2025明治安田J1リーグ第16節が10日に行われ、FC東京とヴィッセル神戸が対戦した。

 1週間空いてコンディション的に有利なFC東京は、今季初の連勝がかかるホームゲーム。
一方、前節の黒星で4連勝が止まった神戸は、仕切り直しを図る一戦となった。

 前半はお互いにビッグチャンスが到来。神戸は25分、ボックス内で受けた宮代大聖が左足でゴールを狙ったが、相手GK波多野豪の好セーブに阻まれる。対するFC東京は27分、ロングボールに抜け出した白井康介が右サイドからゴール前まで運んでシュートを放つ。しかし、これは前川黛也のファインセーブに遭い、前半は両者ゴールを奪えずにスコアレスで折り返す。

 64分にもFC東京が鋭いカウンターを繰り出す。マルセロ・ヒアンが抜け出し、ゴール前の佐藤恵允へパス。佐藤は相手GK前川との一対一を迎えたが、シュートは防がれてしまう。66分にはマルセロ・ヒアンのクロスが直接ゴールへ向かうが、ボールはポストに当たって惜しくも得点ならず。

 神戸は80分、コーナーキックの流れから宮代がゴールネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。対するFC東京は81分、安斎颯馬が鋭いシュートを放ったものの、これもGK前川の守備範囲内。

 今度は86分に神戸が決定機。
宮代のクロスにグスタボ・クリスマンが合わせたが、これもオフサイトでゴールにはならない。

 後半アディショナルタイムにはFC東京のマルセロ・ヒアンもゴールネットを揺らしたが、直前のプレーで仲川輝人のハンドがあったため、これも得点には至らない。

 スコアレスドローに終わるかと思われた試合終了間際、FC東京にビッグチャンスが訪れる。安斎のシュートが相手DF本多勇喜の手に当たったとして、VARによる長い確認の末、ホームチームがPKを獲得。マルセロ・ヒアンがキッカーを務めると、相手GK前川の逆を突き、ついに先制点が生まれた。

 試合はこのまま終了し、FC東京は今季初の連勝、神戸は今季初の連敗となった。次節は17日に行われ、FC東京は敵地で浦和レッズと、神戸はホームでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
FC東京 1-0 ヴィッセル神戸

【得点者】
1-0 90+13分 マルセロ・ヒアン(FC東京)


【ゴール動画】FC東京vs神戸

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