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『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は女優・高田里穂(たかだ・りほ)さんよる前編。

高田さんは2002年、地元・福岡県久留米市の芸能スクールに所属し、アイドルグループの一員としてデビュー。2007年からファッション誌『ピチレモン』のモデル、『早稲田塾』イメージガールとして活躍するように。2009年以降は女優としても活動するようになり、2010年『仮面ライダーオーズ』のヒロイン・泉比奈役を演じて、一躍ブレイクを果たす。

そしてファースト写真集『きらきら』(2009年)でグラビアデビュー。『週刊プレイボーイ』には2010年38号で初登場し、2021年39・40合併号で約11年ぶりにグラビアを披露すると一躍、その美貌と見事なスタイルが話題に。写真集『完成された未完成』(2022年)を発売するに至る。

現在は女優としてドラマや映画を中心に活動。また最新写真集『素描』(2025年/講談社)を3年ぶりに発売するなど話題は尽きない。今回はそんな彼女にデビューまでの道のりグラビアデビューなどに関するエピソードを語ってもらった。 

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」
『週刊プレイボーイ』2010年38号(撮影/矢西誠二)より

『週刊プレイボーイ』2010年38号(撮影/矢西誠二)より

ーー高田さんは幼い頃、芸能スクールへ通っていて、そのままデビューへと繋がったと聞きました。

高田 小学校2年生のとき、地元雑誌のオーディションに友達と応募したのが最初です。運良く受かって、そこが主宰する芸能スクールに入り、さらにアイドルグループの一員として活動するようになりました。

中学1年生のときに今の事務所に入所し、『ピチレモン』のモデル、『早稲田塾』のイメージガールをやることになりましたね。

ーーもともと芸能界への憧れはあったんですか?

高田 ありました。幼い頃から人前に立ち、大人を喜ばせるのが好きで。いつかは芸能の道へと思っていました。小さい頃はアイドルをやっていたこともあり、歌手になるのが将来の夢でしたね。

ーーどんな子供だったんですか?

高田 完全な男のコです。兄がふたりいるせいか、すごく活発で、周りにいるのも男のコばかり。ケンカもしょっちゅうして、相手をよく泣かせていましたよ(笑)。

ーーいまの高田さんからは想像がつかないです(笑)。15歳のとき、ファースト写真集『きらきら』を発売(ワニブックス/2009年刊)。街中や雪山などを舞台に、タイトル通り、まぶしく健康的な姿を収めた一冊ですが、そこで水着姿を披露するのが高田さんの「初グラビア」になるんですよね。

高田 はい。

写真集を出すと聞いた時は「一体、誰が買うんだろう?」と思いました(笑)。当時、月刊誌の『アップトゥボーイ』に度々出ていて、1年間かけて撮り下ろした写真がもとになっています。撮影は主に東京で。あとは長野県の雪山などでも撮影しました。

ーー水着になることに抵抗は?

高田 ありましたね。そこまで自分の体型に自信がなかったんですよ。ある時期、すごく太っちゃって、一度『ピチレモン』の誌面を見て、二重顎の自分に驚愕したんです(笑)。マネージャーさんからは怒られるし、がっかりしちゃうし......。

ーー当時は今みたく、レタッチの発想がなかったですからね。撮影中の思い出なんてあります?

高田 私、人生で2回だけ遅刻したんですけど、この撮影中に初めてしました。いや厳密には遅刻ではなくて、集合時間通りに言ったんですよ。だけど、それより前に行くのがならわしというか。

その時もマネージャーさんに結構、怒られましたね(笑)。

ーー厳しい(笑)。

高田 あと読者を想定してだろうけど、スタッフさんに「カメラを男性だと思って」と言われて、驚いた記憶があります。それまではいかに自分を可愛く見せるかだけ考えていて、男性目線を意識したことはなかったんです。女性としての自分を意識したのは、その時が初めてだったかも。ある意味、表現の転機になりました。
 

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」

ーー出来上がった写真集を手にした時の気持ちは?

高田 う~ん、正直、複雑でしたね。表紙が笑顔なんですけど、当時の自分はクールで、大人びた中学生のイメージだったので。制作中、別のものがいいと言ったんです。だけど結局、それになっちゃって。いまは十分、素敵だと思いますけどね(笑)

ーー写真集の発売イベントは、やったんですか?

高田 300人くらい来て、びっくりしちゃった。その時にいらして、いまも応援してくださってる方もいます。

今になって「俺は原石を見つけたんだ」なんて言ってましたけど(笑)、ものすごくありがたいですよね。本当に感謝です。

ーーある意味、写真集が繋いだわけですね。さて『週刊プレイボーイ』には、2010年38号(9月6日発売)が初登場です。この時のグラビアは覚えています?

高田 はい。カメラマンさんが「朝の海を撮りたい」ってことで、夜中の2時頃、都内で集合して、千葉県九十九里辺りの海へ行ったんですよ。海の撮影を終えた後、確か、朝6時頃かな。ファミレスでスタッフみんなと朝ごはんを食べたと思います(笑)。この頃は『仮面ライダーオーズ』(2010~2011年)のヒロインを演っていたので、早く帰宅して、翌日に備えられるようにって、こういうスケジュールになったんじゃないのかな。
 

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」
『週刊プレイボーイ』2010年38号(撮影/矢西誠二)より

『週刊プレイボーイ』2010年38号(撮影/矢西誠二)より

ーーこの頃も水着への抵抗はあったんですか?

高田 まだありましたね。いくつかの雑誌で撮り下ろしはやっていたと思うけど、自分の表情を見ると恥ずかしそうにしているし(笑)。そういえば、当時、役作りの関係で前髪を作って、まだ慣れてなかったんです。

「自分の顔に馴染みがない+水着」だから、一体どう写っているか想像できなくて。なんだか自分じゃないみたいな感覚で撮影していましたね。

ーー『オーズ』もあって当時はかなり多忙だったんじゃないですか?

高田 そうですね。ただ、どのお仕事も全力でやっていたはずだけど、『オーズ』の途中頃まではまるで、実感がなかった気がします。自分の意思より、周囲に流されてやっていた感じというか。

ーーオーディションを頑張って、自分で手に入れたというより、なんとなく仕事をもらってやってた、というような。

高田 オーディションに行くと、ことごとく決まったんです。だけど、お仕事をいただけることのありがたさを理解できていなくて、ある意味、それが当たり前のように思っていて。今考えると、すごく未熟だったと思います。『オーズ』の途中からは、周囲の頑張りに引っ張られ、自分ももっとやらなきゃって意識になりましたが。

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」

ーー『オーズ』について、週プレでは高田さんに何度か取材してるので、深くは触れませんが、改めてどんな位置付けの作品なんですか?

高田 もちろん自分の代表作ではあるんだけど、それ以降、別の作品に出ても、いつも『オーズ』のことばかり言われるんです。それがすごくイヤで、一時期話したくなかったし、自分の中で封印していたんです。

でもある頃からドラマなどの現場に行く度、スタッフから「小さい頃見てました」「大好きでした」と言われることが多くて。本当にありがたいことなんだなと素直に思えるようになりました。10年以上経っても、大勢の方が心に大事に思ってくれる作品なんですからね。いまは自分を作ってくれた支柱のような作品だと大切に思っています。

ーーその『オーズ』以降も引き続き、多忙のまま?

高田 それがまたそんなことはなくて......。さっき昔はオーディションに行けば受かっていたというような話をしましたけど、オーディションへ行ってもことごとくダメ。それ以降は逆にあまり仕事が決まらなくなってしまいました。あまりにうまくいかないからそのうち心が折れて、仕事への意欲がなくなってきて。もう無理だな、自分は芸能界に向いてないなと思うようになりました。

ーーそこまで......。

高田 今思えば、その最悪の時期って2年間くらいの話なんですけど、果てしなく長かった気がしますね。

ーーそこから好転したのは、どういうきっかけだったんですか?

高田 2019年にマネージャーさんが変わったのが大きかったです。その方との相性がよく、自分の中でもっと楽しく仕事しようと楽な気持ちでいられるようになった。その頃、人生で2度目の遅刻を撮影の仕事でして、大いに反省しましたけど、気分は前向きでした。『東京ラブストーリー』(2020年)など話題作にも出演することもできました。そして、何より約11年ぶりに『週プレ』さんのグラビア(2021年39・40合併号/9月13日発売)に出たことが転機になったと思います。

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」

●高田里穂(たかだ・りほ) 
1994年8月16日生まれ 福岡県出身 身長167㎝ 
○ドラマ『私が愛するのはクズ男だけ~愛に縛られる女達?』(関西テレビ)に主演。2027年には、オール福井県撮影の主演映画『KEFI』(齋藤喜進監督)が公開予定。最新写真集『素描』(講談社)が好評発売中。地元・福岡県久留米市のくるめふるさと大使としても活動している。
公式Instagram【@riho__takada】 
公式Twitter【@RihoTakada】 
写真集公式Twitter【@RihoTakada1031】 

女優・高田里穂が語る初グラビアの記憶「『カメラを男性だと思って』と言われて、初めて女性としての自分を意識しました」
『永遠のヒロイン』 撮影/中村和孝 価格/880円 11年ぶりにグラビア復帰し、美しく成長した姿が話題を呼んだデジタル写真集。視線を奪う圧倒的な美貌、鮮やかなカーブを描く肢体、包み込むような甘い笑顔、淀みなく遠くを見つめる宝石のような瞳。まさに永遠のヒロインの一作だ。

『永遠のヒロイン』 撮影/中村和孝 価格/880円 11年ぶりにグラビア復帰し、美しく成長した姿が話題を呼んだデジタル写真集。視線を奪う圧倒的な美貌、鮮やかなカーブを描く肢体、包み込むような甘い笑顔、淀みなく遠くを見つめる宝石のような瞳。まさに永遠のヒロインの一作だ。

取材・文/大野智己 撮影/荻原大志

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