FIFAワールドカップ26欧州予選・グループK第2節が24日に行われ、イングランド代表とラトビア代表が対戦した。

 北中米3カ国で共催されるFIFAワールドカップ26に向けて、トーマス・トゥヘル監督の下で新たなスタートを切ったイングランド代表。
アルバニア代表と対戦した初陣では、18歳のマイルズ・ルイス・スケリーとハリー・ケインがネットを揺らし、2-0で白星発進に成功した。連勝を目指す今節は前節からスタメンを4人変更し、リース・ジェームズやマルク・グエイ、ジャロッド・ボーウェン、モーガン・ロジャーズらが先発に名を連ねた。

 立ち上がりから主導権を握るイングランド代表は22分、デクラン・ライスの右CKにジュード・ベリンガムが頭で合わせ、こぼれ球にエズリ・コンサが詰めるも、至近距離からのシュートはラトビアのGKがスーパーセーブ。その後もマーカス・ラッシュフォードやR・ジェームズのクロスから立て続けにチャンスを作るが、フィニッシュの精度を欠き、なかなかネットを揺らすことができない。

 それでも38分にセットプレーから試合の均衡が破れる。ボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得すると、R・ジェームズが放ったシュートは美しい弧を描きながらゴール右隅に突き刺さり、イングランドが貴重な先制点を奪った。

 1点リードで前半を終えたイングランドは後半も攻撃の手を緩めない。63分にルイス・スケリーの鋭い縦パスを受けたケインが際どいシュートを放つと、その5分後には右サイドの巧みな連携からチャンスを創出。ラッシュフォードとロジャーズで起点を作り、右のニアゾーンへ走り込んだデクラン・ライスにボールが渡ると、グラウンダーの折り返しを最後はケインが難なく押し込み、リードを2点に広げた。

 76分には途中出場のエベレチ・エゼが左からドリブルで仕掛けてボックス内へ侵入。複数人に囲まれながらもカットインから右足を振り抜くと、ディフレクトしたボールがネットを揺らし、イングランドが追加点を奪った。

 試合はこのまま3-0で終了。
R・ジェームズとエゼに記念すべき代表初ゴールが生まれ、ケインが2試合連続でネットを揺らしたイングランドが、トゥヘル体制最初の2試合を連勝で終えた。6月にはアンドラ代表とのグループK第3節、セネガル代表との国際親善試合が控えている。

【スコア】
イングランド代表 3-0 ラトビア代表

【得点者】
1-0 38分 リース・ジェームズ(イングランド代表)
2-0 68分 ハリー・ケイン(イングランド代表)
3-0 76分 エベレチ・エゼ(イングランド代表)
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