50代と20代のビジネスマナーの価値観の差をアンケートで探る!
さまざまなハラスメントが日々叫ばれ、タイパなどの要領が重視される昨今。昔ながらのビジネスのしきたりを上司世代、部下世代はどう思ってる? 上司には「このマナーを守らない部下にイラッとする?」、部下には「そんなことでイラッとしないで」かどうかアンケートを取ってみました!
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【上司世代と部下世代で差はどのくらい!?】まだまだ昭和の価値観が主流の20世紀に入社した50代と、令和時代に入社した20代のビジネスマナーの価値観の差をアンケートで探るとともに、上司世代が部下のマナーを不快に思ったときにどう注意すべきかを『今こそ使える昭和の仕事術』(かんき出版)の著者でビジネスコラムニストの後田良輔氏に解説してもらった。
まずはメール問題。
(Q1)メールの送信先の名前を役職順に書かない
昭和世代は約4人に1人が不快に感じる一方、令和世代は半数以上が気にしないと回答したマナー。
「令和世代は、上下関係を軽んじているというより、肩書や順番など『形式』が持つ意味を知らないケースが多いです。上司は『メールの宛て名の順序には、意思決定権の序列を示す意味もある』という意味を教えてあげましょう」
(Q2)メールの冒頭に「お世話になります」などの挨拶がない
令和世代の4割以上が軽視しているこの項目。
「要件から伝えたほうが相手も読みやすいと考えている可能性もあります。上司は『ビジネスメールは本人以外(その上司や同僚)も目にする可能性があるから、誰にとっても失礼のない状態で送るのが自分と会社を守るコツ』と教えてあげましょう」
(Q3)取引先とのメールで「!」を使う
令和世代からすれば親しみを込めた感情表現かもしれないが、昭和世代は約半数が不快に感じるという結果に。
「若手は『冷たく見えないように』という意図で使っているケースがほとんど。ただ、メールの『!』は、会話でいえば〝大きい声〟と同じ。使いどころを極力絞るよう伝えてあげましょう」
続いては、連絡手段の問題。
(Q4)取引先に「LINEやってますか?」とLINEで連絡しようとする
LINEをビジネスの連絡ツールとしようとすることに昭和世代の約4割がイラッとしている。
「個人のLINEでやりとりするとトラブル時に会社が確認しづらく、言った言わないの食い違いも起きやすいと教えてあげましょう」
(Q5)添付ファイルの書類をLINEなどのツールでしか送ってこない(メールでは送らない)
上司世代の半数近くはこの行動にイラッとしていることが判明。
「令和世代は相手が外出先でもスマホですぐに確認できるよう気遣っているかもしれません。
(Q6)電話をしておきながら留守電に要件を入れない
令和世代は4割以上が気にしていない留守電文化。
「部下は気を使っている可能性もありますが、忙しい相手ほど『誰から、なんの用件で、次にどうなるか』が早くわかったほうが助かります。相手の二度手間を減らせて自分の効率も良くなる。留守電はタイパ重視の令和世代こそうまく使うべきと伝えましょう」
次は、資料共有方法のギャップ問題。
(Q7)WordでなくGoogleドキュメントで書類を提出してくる
令和世代では半数近くが問題なしとの認識だが、上司世代の4人に1人程度はイラッとしている。
「最新版が共有されて、コメントもしやすいGoogleドキュメント。書類の制作過程で相談する場合は上司との間で合意があればOKですが、取引先などへの提出の段階では公式な提出物としてWordに切り替えるのがマナー。『提出書類はリレーのバトンだよ』と教えたいところ」
(Q8)会議の板書の内容をカメラで撮影して写真で共有する
これまた昭和世代は4人に1人が違和感を抱く共有方法。大学の授業もスマホのカメラで記録してきた令和世代への教え方は?
「令和世代はその場の情報をスピーディに共有しようとしています。ただ、議事メモの目的は出席者全員の認識をそろえること。写真は人によって見るポイントがズレやすいので、文字に起こして誤解のない整理を行なうことまでが仕事だというルールを作るといいでしょう」
(Q9)資料チェック時に印刷せずデータだけ送ってくる
昭和世代の不満は20%を割り、やや少ないものの一定数は違和感あり。
「重なる修正にも対応しやすいという合理性からデータで完結させるのも今の時代なら悪くありません。ただ、役員世代の中には紙に直接メモを書き込みたい人や視力の問題でデジタルだと見えづらい人もいます。相手に合わせて適切な判断をするのがベターだと教えてあげましょう」
続いては、社内での直接的な行動のマナー。
(Q10)エレベーターから先に降りる
昭和世代は自然と徹底しているエレベーターマナーだが、令和世代は半数近くが気にしていない様子。
「特に怖いのが、取引先の担当者が昭和世代なら厳しく見られているかもしれないこと。上司は『不快に思う人がいるかもしれない』と伝えたいところです」
(Q11)狭い廊下で擦れ違う際に避けようとしない
昭和世代のイラッと率が今回のアンケート最多の62%!
「道を譲らないという行為は『あなたの存在を軽視しています』というメッセージになりかねないので、令和においても危険な行動です。その意味も含めて『いろんな人が通るから避けないのは危ないよ。ハラハラしちゃう』と伝えると、部下に印象づけてもらいやすいかもしれません」
(Q12)周りより先に名刺交換しようとする
昭和世代の3割が不快感を示す、初対面の挨拶時のマナー違反。
「令和世代は『若いからこそ積極的に挨拶しなければ』という前向きな気持ちで間違えてしまっている可能性もあります。上司は『名刺交換には誰が責任者かを伝える役割もあるから、順番を守るほうが相手にも親切なんだよ』と説明してあげましょう」
続いては、今と昔ではだいぶ変わった会食マナー。
(Q13)飲食店で注文の際自分から店員を呼ばない
令和世代ではなんと6割以上が、注文は自分でしてほしいと思っていることが判明。
「居酒屋での飲み会自体に慣れていない若者も多いですから、単純に店員に声をかけることに心理的ハードルを感じているケースも多いです。
(Q14)飲み会で大皿料理に先に箸をつける
こちらも、割合は20%以下と少なめだが違和感を覚える昭和世代が一定数存在。
「令和世代は『料理は温かいうちに食べなきゃ』という店へのマナーで動いている可能性もあります。会食にもマナーがあり『取り分けますか?』とひと声かけるだけで評価が上がることを教えたいですね」
(Q15)飲み会で上司のグラスが空になっても声をかけない
令和世代は半数以上がそんなことでイラッとせずに自分で注文してほしいと思っているという結果が出た。
「上司とて、勧めるのはアルハラではないかという配慮もあるかもしれません。ただ、相手の変化に気づく力は仕事で役立つので、声をかける習慣はいいと教えましょう」
(Q16)飲み会の翌日にお礼を言わない
昭和世代の約3割は翌日にお礼を言うべきと思っているのに対して、令和世代は6割近くが必要ないと思っているというギャップが見られた。
「令和世代は、その場でお礼を言えば十分だと考えているのでしょう。しかし、『その場で、翌日にメールで、次回会ったときに』の3回お礼を伝えると印象は良くなるよとポジティブに挨拶の効果を教えるといいでしょう」
最後に、今特に難しい公私の線引き問題について。
(Q17)昼休みに仕事の話を振ると「後でやっておきます」と言う
今回のアンケートで最多となる令和世代の84%が問題視しない項目。対して、昭和世代には一定数イラッとする人が存在。
「基本的には、休憩時間に仕事の話をした上司が悪いという時代。ただし緊急事態もあるため、上司世代は今仕事をお願いした理由を添えて伝えるようにしましょう」
(Q18)飲み会で「好きなもの」を聞かれても自分のことは語らない
こちらも、令和世代の約7割は語りたがらなくても許容してほしいようだ。
「部下が言いたくないことを無理に聞くのはNGですが、飲み会で自分のことを話すことに意味を感じていないだけの可能性もあります。『僕は〇〇が好きだけど、何が好き?』とまずは上司側から自分の話をして、相互理解を深めてみましょう」
取材・文/黄 孟志(かくしごと) 写真/PIXTA
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