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ビジュアル的な「可愛さ」がそいでしまうもの
とても可愛らしい映画である。
若干ネタバレ気味になるが、とはいえ予告編に既に映っていたので書いてしまってもいいと思うが、本作の可愛らしさは主人公が宇宙の彼方で遭遇する、とある存在にその多くを負っている。
異世界の存在との「異文化交流」を描く、いわゆる「ファースト・コンタクト」ものの映画には独自の朗らかな魅力がある。
そういう作品は、どれほど文化や見た目が異なる存在であっても、そこにはコミュニケーションの可能性があり、そこで「友情」が育まれることもある、ということを改めて確信させてくれるからだ。
『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983年)のイウォークや『E.T.』(1982年)、『第5惑星』(1985年)の異星人、またタマリアン星人はじめ『スター・トレック』シリーズに登場するエイリアンに胸打たれるのは(タマリアン星人初出は『新スター・トレック』1991年)、彼らが「可能性」を体現しているからだ。
ただ本作に登場する存在は、動きの付け方も含め、 ビジュアル的な「可愛さ」を少し強調しすぎたきらいはある。
それはそれで全く構わない気もするが、そのことで本来的に備わった「異質さ」がやや弱まってしまった感は残る。
STORY:原因不明の太陽エネルギー喪失により人類は滅亡の危機に直面。人類生存の唯一の道は宇宙船で11.9光年先にある唯一無事な星へ向かい、太陽を救う謎を解くことのみ。この計画のため、中学の科学教師グレースが宇宙へ送り出される......
監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
出演:ライアン・ゴズリングほか
上映時間:156分
全国公開中
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