。個人的にはMLBで最も過小評価されている投手だと思っています。もっと注目を集めていい実力者です」
クロシェは昨季18勝5敗。255奪三振は全球団で1位だ。
「左のスリークオーターで、特徴的な足の上げ方から158キロ前後の球がビシッと来る。
ウィーラーは昨年8月に右腕血栓除去手術を受けているだけに出遅れが心配だが、その実力は折り紙付きだ。
「"永遠のサイ・ヤング賞2位"と言いたくなるのがウィーラー。ただ、球質だけ見れば、メジャー屈指の存在です」
さらに、条件付きではあるものの、サイ・ヤング賞も期待できるのが大谷翔平(ドジャース)だ。
「二刀流の大谷はどうしても登板間隔が空き、登板数も限られるのがネック。ただ、4年前の28登板まで伸ばせればチャンスはあります。また、打者仕様の筋肉のため、投手としてはスタミナ切れが起きやすいと感じます。
それでも昨季後半戦の球質はスクーバルやスキーンズと互角レベルでした。全盛期の今、本塁打王とサイ・ヤング賞のW受賞を狙えるチャンス。大谷自身はきっと本気でサイ・ヤング賞を狙っているはずです」
サイ・ヤング賞2度の37歳右腕、ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)もトミー・ジョン手術を経て、復活の兆しだ。
「デグロムは昨季、6年ぶりに2桁勝利を挙げ、カムバック賞を受賞。ケガさえなければこれくらいできる、と質の高さを証明しました。
そのほかの注目株として、ア・リーグではハンター・ブラウン(アストロズ)、カイル・ブラディッシュ(オリオールズ)らの名前が挙がった。
「ブラウンは昨季サイ・ヤング賞3位。今井達也(アストロズ)の同僚として日本のファンも注目する機会が増えそう。ブラディッシュはトミー・ジョン手術から昨年8月に復帰。9月の投球は良かったので楽しみです」
ナ・リーグでは、22歳のエウリー・ペレス(マーリンズ)、24歳のジャレッド・ジョーンズと23歳のバッバ・チャンドラー(共にパイレーツ)ら期待の若手投手が多い。
「ペレスは昨季、トミー・ジョン手術から1年ぶりに復帰して7勝。身長203㎝から繰り出す落差のあるチェンジアップはMLBで最も空振りが取れるボールといわれています。
パイレーツのふたりは共に160キロ超の右腕で、スキーンズと共に強力先発陣を形成しそう。マーリンズとパイレーツはどちらも若手有望株が多く、今季注目の2球団です」
昨季はルーキーながら、ポストシーズンで最速168キロを計測したジェイコブ・ミジオロウスキー
若手でもうひとり、来月24歳になる若き剛腕ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ)も注目の逸材だ。
「昨季、『怪物新人』としてメジャーデビューし、ポストシーズンで最速168キロを計測。変化球がもっと良くなって完成度が高まれば、かなり活躍するはずです」
【まだまだ続く2強大谷・ジャッジ時代】続いて、MLBの"打の主役"を見ていこう。本命はもちろん、昨季もMVPを分け合った大谷とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だ。
「今のMLBは大谷・ジャッジ時代。最大瞬間風速では大谷に分があり、WBCでも初戦から本塁打を連発するなど、圧巻の勝負強さを発揮しました。
一方のジャッジは再現性の塊で、昨季は初の首位打者獲得と、安定感が増しています。今季はオープン戦から状態も良く、さらに手がつけられなくなる可能性も。懸念点があるとすれば、故障くらいです」
昨季キャリアハイの打率.331を記録し、初めて首位打者のタイトルを獲得したアーロン・ジャッジ
この別格のふたりを追いかけるのが、「15年7億6500万ドル(約1150億円)」のプロスポーツ史上最高額契約男であるフアン・ソト(メッツ)、昨季本塁打王のカイル・シュワーバー(フィリーズ)、昨季捕手として史上初の60本塁打を放ったカル・ローリー(マリナーズ)だ。
「ソトの『選球眼+長打力』は投手が最も嫌な組み合わせ。勝負強く、高めを叩けるのも魅力です。シュワーバーはかつて打率2割前後で本塁打王になった頃(22年)と比べ、打率も安定してきました。ローリーは打撃だけでなく、捕手としても一流。さらに、スイッチヒッターでもあるという点で改めて注目すべき選手です」
さらに、本塁打王経験者のブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、強打の三塁手であるエウヘニオ・スアレス(レッズ)らもいる。
「ゲレーロJr.は昨季23本塁打と物足りなかったものの、本来持っているものはいい。ポストシーズンでは打率.397で8本塁打、15打点。
『投手・大谷』を得意としている点も必見です。スアレスは昨季、リーグをまたいで49本塁打。今年は古巣のレッズに復帰しましたが、昨年の打撃を継続できるか」
長距離砲以外に目を向けると、総合力ではボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、走力はエリー・デラクルーズ(レッズ)に注目したいという。
打撃タイトルのほか、ショートで2年連続のゴールドグラブ賞を受賞したボビー・ウィットJr.
「ウィットJr.は遊撃手でゴールドグラブ賞を2年連続受賞した守備力に加え、直近2年連続で最多安打、24年には首位打者のタイトルも獲得。今回のWBCでもアメリカ代表として好プレーを連発した名手です。
デラクルーズは一昨年、67盗塁で盗塁王。昨季は37盗塁と数字を落としましたが、牽制球制限があり、ベースも大きくなっている今、足で魅せる絶好のチャンスと言えます」
若手ブレイク候補では、まだメジャーデビュー前のコナー・グリフィン(パイレーツ傘下)を推す。
「来月20歳になる若手ショートで、現地ではかなり騒がれている有望株。MVP3回のマイク・トラウト(エンゼルス)を彷彿(ほうふつ)とさせる雰囲気があり、首が太く筋骨隆々。
オープン戦では本塁打を連発しています。スキーンズが前評判どおり1年目から活躍したように、新人でいきなりブレイクする可能性もあります」
【今井、岡本、村上。最後に、大谷・山本以外の日本人メジャーリーガーも見ていきたい。
今季からアストロズに入団した今井達也。「千賀の1年目に近い数字を期待」(お股ニキ氏)
まずは、今季アストロズに入団した今井。どのくらいの数字を残しそうか。
「キャンプで対戦したチームメイトのホセ・アルトゥーベが『スライダーは回転が見えなくていい球』と褒めていました。今井のスライダーはシュート成分があり、さらに回転が見えにくいので、打者からすると球種が判別できない。千賀滉大(メッツ)の1年目(12勝7敗、防御率2.98)に近い数字を期待したいです」
ブルージェイズに入団した岡本和真はどうか。
「オープン戦ではアメリカ代表クレイ・ホームズ(メッツ)からバックスクリーンに本塁打。鈴木誠也(カブス)の1年目(14本塁打、打率.262)以上は打ちそうで、願わくは20本塁打を期待したいです」
今季からブルージェイズに入団した岡本和真。「願わくは20本塁打を期待したい」(お股ニキ氏)
今季からホワイトソックスに入団した村上宗隆。「パワーはMLBでも通用する」(お股ニキ氏)
ホワイトソックスに入団した村上宗隆は、岡本と比べると厳しい評価になるという。
「22歳で史上最年少三冠王という実績はありますが、まだこれからの選手。打撃フォームも改良段階で、守備も発展途上。ポテンシャルはあるし、パワーはMLBでも通用するので、足場を固める年にしてほしい」
続いて実績組。2年目の昨季は数字を落とした今永昇太(カブス)だが、1年目のインパクトを取り戻せるか。
「昨季はストレートの球速が伸びなかったですが、オープン戦を見ると昨季より約3キロ速い。一発を浴びがちな点は不安要素ですが、今季は1年契約で結果が求められるだけに10勝、防御率3点台半ばは目指したい。チームもエースとして期待しているはずです」
WBCで本塁打を連発した吉田正尚(レッドソックス)、鈴木誠也には例年以上に注目が集まりそうだ。
「吉田は守備に課題があり、常時スタメンにはなれず、年俸が高額でトレードにも出しにくい。難しい立場ですが、出番があれば打率.290、17本塁打は打てる実力者です。鈴木は大谷の陰に隠れがちですが、日本人歴代最強の右打者でしょう。
昨季後半戦はスランプに陥りましたが、シーズン最終盤に調子を上げて4戦連発。そのいい状態が継続できているようです。今年は打率.270、40本塁打、120打点を期待したいです」
そして、2年目を迎える佐々木朗希(ドジャース)は出番を増やせるだろうか。
「いい状態が続けばローテ入りもありえますが、なかなかフォームも定まらない状況でストレートの質もまだまだ。
ドジャースはエメット・シーハン、トミー・ジョン手術から復帰のリバー・ライアンという若手有望株がいるので、その競争にも勝たなければならない。本来のポテンシャルを発揮してほしいです」
文/オグマナオト 写真/時事通信社



![[アシックス] ランニングシューズ MAGIC SPEED 4 1011B875 メンズ 750(セイフティー イエロー/ブラック) 26.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41dF0gpSbEL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ PATRIOT 13 1011B567 メンズ 010(ブラック/デジタルアクア) 25.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZS3Bh2dVL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ GEL-KAYANO 31 1011B867 メンズ 001(ブラック/ブラック) 27.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/418iZuXV-tL._SL500_.jpg)




![【日本企業】 ぶら下がり健康器 懸垂バー 懸垂マシン [コンパクト/10段調節/日本語説明書/2年保証] 筋トレ チンニングスタンド (ブラック)](https://m.media-amazon.com/images/I/41B0yIoAZrL._SL500_.jpg)
![[Xiyaoer] 靴下 メンズ くるぶし 10足セット夏用 【吸汗 防臭 綿】 カラフルソックス カジュアルソックス 綿 24-27cm 靴下 おしゃれ スポーツ くつした メンズ 男性用 ビジネス クルーソックス くつ下 通気性 吸汗速乾 リブ柄 (10足セット6)](https://m.media-amazon.com/images/I/51dJIW6OMFL._SL500_.jpg)