決勝点を決めたのは先発となったFW藤井一志。13分、泉柊椰のクロスに杉本健勇が頭で合わせ、こぼれたところに藤井が詰めた。開幕戦でも途中出場からラストプレーでチームに今季初勝利をもたらす決勝点を、ゴール前でこぼれ球をプッシュする形でもたらした。2戦連発となったが、「去年はついてなかったですけど、今年はお祓い行ったからか分からないですけど、厄年なのでしっかり厄除けに行ったので、その効果もあってか、目の前にこぼれてくることが多いので、よかったです」と冗談を交えつつ、喜び。
「守備陣がすごく耐えてくれて、展開的に絶対1発来ると思っていたので、それを仕留めれば、仕事をしたと言えると思っていた」としつつ、後半に決定機を逃したところもあり、「あと1点行けた気持ちが正直強いです。ディフェンス陣に申し訳ない気持ちが一番」と悔しさが強いと表現。試合後、長澤徹監督も会見で「献身性と自己犠牲の人間」と藤井のハードワークを評価しつつ、「(決まれば)2点目の方が簡単だったんじゃないかな」と笑いながら決定機逸に“いじり”。藤井も「絶対、徹さんにいじられると思っていたので(笑)。でも、本当にその通りだと思います。悔しいです。練習からまたやるしかないと思います」と恐縮していた。
開幕戦ではファビアン・ゴンザレスの負傷によって、急遽出場。
今季は目標として15得点を挙げる藤井。「決めて、次に反省を生かせるのは、気持ちとしても乗っていけます。練習あるのみなので、続けていくしかないですね」と結果を喜びつつ、開幕3連発へ向けて、次戦へと切り替えている。