ボーンマスは、チェルシーからレンタル移籍で加入しているスペイン代表GKケパ・アリサバラガの完全移籍加入を検討しているようだ。22日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。


 現在30歳のケパはアスレティック・ビルバオで活躍した後、2018年夏にGK史上最高額となる7100万ポンド(約137億円)でチェルシーに加入し、公式戦通算163試合に出場。2023年夏にはベルギー代表GKティボー・クルトワの負傷により、急転直下でレアル・マドリードへのレンタル移籍を果たしていた。

 昨夏にレンタル移籍期間の満了に伴い、チェルシーに復帰したものの、スペイン代表GKロベルト・サンチェスや新加入のデンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセンが在籍していたことで、退団が既定路線となり、今季はボーンマスでプレーしている。

 そんなケパだが、ここまで公式戦25試合に出場するなど、好パフォーマンスを披露しており、プレミアリーグでは現在10位であるものの、4位のチェルシーと勝ち点「5」差と来季の欧州大会出場権獲得に向けて好位置につけているチームに大きく貢献を果たしている。

 ボーンマスには今季終了までのレンタル移籍で加入しているケパは、所属元チェルシーとの現行契約が2026年6月30日までとなっており、チェルシーでプレーする機会はないと見られていることから、今夏には完全移籍で退団することが予想されている。そこでボーンマスはケパを完全移籍で獲得することを検討しているという。

 なお、ボーンマスは、定位置の確保を目指している中でジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリの加入が決定していることから、今夏のリヴァプールからの退団が予想されているアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーの獲得にも関心を示していることが報じられている。

 ケパとしてはボーンマス残留に前向きな意向を示しているものの、今季のパフォーマンスから他クラブから関心を持たれている可能性も指摘されているが、果たして同選手は来シーズンどこでプレーすることになるのだろうか。
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