『週刊プレイボーイ』でコラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」を連載している呂布カルマ
ラッパーとしてはもとより、グラビアディガー、テレビのコメンテーターなど、多岐にわたって異彩を放っている呂布(りょふ)カルマ。『週刊プレイボーイ』の連載コラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」では『花粉症』について語った。
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★今週のひと言「最近悩まされていた花粉症。劇的な改善方法を俺は発見!」
今年も花粉症のシーズンが始まりましたよね、と。
このコラムの担当編集さんとテーマ決め会議の段階では、俺はまだ花粉症だった。いや、花粉症だと思い込んでいた。いや、思い込まされていた。
でも、今はもう違う。俺は花粉症なんかではないよ。気のせいでした。
もともと俺が花粉症だと勘違いし出したのは、ここ2、3年のこと。その以前にさらに花粉症を疑う時期が2、3年あって、その前はというと花粉症でぐしゃぐしゃになっている人たちを哀れみ、それに対して平気な自分に優越感に浸っていたように思う。
そして年々春先に目鼻に違和感を覚え始めても、最初数年は季節柄軽く風邪でもひいているのだと言い聞かせていた。花粉症だと認めるのが悔しかったのだ。
今となってはそのままでよかったのだが、花粉症かもしれないと自分で疑い始めたが最後、認めるのは時間の問題だった。実際認めてみたら、同じように苦しむ同志たちと傷を舐め合ったり、対策を情報交換したり。そのほうがひとりで苦しむより楽だった。
俺は花粉に気持ちで負けたのだ。以来、俺は負け犬として情けなくはなを垂らして生きることを余儀なくされていた。
そんな中、先日『ケンドーコバヤシのキャベリバ内閣』(TOKYO MX)で共演するケンコバ総理(番組内でケンコバさんと俺は総理と官房長官の間柄)から、楽屋で「花粉症なんか精神的なもんや」と教わった。
海外には花粉症などない、と。大量のスギ花粉が飛散する映像を繰り返し見せられることでメディアに刷り込まれているだけだと。同じく肩凝りも概念ごと海外には存在せず、日本独自の精神的なものだと。もちろん、その論になんのエビデンスも存在しない。が、そのほうが都合がいい。精神的なものなら気にさえしなければなんとでもなるからだ。
実際思い当たる節があって、以前、顔面中に突如発生したイボに悩まされ病院にかかったことがあるのだが、先生から「イボは免疫をダマして発生するから薬ではどうにもならず、ひとつふたつなら凍らして除去することもできるがこの数だと難しい。免疫力に頼るしかなく、イボ地蔵にお参りすることで良くなる例もある」と説明を受けた。
地蔵様にお参りしないまでも、半信半疑以下ぐらいの気持ちで「イボ消えろ」とその日から念じてみること数日、なんと顔中のイボは桜が散るかのごとくハラハラと落ち、1週間以内に完治したのだ。
そのときから意思の力、思い込みの免疫力を俺は信じている。半ば過信気味に。
ついでに肩凝りも俺は感じない。姿勢が良くない俺は体がゆがんでいることは確実で、マッサージの心得がある人からも「凝ってるよ」と言われるが、俺自身まったく自覚していないし、実際に痛くないのだ。
男性の乳首の開発に似ているかもしれない。そこを性感帯だと認知しなければ、ただくすぐったいだけだ。
肩凝りにしても花粉症にしても、人の生死に関わらない割にその対策に大きな消費が生まれ、一大マーケットになっている。なくなってもらっては困るのだろう。
だけど俺は知っちゃったもんね。
多少多めにはなをかむ日もあるが、そんな日もあるだろう。このコラムを書くにあたりケンコバ総理の言っていたことをネットで調べたら、海外にも花粉症も肩凝りもあるんだとか。ふぅん......本当にネットなんかウソばっかりで信用できないよな......。
撮影/田中智久

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