小田原ドラゴン(おだわら・どらごん) 1970年生まれ、兵庫県出身。『僕はスノーボードに行きたいのか?』でヤンマガ月間新人漫画賞奨励賞を受賞。
2024年9月、集英社「週プレNEWS」で連載が始まった小田原ドラゴンの新作漫画『堀田エボリューション』。フィクション作品としては実に9年ぶりとなる待望の新作です。では、この奇才・小田原ドラゴンは、どのような歩みを経て『堀田エボリューション』にたどり着いたのか――。その創作の舞台裏をじっくり紐解いていきます。
連載第33回は、『堀田エボリューション』第2巻のお話です。
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漫画家の小田原ドラゴンです。
おかげさまで、『堀田エボリューション』第2巻(YJCレーベル/集英社)が、3月18日に発売となりました。収録話は第17話から第31話までです。
『堀田エボリューション』(©小田原ドラゴン/集英社)第2巻の表紙も描きおろし
第2巻の見どころとして、連載時にも話題になったのが、第17話「プロポーズ大作戦」。この回には、実は拙著『チェリーナイツ』(講談社)に登場する田村らしき男が、こっそり紛れ込んでいます。
経緯を少しだけ書くと、第17話は嵐の中で展開するエピソードでした。
打ち合わせの際、担当編集が妙に前のめりになり、「小田原作品において嵐は重要です」と力説してきたんですね。
童貞漫画の金字塔『チェリーナイツ』(講談社)
話を聞いてみると、『チェリーナイツ』第44話も同じく嵐の回で、それが最高に面白くて、印象に残っているとのことでした。
それなら、と。ごく自然な流れで「それらしき人物を出してみるか」と思いつき、結果として、あの形になりました。
僕はちょっとしたセルフオマージュのつもりだったのですが、連載時には思いのほか読者の方に喜んでいただけて、素直にありがたかったです。
ちなみに担当編集は、ネーム段階から悶絶ヨガリ泣きしていたので、こっちもよかったです、はい。
まだ読んでいない方は、ぜひコミック第2巻で探してみてください。嵐の中にいます。
本当はここでいくつかお知らせしたいこともあるのですが、まだ正式決定前のため控えておきます。
とはいえ、ファンの方には割と大きいニュースになるかもしれません。
次回のこのコラムで発表できるかな。できなかったら、「あ、とん挫したんだな」と思って、生温かく見守っていただければ幸いです。
《つづく》
小田原ドラゴン『堀田エボリューション』(集英社)は毎月第2/第4土曜日に更新
撮影/山本佳吾
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