かつてマンチェスター・ユナイテッドを中心に活躍し、現在は解説者として人気を博する元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、アーセナルに所属する同代表DFマイルズ・ルイス・スケリーを称賛した。

 現在18歳のルイス・スケリーは、アーセナルのアカデミー育ちの選手で、今季途中よりトップチームの主力に定着。
これまではセントラルハーフを主戦場としてきたものの、ミケル・アルテタ監督によって左サイドバックにコンバートされると、持ち前の攻撃センスや繊細なボールスキルなどを武器に、一気に主力の座を脅かす存在となった。今季は公式戦31試合のピッチに立って、1ゴール2アシストを記録。今年3月にはイングランド代表デビューも飾り、初出場となったアルバニア代表戦ではゴールも奪ってみせた。

 そんなルイス・スケリーは、16日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグのレアル・マドリード戦にもフル出場。3-0と勝利した8日のファーストレグに続いて、成熟したパフォーマンスを見せ、アーセナルの2-1での勝利に貢献していた。

 同試合の後、ファーディナンド氏は『TNT Sports』を通して、「彼は本当に18歳なのかい?生年月日が正しいのか、パスポートを確認させてくれないか」と冗談混じりに発言。母国の“先輩”は、次のようにルイス・スケリーのパフォーマンスを称えた。

「彼は18歳とは思えないくらい落ち着いていた。ポゼッション時も、そうでない時も、常に冷静だった。試合前には、彼が誰かと電話をしている姿も見た。周囲と話したり、時々冗談を言って笑い合ったり、大事な試合の前とは思えないほどにリラックスしていた。彼は大舞台でも動じないメンタリティーを持っている。
特別な選手だ」

「昨季のCLのタイトルホルダー相手に、彼は堂々たるパフォーマンスを見せ、ショーを仕切ってみせた。90分間じゃない。180分間だ。この2試合で、彼は選手としてまた1つ異なる次元に達したと思う」


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