セリエAのラツィオは2日、マウリツィオ・サッリ監督が指揮官として復帰することを発表した。

 現在66歳のサッリ監督はこれまでナポリやチェルシー、ユヴェントスなどを指揮。
チェルシーでは2018-19シーズンのEL(ヨーロッパリーグ)、ユヴェントスでは2019-20シーズンのセリエAでクラブを優勝に導いた。2021年6月にはラツィオの監督に就任。2年目となる2022-23シーズンにはセリエAを2位で終えてCL(チャンピオンズリーグ)出場権を獲得したが、翌シーズンは不安定な戦いを露呈してチームが低迷し、昨年3月に辞任を発表していた。

 そんななか、サッリ監督が再びラツィオの指揮官に就任することが決定。2024-25シーズンは後半戦に失速し、最終的にはセリエAで7位フィニッシュを果たしたラツィオ。ELでも準々決勝でノルウェーのボデ/グリムトに敗れ、来シーズンの欧州大会出場権を逃してしまった。この結果を受け、クラブは2日にマルコ・バローニ監督の退任とサッリ監督の就任を発表している。

 ラツィオは、「サッリ氏に技術的なプロジェクトの指揮を信頼して委ね、彼のスタイル、一貫性、そして仕事への姿勢がラツィオの歴史にふさわしい野心的な現在と未来を築くための堅固な基盤となることを確信している」と説明。クラウディオ・ロティート会長もコメントを発表し、「マウリツィオ・サッリが帰ってきた。今回の復帰は心からの選択であり、信念とビジョンに基づくものだ。彼とともに、あまりにも早く途絶えた道を再び歩み始めたいと思う。ともに情熱、アイデンティティ、そして野心を取り戻していけると確信している。
“司令官”、故郷への帰還を歓迎する」と語った。

【動画】ラツィオがサッリ監督の復帰を発表




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