エンツォ・マレスカ新監督のもと、今シーズンここまで10勝4分2敗という成績を残し、首位リヴァプールと暫定「2」ポイント差の2位につけているチェルシー。
序盤からボール保持率で上回るチェルシーは25分に最初の決定機を創出。中盤で粘ったモイセス・カイセドがペドロ・ネトへ繋ぎ、そのまま左サイドのスペースへ展開。抜け出したコール・パーマーの折り返しにニコラス・ジャクソンが飛び込んだが、GKジョーダン・ピックフォードが鋭い反応を見せる。32分にはエンソ・フェルナンデスの左CKに合わせたジャクソンのヘディングがポストに直撃。こぼれ球にマロ・ギュストが詰めたが、得点には至らなかった。
対するエヴァートンは39分、イリマン・エンディアイエが複数人に囲まれながらも起点を作り、パスを受けたアブドゥライェ・ドゥクレが敵陣バイタルエリアまでドリブルで侵入。横パスを受けたオレル・マンガラが強烈なミドルシュートを放ったが、GKロベルト・サンチェスの好セーブに阻まれた。40分過ぎにかけては互いに大きなチャンスを迎えることなく、前半はスコアレスで終了した。
後半開始早々の50分、エヴァートンが決定機を作り出す。
76分、またしてもエヴァートンに決定機が到来。前線でベトが粘ったところからマンガラを経由し、右サイドを駆け上がるイェスパー・リンドストロムへボールが渡る。ゴール前へのグラウンダーの折り返しにエンディアイエが詰めたが、トシン・アダラビオヨが体を張ってシュートをブロックした。チェルシーはノニ・マドゥエケやクリストファー・エンクンクを投入し状況の打開を図るが、最後までネットを揺らすことができず。試合は0-0のまま終了した。
次節は26日に行われ、エヴァートンはアウェイでマンチェスター・シティと、チェルシーはホームでフルアムと対戦する。
【スコア】
エヴァートン 0-0 チェルシー
【ハイライト動画】チェルシーはエヴァートンとスコアレスドロー