イマノル・アルグアシル監督の退任発表後初の公式戦となったレアル・ソシエダは、本拠地『アノエタ』でのラ・リーガ第34節アスレティック・ビルバオ戦に臨んだ。
ホーム開催の“デルビ・バスコ”では2戦連発中の久保建英は、今夜も得意のドリブルで脅威を与え続けた。とくに44分、セットプレーの守備に伴い自陣に戻っていた久保は、ボールを受けると同時にひとりで敵陣にまで運び、見かねた相手MFアレックス・ベレンゲルの戦術的ファールを誘発。82分にピッチを退いた際には、スタンディングオベーションを浴びた他、ラ・リーガが実施するファン投票のマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)にも選出されている。
そして、スペイン紙『エル・デスマルケ』も、この“ダービー男”にチーム最高タイとなる『7』を与え、「(イニゴ・)レクエに対して予想以上に苦戦したものの、積極的なプレーを見せた。最後の数メートルの精度は物足りなかったが、決して力強さが欠けていたわけではない」と実力者相手に引けをとらなかった、と寸評を綴った。
また『ムンド・デポルティーボ』は、相手守備陣からタイトなマークに遭っていたことを挙げ、「彼はチュリウルディンの攻撃のきっかけを作る役割を担った。ただ、多数のファールによって阻止されている。最後までトライし続けたものの、結果には結び付かなかった」とプレーを振り返っている。
残すは4試合、と最終盤に突入した中でレアル・ソシエダの次節は、敵地でのアトレティコ・マドリード戦に。
※9位マジョルカは月曜夜開催