ルイス・スケリーは25日に行われたプレミアリーグ第23節のウルヴァーハンプトン戦(○1-0)に先発出場したものの、43分にカウンターに移行したところのマット・ドハーティをファウルで阻止。このタックルが危険なものだったと判断した主審を務めたマイケル・オリヴァー氏は迷わずレッドカードを提示。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のダレン・イングランド氏もこの判定を支持したことで、そのまま一発退場となっていた。
しかし、試合後には、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が「本当に激怒している」などと判定に不満を爆発させたほか、コメンテーターからも判定には疑問の声が上がっており、この判定をめぐってオリヴァー氏は脅迫や暴言の被害に遭う事態となっていた。
すぐにこの判定に対する異議申し立てを行なっていたアーセナルは今回、独立規制委員会によってその主張が認められたことから、ルイス・スケリーに下されていた3試合の出場停止処分が撤回されたことが明らかになった。
これを受け、29日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節ジローナ戦の前日会見に出席したアルテタ監督は「この決定が下されたことを非常に嬉しく思う」と語りながら、次のように続けた。
「クラブは私たちの立場を守るためにあらゆる証拠やあらゆるものをまとめ上げ、かなり迅速に対応した。それが今日わかって良かった。助けになるからね。彼が出場可能となることで、選択肢は増えた。これはチームにとってとても良いことだ」
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