現在27歳のラッシュフォードは7歳でマンチェスター・ユナイテッドの育成組織に入団し、2016年2月にトップチームデビュー。前線の主力選手として地位を確立し、2018-19シーズンからは背番号「10」を託された。ここまで公式戦通算426試合出場138ゴール63アシストをマーク。ルベン・アモリム監督の下でも公式戦6試合に出場して3ゴールを挙げているが、昨年12月に開催されたマンチェスター・シティ戦以降は未出場と1カ月以上ピッチに立てていない。
先月に「個人的には新たな挑戦と次のステップの準備ができていると思う」と退団の可能性を示唆したことで去就に注目が集まるラッシュフォード。複数のビッグクラブによる関心が噂される同選手だが、スコールズ氏は「マーカスは本当に多くの人を失望させたと思う」とラッシュフォードへの批判を口に。「若い選手たちがチームに加わっていることを考えると、例えば(アレハンドロ・)ガルナチョなどは今マーカスのような人物を手本にしている」と述べつつ、「彼は27歳であり明らかに適切なトレーニングを行っていない」とラッシュフォードが若手選手に与えるマイナスな影響を危惧した。
また「以前、監督に『アーセナル戦には出たくない』と伝えた時のことを覚えている」と自身の過去を回想。「監督は私にこう言った。『お前が一番悪いのはチームメイトを裏切ったことだ』」と当時の指揮官であったアレックス・ファーガソン監督とのやりとりを明かし、「私はそんなことを考えていなかったから、それが心に強く残っている。そして今、マーカス・ラッシュフォードも全く同じことをしているように感じる」と自らの過去と同選手を重ねている。
さらに「彼はプレーを拒否しているわけではないが、その行動やトレーニングへの取り組み方を見ると、ある意味では『私はこのチームに関わりたくない』と示しているように見える。