ヨーロッパリーグ(EL)準決勝・ファーストレグが5月1日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアスレティック・ビルバオと対戦。30分にカゼミーロが頭で先制点を挙げると、数的有利となった37分にはブルーノ・フェルナンデスがPKを決め、45分には再びB・フェルナンデスが追加点を挙げ、敵地で3-0で先勝した。
この試合で話題となっているのは先制点の場面。セットプレーの流れから、右サイド高い位置でボールを受けたマグワイアが、切り返しから華麗なドリブルで絶妙なクロスを上げると、ニアサイドでマヌエル・ウガルテが頭でそらしたところを、ファーサイドで待っていたカゼミーロが頭で叩き込んで得点が生まれていた。
この華麗なプレーを見せたマグワイアには驚きの声が上がっており、ブラジルのレジェンドであるロナウジーニョ氏に例えられ、ソーシャルメディア上では“ハリージーニョ”という愛称がつけられる事態となっている。
驚きのプレーを見せたマグワイアについて試合後、ルベン・アモリム監督は「彼は良いウィンガーなんだよ」と冗談を口にしながら、「人生には辛い時期もある。ハリーにも辛い時期があったが、今は彼のプレーすべてがチームにとって良いことだから、彼は楽しむべきだね」と賛辞を送った。
また、『BBC』のラジオに出演した2011年から2023年までマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた元イングランド代表DFフィル・ジョーンズ氏も「彼にあんな才能があるなんて知らなかった。正直言ってトレーニングでも見たことがないけど、素晴らしいプレーで、素晴らしいクロスだったよ」と驚きを口にした。
一方、話題となっているプレーを披露したマグワイア自身は試合後、「ゴールポストに攻めていた時に(アレハンドロ・)ガルナチョからパスをもらったと思う。少しドリブルをして素晴らしいクロスを入れることができたのは良かった」と振り返りながら、次のように続けた。
「ペナルティエリア内にはたくさんの選手がいて、彼らはクロスを上げると僕を信頼してくれていたに違いない。
【ハイライト動画】アスレティック・ビルバオvsマンチェスター・ユナイテッド